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第4話 - 第4話連邦捜査部「シャーレ」奪還作戦!!

2025年10月16日

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テレビアーカイブ

リン

……先生、起きてください。

リン

タイタンカメラマン先生！！

タイタンカメラマン2,0

ﾊｯ､!

リン

……。

タイタンカメラマン2,0

………

タイタンカメラの脳内

タイタンカメラマン2,0

は？え？え？え？

タイタンカメラマン2,0

なんで自分と同じ大きさの人間が!?

タイタンカメラマン2,0

…いや、自分が小さく…？

タイタンカメラの脳内終了

リン

少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。

リン

なかなか起きないほど熟睡されるとは。

リン

……夢でも観られめいたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください。

タイタンカメラマン2,0

す、すいません…？

リン

もう一度、改めて今の状況をお伝えします。

リン

私は、七神リン、学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会所属の幹部です。

タイタンカメラマン2,0

キヴォトス…？聞いたことがないぞ…？

リン

そしてあなたは、おそらく、私たちがここに呼び出した先生……のようですが。

リン

……あぁ。推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです。

……。

リン

混乱していますよね。分かります。

リン

こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。でも今はとりあえず、私についてきてください。

リン

どうしても、先生にやっていただかなくてはいけない事があります。

リン

……。

タイタンカメラマン2,0

学園都市の命運…ねぇ。

ついていく。

エレベーターに乗り、下へ降りる

（チン）

ざわざわ……

ユウカ

ちょっと待って！代行！見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長呼んできて！

ユウカ

……うん?隣の大人の方は？

ハスミ

首席行政官。お待ちしておりました。

チナツ

連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況についての納得のいく回答を要求されています。

タイタンカメラマン2,0

な、なんだこの騒ぎは…

リン

あぁ…面倒な人達に捕まってしまいましたね。

リン

こんにちは、各学園からわざわざここに訪問してくださった生徒会、風紀委員会、それに他の時間を持て余している皆さん。

タイタンカメラマン2,0

一応、こんにちは。

リン

こんな暇そ……大事な方々がここに尋ねてきた理由は、よく分かっています。

リン

今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために……でしょう？

ユウカ

そこまでわかってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ！

タイタンカメラマン2,0

まぁまぁ皆さん…落ち着いてくださいよ…

ユウカ

数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ！
この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから！

タイタンカメラマン2,0

あぁ…もう駄目だ…この人たち話聞かない…

チナツ

連邦矯正局停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました。

ハスミ

戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。
これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。

ユウカ

こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの？どうして何週間も姿を見せないの？今すぐ会わせて!

リン

……。

リン

連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。

ユウカ

……え！？

チナツ

…！！

ハスミ

やはりあの噂は…

リン

結論から言うと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。

リン

認証を迂回できる方法を探していましたが……先ほどまで、そのような方法は見つかりませんでした。

ハスミ

それでは、今は方法あるということですか？

リン

はい。

リン

この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。

タイタンカメラマン2,0

え

ユウカ

！？

チナツ

！

ハスミ

この方が…？

ユウカ

ちょっと待って、そういえば、この先生はどなた？
どうしてここにいるの？

ユウカ

キヴォトスではないとこから来た方のようですが……先生だったのですね。

ハスミ

キヴォトスではないとこから来た方のようですが……先生だったのですね。

リン

これからは、キヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です。

ユウカ

行方不明になった連邦生徒会長が指名……？ますますこんがらがってきたじゃないの……。

タイタンカメラマン2,0

こんにちは…？

ユウカ

こ、こんにちは、先生。私はミレミアムサイエンススクールの……

ユウカ

い、いや、今は挨拶はどうでもよくて…

リン

そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと…

ユウカ

誰がうるさいって！？わ、私は早瀬ユウカ、覚えといてください、先生！

タイタンカメラマン2,0

よろしくお願いする。

リン

……先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問飛びてこちらに来ることになりました。

リン

連邦捜査部「シャーレ」

タイタンカメラマン2,0

シャーレ…か

リン

単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。
連邦組織のため、ギヴォトスに存在する全ての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすらも可能で、

リン

各学園の自治区で制約無しに戦闘活動を行うことも可能です。

リン

なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが……。

リン

シャーレの部室は、ここから約30km離れた外郭地区にあります。
今はほとんどなにもない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます。

タイタンカメラマン2,0

とある物…ねぇ…

リン

先生を、そこにお連れしなければなりません。

リンは誰かに連絡を取っているらしい…

タイタンカメラマン2,0

どうかしたのですか?

リン

……だ、大丈夫です。……うん?少々問題が発生しましたが、大したことではありません。

なにかひらめいたような顔をするリン

ハスミ

……？

ユウカ

な、何？どうして私たちを見つめてるの？

リン

ちょうどここに各学園を代表する、立派そうで"暇"そうな方々がいるので、私は心強いです。

タイタンカメラマン2,0

ひ、ひm

ユウカ

……え？

リン

ギヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。
行きましょう。

ユウカ

ちょ、ちょっと待って！？ど、どこに行くのよ!?

タイタンカメラマン2,0

まぁ行きますかぁ(走る）

全員はリンについて行く…

ヒュオオオーーー！！！

ﾄﾞｶｱｧｧｧｧﾝ!

ユウカ

な、なに、これ！？

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ!！(銃声）

ユウカ

なんで私たちが不良たちと戦わなきゃいけないの！！

チナツ

サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室が必要ですから……。

ユウカ

それは聞いたけど……！私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど！なんで私が……！

タイタンカメラマン2,0

自分が戦おうか？

(パパパパパパッ!)ユウカに弾丸が直撃

ユウカ

いっ、痛っ！!痛いってば！！あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない！？

タイタンカメラマン2,0

違法…JHP弾…？

ハスミ

伏せてください、ユウカ。それに、ホローポイント弾は違法指定されてはいません。

ユウカ

うちの学校ではこれから違法になるの！傷跡が残るでしょ！

ハスミ

今は先生が一緒なので、その点に気をつけましょう。

ハスミ

先生を守ることが最優先。あの建物の奪還はその次です。

タイタンカメラマン2,0

自分守らなくても大丈夫だから…

チナツ

ハスミさんの言う通りです。先生はギヴォトスではないところから来た方ですから…

チナツ

私たちとは違って、弾丸一つでも致命の危機にさらされる可能性があります。その点ご注意を！

タイタンカメラマン2,0

えちょ

ユウカ

分かってるわ。先生は戦場にはでないでください！私たちが戦ってる間は、この安全な場所にいてくださいね！

タイタンカメラマン2,0

いや、自分も戦える…

タイタンカメラマン2,0

…分かった、
自分な臨時で指揮を取る!

ユウカ

え、えぇっ？戦術指揮をされるんですか？
まあ……先生ですし……。

ハスミ

分かりました。これより、先生の指揮に従います。

チナツ

生徒が先生の言葉に従うのは自然なこと、ですね。よろしく願いします。

タイタンカメラマン2,0

危なくなったら加勢するからな

ユウカ

よし、じゃあ行ってみましょうか！

タイタンカメラマン2,0

いざ！出陣！

戦闘開始

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ!!!

不良1

くらえ!（ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ)

ユウカ

当たらないわよ！（ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ)

不良1

ｷﾞｬｰ

不良2

(ミニガンを構える）

タイタンカメラマン2,0

ユウカ！危ないぞ！

タイタンカメラマン2,0

（ブラスターのロックを解除）

タイタンカメラ（ブラスターで不良を撃破）

不良2

ｷﾞｬｧｧｧｧ!!

ユウカ

えぇ……!?なんですかその武器は！？

ハスミ

……？

チナツ

明らかに……銃ではないですね……

ユウカ

……でも……戦闘がやりやすい気がするわ。

ハスミ

先生の指導・援護のおかげで、普段よりずっと戦いやすかったです。

ユウカ

なるほど……これが先生の力……
まあ、連邦生徒会長が選んだ方だから当たり前か……。

タイタンカメラマン2,0

納得するんかよ!?
どんだけ凄い人なんだよ連邦生徒会長！！

ハスミ

それでは、次の戦闘もよろしくお願いします、先生。

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ユウカ

もうシャーレの部室は目の前よ!

リン

今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。

リン

ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。

タイタンカメラマン2,0

ほぉ…

リン

似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気を付けてください。

タイタンカメラマン2,0

分かった

ワカモ

……あらら。連邦生徒会は来てないみたいですね。フフッ、まぁ構いません。

ワカモ

あの建物に何があるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしているものと聞いてしまうと……壊さないと気が済みませんね……。

ワカモ

あぁ……久しぶりのお楽しみになりそうです、ウフフフ♡

戦闘開始

タイタンカメラマン2,0

おいおい……まだ不良と戦う気なのかよ……

ユウカ

倒さないと進めないんですよ!!

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀ!!!

タイタンカメラマン2,0

おっと、障害物に隠れている奴がいますね…（ブラスターのエネルギーチャージ）

タイタンカメラ、ブラスターで障害物ごと撃破）

ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ!

ユウカ

威力強すぎるでしょ！？

ハスミ

先生の力……すごいですね……。

チナツ

感心している場合ではありませんよ!

不良1

ｷﾞｬｰ!!!

不良2

ｸﾞｧｧｧ!!

ハスミ

騒動の中心人物を発見!対処します!

ワカモ

フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと。

タイタンカメラ、キレる

タイタンカメラマン2,0

誰が子犬…だと…?(ﾋﾟｷｯ)

タイタンカメラマン2,0

(安全なところから飛び出す）邪魔するやつは倒させてもらう!（ハンマーを取り出す）

ユウカ

先生!?危ないですよ!?

タイタンカメラマン2,0

ﾄﾞﾙｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ（ハンマーで次々と不良を吹っ飛ばす)

不良1

ｷﾞｨﾔｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ

不良2

ｲﾔｧｧｧｧ

タイタンカメラマン2,0

コイツラ多すぎるだろ!?倒してもきりが無い!

ワカモ

私はここまで、あとは任せます。

タイタンカメラマン2,0

逃げるんじゃねぇ!?

ユウカ

逃げられてるじゃない!?追うわよ!

ハスミ

いいえ、生半可な行動をしてはなりません。私たちの目標はあくまでも、シャーレの奪還。

ハスミ

このままシャーレのビルまで前進するべきです。

ユウカ

……うん、まあいいわ。あいつを追うことは私たちの役目じゃないってことね。

タイタンカメラマン2,0

（みんなとところへ走って戻る）

チナツ

罠かもしれませんし…

ハスミ

はい。建物の奪還を優先で。このまま引き続き、進むこととしましょう。

タイタンカメラマン2,0

ある程度の敵は片付けた!あとは頼む!

ユウカ

わかりました!(ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ）

不良2

ｷﾞｬｰｰｰ!

ユウカ

よし!建物の入り口まで到着!

ゴゴゴゴゴゴゴ……

ユウカ

……うん?この音は……。

チナツ

気を付けてください、巡航戦車です……!

タイタンカメラマン2,0

は?戦車？

ハスミ

クルセイダー1型……!私の学園の制式戦車と同じ形です。

ユウカ

不法に流通されたものに違いないわ!PMCに流れたのを不良たちが買い入れたのかも!

ユウカ

つまりガラクタってことだから、壊しても構わないわ!!先生!

タイタンカメラマン2,0

了解!!
（ブラスターを向ける）

ワカモ

あちらに気を取られてる間に……ちょっとお邪魔しますね。

ワカモ

フフフフ♡

タイタンカメラマン2,0

（ブラスター発射）

タイタンカメラの活躍により、巡航戦車を一撃撃破。

ユウカ

……あいかわらず威力強いですね……。

ユウカ

着いた!

リン

「シャーレ」部室の奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。

タイタンカメラマン2,0

大きい建物だなぁ…

シャーレへと入る

タイタンカメラマン2,0

うわー…薄暗い……

タイタンカメラマン2,0

本当にここにあるのか……?

タイタンカメラマン2,0

……あれは!!

ワカモ

うーん…これが一体何なのか、全くわかりませんね。これでは壊そうにも……。

タイタンカメラマン2,0

おい、お前!!

ワカモ

……あら？

タイタンカメラマン2,0

何破壊しとうとしてんだぁ!?

タイタンカメラマン2,0

（ブラスターを向ける）

ワカモ

あら、あららら……。

タイタンカメラマン2,0

……?（ブラスターを降ろす）

ワカモ

……。

ワカモ

あ、ああ……。

タイタンカメラマン2,0

はい？

ワカモ

し、し……。

タイタンカメラマン2,0

し？

ワカモ

失礼いたしましたー!!

タイタンカメラマン2,0

は、え？

ワカモは走り去る

タイタンカメラマン2,0

……?

リン

お待たせしました。

タイタンカメラマン2,0

や、やっと来たか、

リン

……?何かありましたか?

タイタンカメラマン2,0

う、ううん、大丈夫。

リン

……そうですか。ここに連邦生徒会長の残したものが保管されています。

タイタンカメラマン2,0

ここか。

リン

(スッ)

リン

……幸い、傷一つなく無事ですね。

リン

……受け取ってください。

タイタンカメラマン2,0

タ、タブレット……？

リン

はい。これが、連邦生徒会長が先生に残した物。
「シッテムの箱」です。

タイタンカメラマン2,0

……なぜだ、どこかで…

リン

普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からない物です。製造会社も、OSも、シムテム構造も、動く仕組みのすべてが不明。

リン

連邦生徒会長は、この「シッテムの箱」は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました。

リン

私たちでは起動すらできなかった物ですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも……。

リン

……。

リン

……では、私はここまです。ここから先は、全て先生にかかっています。

リン

邪魔にならないよう、離れています。

タイタンカメラマン2,0

あぁ…わかった。

タイタンカメラマン2,0

………。

タイタンカメラマン2,0

(起動)

タイタンカメラマン2,0

パスワード……

タイタンカメラマン2,0

（とりあえず頭に浮かんだ文字を入れる）

……うん?我々は望む、七つの嘆きを。 ……我々は覚えている、ジェリコの古則を。

パスワード承認。現在の接続者情報はタイタンカメラマン、確認できました。

「シッテムの箱」へようこそ。タイタンカメラマン先生。

生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに交換します。

タイタンカメラマン2,0

うぉ!?タブレットに吸い寄せられ…!?

タイタンカメラマン2,0

……ここは……？

タイタンカメラマン2,0

見たことのない教室……うん、？

アロナ

くううぅぅ……Zzzz

アロナ

くううぅぅ……Zzzz

アロナ

むにゃ、カステラにはぁ……いちごミルクより……バナナミルクのほうが……。

タイタンカメラマン2,0

何を話しているんだ…寝言か?

アロナ

くううぅぅ……Zzzz

アロナ

えへっ……まだたくさんありますよぉ……。

タイタンカメラマン2,0

起こすか…

タイタンカメラマン2,0

(揺らしてみる）

アロナ

うにゃ……まだですよぉ……しっかり噛まないと……。

タイタンカメラマン2,0

(ツンツン)

アロナ

あぅん、でもぉ……

タイタンカメラマン2,0

(ﾋﾟｷｯ)

タイタンカメラマン2,0

（音割れ）朝ですよｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫ!!!

アロナ

(ガタッ)

アロナ

（むくり）

アロナ

むにゃ……んもう……ありゃ?

アロナ

ありゃ、ありゃりゃ……?

タイタンカメラマン2,0

…はい？

アロナ

え？あれ？あれれ？

アロナ

せ、先生!?

タイタンカメラマン2,0

はいそうですよ

アロナ

この空間に入ってきたということは、ま、ま、まさか、
タイタンカメラマン先生!?

タイタンカメラマン2,0

だからなんで自分の名前知ってるやつが多いんだよ

アロナ

う、うわああ!?そ、そうですね!?もうこんな時間!?

アロナ

うわ、わああ?落ち着いて、落ち着いて……。

アロナ

えっと……その……あっ、そうだ!まず自己紹介から!

アロナ

私はアロナ!

アロナ

この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!

タイタンカメラマン2,0

秘書か……。

アロナ

やっと会うことができました!私はここで、先生をずっと、ずーっと待っていました!

タイタンカメラマン2,0

……寝てたわけではなくて……?

アロナ

あ、あうう…も、もちろんたまには居眠りしたこともあるけど……。

タイタンカメラマン2,0

可愛らしいこと…
まぁ…これからよろしくね。

アロナ

はい!よろしくお願いします!

アロナ

これから先、頑張って色々な面で先生のことをサポートしていきますね!

アロナ

あ、そうだ!ではまずは、形式的ではありますが、生体認証を行います♪

アロナ

うう……少し恥ずかしいですが、手続きだから仕方ないんです。こちらの方に来てください。

タイタンカメラマン2,0

このくらいか?

アロナ

もう少しです。

アロナ

さぁ、この私の指に、先生の指を当ててください。

タイタンカメラマン2,0

それだけでいいのか…?
まぁ…わかった。

タイタンカメラマン2,0

(やさしく言われた通りにする)

アロナ

うふふ。まるで指切りして約束してるみたいでしょう?

アロナ

はい?宇宙人の映画のワンシーン見たいですって?

タイタンカメラマン2,0

(心の中)言ってない!?しかもそれE.◯.やんけ!?

アロナ

実は、これで生体情報の指紋を確認するんです!

アロナ

画面に残った指紋を目視で確認するのですが……すぐ終わります!
こう見えて目は良いので。

タイタンカメラマン2,0

あ、あぁ。

アロナ

どれどれ…?

アロナ

(うーん…よく見えないかも…)

アロナ

(……まぁ……これでいいですかね?)

アロナ

……はい!確認が終わりました!

タイタンカメラマン2,0

ま、真面目にやってくれ…

タイタンカメラマン2,0

本音が漏れてるぞ…

アロナ

え?真面目にやって、って?
て、手抜きしてるみたいですって?
えっと…そんなことありません!

タイタンカメラマン2,0

本当に?

アロナ

……。

タイタンカメラマン2,0

まず、最近の指紋認証自動だぞ…?

アロナ

さ、最近の機械は、自動認証ぐらいは自動、ですって?え、1秒もかからないんですか?
わ、私にはそんな最先端の機能はないんですが……。

アロナ

そ、そんな能力なくてもアロナは役に立ちますから!?
目でも十分確認できますから!

タイタンカメラマン2,0

(えぇ………。)

アロナ

……全然信じてないって顔ですね……。

アロナ

(涙目）

アロナ

だったらその最先端ナントカさんのところに行ってしまったらどうですか!

タイタンカメラマン2,0

あぁ!?ごめん!?そこまで言うつもりは……!!

アロナ

くすん……。

アロナ

……。

アロナ

なるほど、先生の事情はだいたい分かりました。

アロナ

連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーの制御する手段がなくなった……

タイタンカメラマン2,0

連邦生徒会長について知っているか?

アロナ

私は、キヴォトスの情報は多く知っていますが……連邦生徒会長についてはほとんど知りません。
彼女が何者なのか、どうしていなくなったのか……

アロナ

お役に立てず、すみません。

アロナ

……ですが、サンクトゥムタワーの問題は、私が何とか解決できそうです。

タイタンカメラマン2,0

ありがたい。

アロナ

はい!分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!

アロナ

少々お待ち下さい!

ウィィィィィィィィンン…

タイタンカメラマン2,0

おぉ…?

アロナ

……。

アロナ

サンクトゥムタワーのadmin権限を取得完了……。

アロナ

先生、サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収できました。

アロナ

今のサンクトゥムタワーは、私アロナの統制下にあります。

アロナ

今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも同然です!

アロナ

先生が承認さえしてくだされば、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管できます。

アロナ

でも……大丈夫ですか?連邦生徒会に制御権を渡しても……。

タイタンカメラマン2,0

あぁ、連邦生徒会のやつらは信用できる。認証しよう。

アロナ

分かりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!

一方リンの方は…

リン

サンクトゥムタワーの制御権の確保ができました。

リン

これからは、連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね。

タイタンカメラがタブレットから出てくる

リン

お疲れ様でした、先生。
キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表してくれて深く感謝をいたします。

リン

ここを攻撃した、不良たちと停学中の生徒たちについては、これから追跡して討伐いたしますので、ご心配なく。

リン

それでは、「シッテムの箱」は渡しましたし、私の役目は終わったようですね。

リン

……あ、もう一つありました。

リン

ついてきてください、連邦捜査部「シャーレ」をご紹介いたします。

ついていく。

リン

ここが、シャーレのメインロビーです。

リン

長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね。

入る

リン

そして、ここがシャーレの部室です。

タイタンカメラマン2,0

…意外と綺麗だな…

リン

ここで、先生のお仕事を始めると良いでしょう。

リン

シャーレは、目標のない組織なので、特に何かをやらなきゃいけない……という強制力は存在しません。

リン

キヴォトスのどんな学園の自治区でも自由に出入りでき、

リン

所属に関係なく、先生が希望する生徒たちを部員として加入させることも可能です……。

リン

つまり、先生がやりたいことをやっても良い……ということですね。

リン

……本人に聞いてみたくなっても、連邦生徒会長は相変わらず行方不明のまま。

リン

私たちは彼女を探すに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起こる問題に対応できるほどの余力がありません。

リン

……もしかしたら、時間が有り余っている「シャーレ」なら、この面倒な苦情の数々を解決できるかもしれませんね。

リン

その周りに関する書類は、先生の机の上にたくさん置いておきました。気が向いたら、お読みください。

リン

全ては、先生の自由ですので。

タイタンカメラマン2,0

とりあえず、理解した。
あとは任せてくれ。

リン

それではごゆっくり。必要な時には、またご連絡いたします。

数分後…

アロナ

あはは…なんだか慌ただしい感じでしたが……
ある程度落ち着いたみたいですね。
お疲れさまでした。

アロナ

でも、本当に大変なのは、これからですよ?

アロナ

これから先生と一緒に、キヴォトスの生徒たちが直面している問題を解決していくのです……!

アロナ

単純に見えても決して簡単ではない……とっても重要なことです。

アロナ

それではキヴォトスを、シャーレをよろしくお願いします、先生。

タイタンカメラマン2,0

あぁ…分かった。全力を尽くすよ

アロナ

それではこれより、連邦捜査部「シャーレ」として、最初の公式任務を始めましょう!

…数時間後。

アロナ

この書類の中に、一つ、こんな手紙がありまして。

アロナ

これは一度、先生に読んでもらったほうが良いかと。

タイタンカメラマン2,0

どれどれ…

タイタンカメラマン2,0

…ふむ…

アロナ

うーん……アビドス高等学校ですか……

アロナ

昔はとても大きい自治区でしたけど、気候の変化で街が厳しい状況になってると聞きました。

アロナ

どれほど大きいかと言うと、街のど真ん中で遭難するほど!

アロナ

あはは、まさか、そんなことがあるでしょうか……?いくらなんでも街のど真ん中で遭難だなんて……。

アロナ

何があったのでしょうか?

タイタンカメラマン2,0

今すぐアビドスへ行くぞ

アロナ

すぐに出発ですか!?さすが、大人の行動力!

アロナ

かしこまりました!すぐに出発しましょう!

タイタンカメラマン2,0

（ジェットパックを起動）

アビドス方面へと向かうタイタンカメラ!!

次回!!アビドス編!!

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