オマケ回2【4期"】呪われ宿命に刻まれた罪と罰が残った女極道達

「【鳳の過去】」

あれは俺がガキやった頃け…

俺の親父は裏社会の人間やった

俺は親父がホンマに誇らしかった

裏社会の人間ちゅう肩書きは どうでもええ

仁義を大切にしとぉた親父が、 かっこよかってん

親父は独自で 依頼を受けとて殺しをしとった。

まぁ言い方を変えたら復讐代行屋。 せやかて親父は人を傷つける 外道しか切れへんだしい

せわしなくとも、 親父は必ず帰ってきてくれたんや

親父の仕事の事はあんま 理解できてへんかったけど。

今おもたら周りはそんな俺の 親父を邪険に陰口を言うとった

まぁそらそうやわ 裏社会の人間なんてもんはどんな 時代でも怪訝られる。

そやかて親父を尊敬してるのに 代わりはなかってん。 なーんも気にしてへんかった

仁義を大切にするかっこええ 　親父になりたかった。

そやかて神は幸せっちゅう娯楽を いつまでも＿＿＿ 与えてくれるわけやない

そこまではいつも通りやった。

親父は朝になっても 帰ってこおへん

その次の日も、またその次の日も"

見かねた学校が通報して俺は 施設に入った

裏社会の事も、親父がしとる事も 詳しくはわからん年齢さかい 俺はある考えに陥った"

阿呆な被害妄想やな やけど幼い頃に定着した考えは そう簡単に消えへん。

まぁんな捻くれたら 当然まともになるわけあれへん お見事にグレて俺は裏社会に入った

そんなある日俺は何思たんか 親父を調べだしたんや

少し考えりゃ分かることやった

仁義を大切にしとった親父が 俺を捨てる訳あらへんのに

俺が一番わかっとるはずやったのに

俺はほんまにアホやった

外道だけを選んで被害者を 救うとった親父は、 結果的に外道に殺された。

怒りが徐々にわき上がってきて

俺はアホさかいなぁ… アホな事が脳裏に浮かんだ

心の奥底では自分の非道さと 阿呆らしさを自覚しとったが＿.

醜い欲望が体を包んで溺れてくような感覚"

考えが定着したら 行動し始めるんは早かった

こっからは今の鳳組の少数ながら 一騎当千とも言える少数精鋭の 主要メンバーとの 出会いでも話そか＿＿＿

一番初めに出会うたんは後に 鳳組の頭になる鈴川。

鈴川は若いながらに愚連隊のリーダをしとぉて才覚もあった

せやけど状況に 飽き飽きしとったんか、 俺にあっさりついてきてくれた

ほんで鳳組を創り 数年経った頃に出会ぅた男。

後に鳳組の戦力No.1となる仁科や

仁科は男… ちゅうか人に怯えとった

後々知ったが幼い頃に 大人の男達に身体を汚されたらしい

やが仁科の狂気地味た才覚を 俺は見込んだ"

俺はこん時、 仁科の事を少し理解した

俺はそう確信した"

仁科は行く場所も帰る場所も あらへんかった

やからこそ誘導したら 渋々やったけど組に入門してくれた

せやから最初は 信頼もせぇへんかったし

敵視して怯えちゅうとった ばっかやったけど

いつの間にか俺に過去の事を 話してくれるようになった

それに俺の確信は正しかった

結果。仁科は鳳組最高戦力の No.1に上り詰めた

まぁ普段アイツに極道の威厳があるかは 別とするけどなぁ…

鳳組の戦力No.2とNo.3の 赤鷺姉弟との出会いは…

組に入門するきっかけなった 出会いはハツネとやった

そん時つけとった護衛は 殺られ、まぁピンチやった

そん時＿＿

我ながらほんまに 意味のわかれへん言い分

やけどハツネは弟を連れて うちの組に来た。

単純なんか はたまた考えて入門する選択したんか そら2人（赤鷺姉弟）しか知らん

（鳳来町から少し離れた隠れアジト）

（【　（鳳来町）　】）

次回　鳳天戦争最終決戦1