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空が
茜色よりも少しオレンジに近い色を している
そんな中俺たちは
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また
公園であった
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そう2度目だ
彼は覚えているのだろうか
君が一寸驚いた顔をしていて
少し可笑しい気分になる
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言いたくない。
でも言わなくても分かってくれる
明るくて太陽のような性格だけど
頭が良くて、人のことを思いやれる
そんな、大切な友達
俺には勿体ないくらい。
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君は優しすぎるよ。
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雰囲気が暗くならないよう
一寸、巫山戯てみる
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君だって
びっくりするくらい 変わってるくせに
ー約10年前ー
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その日は晴天で
平日の誰も居ない時間に
1人、
ブランコに乗っていた
すると、向こうの道で
会話が聞こえてきた
🧡母
🧡
🧡
🧡母
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ごく普通の母親と
見た目の割に少し大人びた、 落ち着いた性格の少年
その2人の会話だった
羨ましい。
僕はそう思っていた
その時少年はこちらを見た
視線が重なる
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一瞬だけ悲しそうな顔をして
微笑み、
母親の方に顔を戻した
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いつの間にか涙が止まっていて
そんな疑問を抱えたまま
ブランコに座りながら
知らぬうちに眠りに落ちていた
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空はもう色が変わっていた
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多分、君は人と話すのが 得意じゃなかったのだろう
君はきっと初めて同年代の子と 話したのだろう
俺はこの子と居たいと思った
前に図鑑でみた、1億5000万km離れた所から地球を照らしている太陽。
周りには惑星も何も無いけど、遠くから見ても暖かく照らしてくれる。
君はそれと同じに見えた。
一瞬、視線が重なったときに
あぁ、今孤独なんだと。
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だから、帰りたくない
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前、テレビでやってた
ぎゃくたい?って奴かな、あれ
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聞かなきゃ良かった
そうだ、
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そう言って大事そうに持っていた
買ったばかりであろうお菓子を
僕に差し出した。
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また、会いたかった
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嬉しい。
俺のために来てくれるなんて
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今まで、何かを諦めたような
暗い顔をしていた君は
瞳を濡らしながらも
とても明るい笑顔で小指を出した
その指に自分の小指を絡める
夕日のせいだろうか、僕達の頬は
真赤に染まって
沈み掛けの太陽に照らされ
遠くからでも見える太陽に照らされ
僕は、
俺は、
小さなーーをした。
コメント
2件
初コメ失礼します!!! 雰囲気とか表現とかほんとにほんとに大好きです!!!