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えええええええナニコレ、、スゴスギダァゴイリョクガァァァ
病気あったの…?大丈夫なの、、?続き楽しみです
あ………病…気持ち?続きが楽しみです
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俺は、暴れるすちの胸を抱く。
すれば、ふっと、何か取り憑かれたものが取れるように、 落ち着いてきた。
…すちの呼吸は、また荒かった。
多分、新しい過去を 思い出したのだろう。
昔のすちでさえ忘れたいと願った、 要らない、過去。
あの後、すちは一度警察に捕まり 色々と何かがあったらしい。
彼に聞けば思い出したくない、と 首を横に振った。
俺は黙って抱きしめる。
俺ら両方、苦しいくらいに。
すち
と、彼は小さく声を漏らす。
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これも発作だ。 いつもみたいに抱きしめれば 治ってくれる。
そう思えたのは、 俺がすちに甘えていたからだと分かった
瞬時にして彼の瞳はまた焦点を 失った。
LAN
いるま
彼は2人を振り解いて
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俺に向かってきた。
ぐっと抱いた身体は話すつもりはない
どれだけ強く殴られても、 どれだけ強く、拒まれても、。
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そして彼は俺の腕を 力強く掴んだ。
俺はこいつよりも小さい。
こいつより、才能がない。
こいつより、俺は弱い。
…こんな体に 生まれたかなんてなかった。
こさめ
…変な病気を患った、 こんな体に。
運動ができていないのも このせい。 鬼ごっこで遅いのも、 このせい。
どれも俺はみんなと同じようにいかない。
彼の手は俺の首元に伸びる。
壁に追いやられ、 どうも俺は身動きが取れなくなっていた。
俺に、もう迷いはなかった。
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すれば彼の手は俺の首を がっちり掴んだ
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ぐっと力が強くなる。
俺は怒鳴った。
こいつに、後悔がないなら。
俺はそれを許す。
長い前髪から見えた瞳は、 何故か悲しそうな顔をしていて、 目には涙が浮かんでいて、 がっちりと
俺の顔を捉えていた。