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18:00 宮内省内秘密組織「ODMN」
いつもは毎日のように起こるアヤカシ被害の対応に追われているODMNであったが、この日は何も無く、平穏な1日であった。
17:00頃にかつての職員から連絡があり、2名ほど戦闘員を派遣して欲しいとのことだった。
戦闘員達も皆手が空いている状態だったため、強者揃いのODMNの中でも指折りの精鋭を送った。
その後、ODMNの職員達は気づいたのだった。
この平穏が、単なる嵐の前の静けさに過ぎないことを。
かつての職員…元ODMN最強、凸もりが全身を骨折して帰ってきたことによって。
秘密組織ということもあり、あまり大きな音を立てられないODMN。そんな中、ODMNの精鋭の1人、佐門鮭が大きな足音を立てて部屋に飛び込んで来た時には、他の職員たちは驚きを隠せなかった。
佐門鮭
七鐘別流
鮭の叫びを聞きつけて、給湯室から以前七時がコピーしていた紫髪の少女、七鐘別流がココアを注いだマグを持って顔を出す。
七鐘別流 ODMN戦闘員。七鐘七時の双子の妹で、世にも珍しいコウモリの「獣人種」。 紳力名、「血詛呪術」。
佐門鮭
鮭の唐突な説明に、別流も驚きを隠すことができない。
七鐘別流
百合野凛々
そう言って、ワンピースを着た16歳程の緑髪の少女、百合野凜々が「医務室」と書かれた扉から顔を出す。
百合野凜々 ODMNバックアップメンバー。 ODMN内の人物と結婚している。
佐門鮭
百合野凛々
百合野凛々
凛々が歌うように唱えると、その周りに輝く蝶が鱗粉を散らしながら舞いはじめる。すると、窓際の観葉植物が花を咲かせる。
百合野凜々の神力、「dress of butterflies」。 自身の体力を他の生物に譲渡する。体力を譲渡された者は治癒力が活性化する。
ヒラヒラと舞っていた蝶が、だんだんと凸もりの元に集まっていき、その体に溶けるように消えていく。
百合野凛々
そういうと、凛々はばたりと倒れて眠ってしまった。
七鐘別流
そう言って凸もりを抱えて階段を登ろうとするが、大事なことを忘れていた、と言わんばかりに振り返る。
七鐘別流
そう問うと、ちょうどうたいを抱えた七時が部屋に入ってくる。その目はほぼ空いていなかった。
七鐘七時
七鐘別流
七鐘七時
七鐘七時
七時は抱えたうたいを指さす。
うたい
七鐘七時
七鐘別流
うたい
七鐘別流
うたい
@おどろく
突然現れた少女が、上目遣いで問うてくる。
うたい
うたいは驚きの声を上げようとしたが、その瞬間、「以前感じたことのある」気配に近い気配を感じ、声が出なくなる。
@おどろく
佐門鮭
子供のように笑う少女を諌めて、鮭はうたいに向けて少女を指し示す。
佐門鮭
うたい
@おどろく
七鐘七時
@おどろく
七鐘別流
うたい
佐門鮭
@おどろく
佐門鮭
@おどろく
「ODMN」へ。
コメント
2件
すっごいこの小説好きです!!続き楽しみにしています!!