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外れとは言え、中央に近いの だから、それなりの街はある。
その分来る人も、 トラブルも、絆も多かった。
モスフィ
リサン
エリメス
周りの環境には、 人数が少ない事もあってか、 すぐ馴染むことが出来た。
エリメス
エリメス
エリメス
いつもお世話になっているし…
エリメス
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エリメス
エリメス
ローズ
エリメス
エリメス
脅かさないで下さいよ、
ローズさん。
ローズ
すっごぉい難しそうなカオ
してたからさぁ。
リサン
イベントもないし、
リサン
エリメス
モスフィ
行ってらっしゃい。
エリメス
一応、差し入れしてもらった プリンを3人に受け渡して、
部屋に戻って、 軽く動ける服に着替えて から
行ってきます!と一声かけて 教会の外へ駆け出した。
…
エリメス
どこへ行こうか。 完全にノープランだった。
街、公園…と思い返しているうち、 そうだ、と一つ思い付いた。
今日はあの子はいるだろうか? なんて考えながら、 いつもの丘の方へ駆け出した。
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走っていくうちに、 見覚えのある影を見つけた。
エリメス
エリメス
ラソル
ラソル
エリメス
ラソル
器用に編まれた花冠を手に 此方へ微笑むこの子はラソル。
街の家の生まれで、よくここに来ているらしい。
来たばかりの私と遊んでくれたり、 同じくらいの歳な事もあって、 今ではすっかり大親友である。
エリメス
ラソル
ふわ、と揺れる白い花、 よく見ると四葉のクローバーが 此方を覗いている。
エリメス
ラソル
じゃあ____
エリメス
手元には、慣れずに作り上げた シロツメクサの花冠。
ラソル
エリメス
我ながら初めてにしては なかなか上手くいったと思う。
ラソルの作ったものと比べちゃ まだまだだけど。
ラソル
ラソル
エリメス
ぽす。
頭の上で柔らかい音が鳴った。
ラソル
どうやらラソルが自分の花冠を 乗せてきたらしい。
エリメス
ふふ、と笑うラソルを見れば やり返したくなってしまって、 自分の花冠をラソルの頭に乗せた。
エリメス
ラソル
けらけらと二人で笑い合う。
木漏れ日の風が運んでくる 様々な花の香りが鼻腔をくすぐる。
ああ、楽しいなぁ。
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