主
こんにちわ!第六話です
主
前回では花梨ちゃんが虐めていたことがばれ、今回はその翌日のことを書きたいと思います
主
それでは、
スタート!
花梨の部屋・朝
花梨
…はぁ…
花梨
絶対…嫌われたよね…また、誰にも愛されなかった
花梨
結局私は、誰からも愛されることができないんだ…
花梨
(愛されない…必要ない…)
花梨
(なら…私はいらない存在?)
花梨
ハハッそっか、私って必要のない存在だったんだ。
花梨
ハァ…もういいや、
屋上
花梨
…風、きもちいいな…
カシャンカシャン (フェンスをのぼる)
花梨
ははっ…最初からこうしとけばよかった。私ってやっぱり馬鹿だなぁ…
バン!
花梨
ビクッ
星那
…何してんの
花梨
…見てわかんない?死のうとしてるだけだけど、
星那
あっそ
星那
じゃあさ、死ぬ前に聞かせてくれない?
花梨
は?
星那
あんたの話。何で私を虐めたの?愛されたいってどういうこと?
花梨
…まぁいいわ。どうせ死ぬんだし
花梨
…虐めたのはあんたが邪魔だっただけ。私が愛されることに。
星那
…
花梨
んで、愛されるって言うのは…
花梨
ただ、誰かに必要とされたかった…それだけよ
星那
…他人を貶めてまで必要とされたいって、何があったらそうなるのよ
花梨
…昔から、私は必要とされなかったのよ。親にも友達にも、誰からも…
花梨
愛されても、それは仮初めのもので、いっつもあんたみたいなのに奪われていって
花梨
ほんと、だからか昔からヴィラン系のアニメとか好きだったのよね。気持ちがわかりやすくて。
花梨
いつだって悪役は、私と同じで愛して欲しかったから、必要とされたかったからじゃないのかって…まああんたにはわかんないでしょうけど
星那
…
花梨
…まあそんなこんなで、私考えたの。必要とされるには嘘をつかなきゃいけない。ありのままじゃいけないって…
星那
親にもって…親は普通子供を愛すもんじゃないの?
花梨
…あんたの親はさぞかしいい人たちだったんでしょうね
星那
まぁね
花梨
あんたは知らないだろうけど、この世には子供を嫌う親も居んのよ…私の親、とかね
花梨
私、虐待されてたの
星那
!なんで、
花梨
私には妹がいてね…美人で器量もよくて、完璧な妹だった。それに、昔は家族の仲も良かったのよ?…自慢の妹だった。
花梨
けど妹は、なんもできないのに同じように愛されてる私が気に食わなかったみたい。だから、嘘を吐いた
花梨
『お姉ちゃんが暴力振るってきて…』ってね。馬鹿な両親はそれを信じて、私を嫌いになった
花梨
まあ…その血を継いでるせいか、私も馬鹿なんだけど…
星那
…そういえば、あんたが私に麻痺毒を盛った時に言ってた『ほんとに痛いよね』って言葉、ずっとおかしいと思ってたの。まるであんたも経験したことあるみたいな
花梨
…まあ、殴ったりされるほかに、色んな毒も盛られてたから、
花梨
…はい、これで私の話はおしまい
星那
…まあ、大変だったんだね?
花梨
同情なんかいらないわよ…
星那
別に同情じゃないし。なんなら『そんなこともあるんだなー』くらいにしか思ってない
花梨
…あんたそんな言い方はないでしょ
星那
あれー?同情はいらないんじゃなかったっけ??実は同情して欲しかったとか?w
花梨
別にそんなんじゃ…!
星那
てか虐待とかいってそんなに辛くなかったんじゃないの?wそれも心配されるための嘘とかw
花梨
っ…あんた!!
ドンッ! (花梨が星那に馬乗りになる)
星那
っ…(痛った…)
花梨
私が…私がどういう思い過ごしてきたか知らないくせに!!
花梨
誰からも必要とされなくて!だから努力して、努力して…
花梨
最初から何でも持ってるあんたに何がわかんのよ!!ボロボロ(`;-;´)
星那
ニコ…じゃあさ、まだ生きてみない?
花梨
…は、?
星那
まだ生きてみて、本当に愛してくれる人がいなかったら、そのときは死になよ。それまで、つきあってあげる。
花梨
…あんた、わざと煽ったわね
星那
さて、なんのことやら
花梨
…まあ、それもいいかもね。あんた、言ったからには付き合いなさいよ?愛してくれる人探し。
星那
いいよ。それに、楽しそうだし!
星那
…あ。あと私そんな完璧じゃないよ
星那
料理は絶望的だし
花梨
…そういえばそうだったわね
星那
この前なんか卵焼き焼こうと思ったら炭できてさー、
花梨
…逆に尊敬するわ
星那
ドヤ(*´∀`)
花梨
別に褒めてないわよ
2人
…
2人
アハハッ(*≧∀≦)
花梨
フフッ…はぁ…まさかあんたとまた友達みたいに話すなんて思いもしてなかったわ
星那
私も…フフッ
星那
…これからも、よろしくね。花梨!
花梨
よろしく、星那。
星那
…よし、じゃあ皆のとこに行きますか
花梨
…やだ
星那
なんでー?
花梨
皆はもう私のことなんて嫌いだろうし、それに、
星那
『騙すようなことしておいて合わせる顔がない』って?
花梨
!なんでわかったのよ…
星那
それくらいわかるよ、友達なんだから
花梨
とも、だち…
星那
うん。私がいる。もし、皆が嫌ってても私はもう嫌わない。…それに皆に話しておかないとこれからの仕事も大変だしね?
花梨
…わかった。私行くわ
花梨
私も、あんたのこと嫌わない
星那
じゃあレッツゴー!!
花梨
…その、ありがとボソッ
星那
え?ええ?!
花梨
な、何よ…
星那
今『ありがとう』って言った!?
花梨
何よ!悪かったわね、文句でもあるの!?
星那
いや…ただ意外すぎて
花梨
イラッ…私やっぱあんたのこと嫌いになりそう
星那
え、ちょ、ごめんて
花梨
フフッ…うそよ、ウ・ソ♡
星那
はあ!?騙したなー!
花梨
ほら、早くいくわよ
星那
…ムスッ
花梨
…はい、飴あげる
星那
!…ほら、早く行くよ!!
花梨
(子供か、)
花梨
そうね!ニコ
花梨
(友達ってこういう感じだったのかな)
主
はい、今回はここで終了です
主
や、やばい…もう少しこの作品書こうと思ってたのに、もう終盤になってる…((( ;゚Д゚)))
主
どうしよ
主
まあ先のことは置いといて、
主
次回は花梨達が潔達に話をするところからです
主
それでは、
主
ばいちゃ!!