Help

次の日

岩本side 今日はふっかと2人での収録日。 昨日はちゃんと目黒とメシに行けたのだろうか？今日はふっかと2人だし、 ちょっと色々聞いてみるか。

滝沢歌舞伎の本番1週間前

岩本side 目黒の様子を見始めて約1週間ほど。 ふっかとメシに行ったあの日から、俺らとの距離は一向に縮まらないまま。 それでも稽古は進んでいき、ついに 本番1週間前になってしまった。 稽古は佳境を迎え、激しく体力を消耗する毎日でみんなの身体も悲鳴を上げ始めていた。

ラウールside 最年少としてSnowManに加入して、だんだん打ち解けてきた時期に、滝沢歌舞伎の稽古が始まった。 正直キツいけど、みんなに追いつこうと必死だった。でも、がむしゃらに やっても心に体が追いつかないことも多くあった。 そんな中でもみんなはずっと温かく、優しく見守りながら、時には厳しく、支え続けてくれている。 辛いこともあるけれど、最近はSnowManに加入できて良かったなと思えるようになってきていた。 そんな中、１つ気になること。 同じく新加入した目黒くん。 僕より6個年上で、何事にも真面目。 けれど、なぜだか全然打ち解けてくれない。会話も未だに最低限。 目黒くんは人が苦手なのだろうか…？ みんながどう思ってるか聞いてみたいけど、僕が知らないだけで何か事情があるのかもしれない、そう思うと聞くに聞けなかった。 ただ何かあったらすぐに気づけるようにと思って、目黒くんのことをよく見るようにしていた。 今日はいつもより顔色が良くない気がする……気のせいだろうか？？

結局そのまま稽古は続行され、 演目の中で最も時間が長い「組曲」の練習に入って行った。 初日が近いこともあり、まずは1回 通しでやってみることになった。

数十分後

ラウールside 組曲の通しが終わってから数十分。 最初は皆んな息切れもすごくて、とても立ち上がれる状況じゃなかったけどどうにか大丈夫になってきていた。 しかし、目黒くんだけはずっと息が切れたまま。心配だけど…どうすれば… そう思っているとスタッフさんが再開すると言い出してしまった。 思わず声を上げようとしたその時、

そのまま目黒くんは立ち上がってみんなの方へ行ってしまった。 僕は心配だったけど、何ができる訳でもなく、目黒くんのことを気にしながらまた練習に戻った。

こうして稽古は終了した。 と、その時だった。