本人様には一切関係ありません
赤くん性別違和です
不快になる方はお控えください
赤黄、地雷さんばいばい
自分はなんなの?
俺なの?私なの?
それとも人じゃないの?
普通じゃないってダメなの?
そもそも"普通"ってなに?
もう…わかんないよッ
気持ち悪いって思われる…?
なんでなのッ
みんなみんな普通って
差別だめッ!!
とか
普通とか関係なくね?
なんてただの綺麗ごとなんだよッ
それでほんとに差別しない人なんているわけないじゃん
そんなことを思っていた
彼に出会うまでは…
学校に着いた
ここでは自分を隠さないといけない
友達
赤
友達
赤
そう、俺は性別違和
俺の体は女性なのに
違和感があった
だから病院に行ってみたんだ
そしたら"性同一性障害"
というものだった
"俺"は男性
でも"私"は心を隠さないといけない
これのせいで中学は虐められていたから…
トントンッ
何者かに肩を叩かれた
黄
彼だった
彼は唯一の男友達
ほんとは男友達が1番欲しい
赤
黄
赤
黄
赤
でも俺の恋愛対象は男の子
まさにそう
黄くんが好き
でも
もし黄くんに告白したとしても男のことは言わないと思う
ある時俺は黄くんに屋上へと呼ばれた
黄くんが屋上へ来た
黄
赤
赤
黄
この後しばらく沈黙が続いたので俺から話し始めた
赤
赤
黄
赤
正直黄くんにこんなこと話したくなかった
黄
黄
そうだよね…ww
赤
黄
黄
当たり前
当たり前
そんな言葉が俺の心をえぐった
赤
黄
赤
俺は耐えられなくなり屋上から降りた
赤
黄
黄
黄
俺は家に帰って必死に考えた
なぜ黄くんは屋上へ呼んだのか
何を言いたかったのか
俺はどうすればよかったのか
なんで逃げ出してしまったのか
"当たり前"とは
なんなのだろうか
答えは1つも出なかった
次の日から俺は黄くんと関わるのが嫌になった
好きなのに
大好きなのに
黄
赤
赤
黄くんは昨日のことを気にしてないのだろうか
それとも気にしているけど隠しているのか
黄
赤
赤
黄
先生にペアを作れと言われた時も
いつもだったらすぐに黄くんと組むけど
黄
赤
赤
赤
先生ははいと返事をして授業を続けた
今日1日の行動が正しくないのはわかってる
でもさッ俺に…私に当たり前がどうとか言う権利はあるの…?
そんなの…わかんないよッ…
もう諦めて帰ることにした
逃げようとしたって誰も止めない
こんな世界でよかった
そう思えたのは一瞬だけだった
後ろから足音が聞こえる
俺は嫌な予感がして急いで靴に履き替える
その時
黄
聞きなれた声が響いた
大好きな彼の声だった
赤
赤
俺は泣き出してしまった
その勢いのまま黄くんに抱きついた
今は恥ずかしいだとかそんなこと考える余裕なんてなかった
黄
赤
赤
黄
黄
俺が謝ると彼も謝った
そして彼は俺に聞いた
黄
赤
赤
赤
黄
赤
黄
俺がそう言うと彼はもちろんとてもびっくりとしている
黄
彼は笑って答えた
赤
赤
黄
黄
やはり回答は、はい
でもここからが1番気になっていた
黄
彼がそんなこと言うのは慣れていないみたいだ
とっても震えている
赤
私はその瞬間
また泣き崩れた
足が動かなくなるくらい
黄
黄
赤
赤
黄
黄
赤
彼の頬はいつの間にか赤く染まっている
黄
黄
黄
黄
赤
私は固まってしまった
ここでOKなんてしていいはずがなかったから
もちろん黄くんのことは好きだし
付き合いたい気持ちは沢山ある
でもさッ…
私は…
俺は…!!
おとこなんだよッ…
赤
ほんとはそんなことなんて言いたくない
それはもちろん
黄
彼の悲しい顔なんて見たくない
赤
赤
黄
僕はある女の子に告白をした
その子の答えは
ちょっと考えさせて欲しい
とのことだった
凄く悔しかったけど
彼女にとっていい決断が出ると信じてる
そんなことを考えてたら
彼女が口をひらいた
赤
赤
黄
そんなのもちろん
女の子として好き
でも…
一人の人間としても
大好きなんだ…
赤ちゃんは性別に対してなにか考えてるんだと思う
僕に質問してくることはちょくちょくあった
それでも僕は…
黄
赤
赤
赤
僕の答えが酷かったのか
泣き出してしまった
こうなることはわかっていた
でも…彼女が男なんて考えられない
そんな気持ちをぐっと心に抑えて
僕は話した
黄
赤
黄
黄
赤
彼女は顔を少し明るくした気がした
黄
黄
赤
こんなのOKして貰えるはずがない
でも希望はあるかもしれない
もし付き合えなかったら?
もし振られちゃったら?
前の関係にも戻れないかもしれない
だけど…
少し期待してしまっている僕
理由はわからない
黄
黄
赤
そういう彼は少し震えている気がした
正直ここで好きって言いたかった
でも…
さっき彼が放った言葉に悲しくて…虚しくて…
そんなことは考えられなかった
黄
彼は走って教室へ戻った
俺もやっぱり帰ろうと思った
次の日の朝
早めに学校に着いた俺は
なぜか少しワクワクしていた
その時扉が開いた
もぶこ
彼だと期待したのは俺だけだった
赤
少しため息をついた
もぶこ
赤
赤
急に声をかけられてびっくりした
もぶこ
赤
もぶこ
もぶこちゃんは急に顔を明るくした
もぶこ
もぶこ
赤
嫌な予感がした
もぶこ
もぶこ
俺はいま告白をされている
OKの返事をしようと昨日決めた
でも…
もう…ッ
いいかなッ
諦めることにした
赤
赤
もぶこ
赤
もぶこ
赤
もうッ…
これでいいのッ
黄
彼が来た
どうしたらいいかわからないけど
とりあえず断ろうとおもった
黄
赤
黄
赤
黄
黄
赤
赤
黄
赤
黄
赤
照れてる場合では…
ないんだ
もぶこ
赤
もぶこ
赤
この子もそう…望んでるよね…?
これで幸せになるんだよね…?
絶対幸せになってね…
もぶこ
もぶこ
赤
黄
赤
黄
赤
黄
正直黄くんも予想が着いているとおもう
でも…
勇気が出ない
一言言うだけなのに
これをいったら元の関係に戻るかもしれないのに
私は考えられなくなって
焦って声を出した
赤
赤
黄
赤
言えた…!
この一言。
これに苦戦していた自分がバカに思えてきた
告白したあの子に呼び出された
緊張した
告白の答えだってわかっている
だけど知らないふりをする
そして君が放った言葉に僕は
固まった
赤
黄
そして気づいたら泣いていた
黄
黄
めちゃめちゃ悲しかった
悔しかった
他に好きな人がいるんだと思った
でも彼女は続ける
赤
赤
そういう彼女は何かを堪えているようだった
だけど僕にはそんなこと考えられない
そんなの他の女の子じゃ良くない
赤ちゃんがいい
でもこれでもっと言っても 赤ちゃんが泣いてしまう気がして
僕は
黄
とだけ答えた
でもそんなのお構い無しに赤ちゃんは 何かを堪えている
赤
黄
この赤ちゃんの笑顔を守るためにも 笑顔を偽ろうと決めた
この一瞬だけは…
それからと言うもの俺は もぶこちゃんになんでも譲っていた
黄くんともほとんど関わらなかった
赤
赤
赤
もぶこ
赤
赤
もぶこ
黄
赤
赤
赤
もぶこ
赤
黄
あれから、彼女は 僕に関わらないようになった
なんなら他の友達を使っているようにも見えた
もぶこ
最近よく話しかけてくる子
黄
もぶこ
黄
こんなのスルーしている様なもの
そう思ってまた考える
赤ちゃんは僕を避けているのか
どうして最近この子が話しかけてくるのか
それは 赤ちゃん本人に聞くべきだと思った
彼に呼び出された
あまり行きたくなかったけど
何となく行ってみたいと思った
でもここで全て言う
これで
解決できるから。。。
黄
黄
赤
黄
黄
彼はこう聞いてきた
これが
赤
黄
赤
黄
赤
黄
赤
赤
多分俺の声は震えている
でもこれでいいんだ
黄
黄
彼は慌てて聞き返す
赤
本当は大好き
だけど…!
今は嘘をつかなきゃいけないのだとわかった
赤
黄
赤
赤
俺は声を響かせた
もちろん黄くんは驚いている
黄
黄
赤
赤
黄くんを突き放した
途中で力が抜けたせいか
最後まで声が出なかった
黄
黄
俺は泣き崩れた
赤
赤
今だったら一生泣き続けられる気がした
だって
"大好きな彼"
を自分から突き放したから
向こうだって悲しいって信じてる
飽きられてるかもしれないけど
仕方がない
もぶこちゃんのためでもあるけどさ… 俺は…
男
なんだもん
この単語1つにこんなにも苦しめられるなんて 思いもしない
なんて弱い人間なんだと思った
最近彼女の様子が変だと思って 彼女を呼んだ
彼女はもともと僕が好きだった
でも今は大嫌い
行動とかの全部が
大嫌い
なんだって…w
なんで笑っていられるのかもわからないけど
寂しいな…
赤
赤
震えた声
多分僕だって震えている
黄
僕は耐えきれなくなって
部屋から出た
黄
出てすぐ僕は走り出した
彼女が泣いている気がしたが
そんなの気にする暇なんてなかった
もう関わらない方がいいんだ
そう心に誓った
それから数日後
まだ俺は黄くんと関われない
でも黄くんともぶこちゃんは
仲良くなっているらしい
もぶこ
黄
もぶこ
黄
もぶこ
もぶこ
黄
俺は無意識に話を聞いていた
告白かぁ…
黄くんはOKするに決まっている
授業中はそんなことしか考えられなかった
赤
こんなとこでため息を吐いている俺は どんだけ弱いことか
好きなのに
嫌いだと言ってしまったこと
ちょっとした意見の入れ違いで 関わらなくなったこと
"性別"というたった2文字の言葉に すごく振り回されていること
どんどん自分が弱く感じてきた
この時俺は何となく
屋上を見に行くことにした
これで彼を見るのは最後だろう
もう…関われないから
ある女の子に屋上へ呼び出された
彼女では
ない
もぶこ
黄
さっきまでも喋っていたっぽい
もぶこ
もぶこ
告白
これは僕にとって恐怖でしかない
失敗は
嫌だから
でもぼくはそんな気持ちを知っておきながらも
黄
断った
この子も恐怖を覚えてしまっただろうか
でもぼくはそんな気持ちなんて 考えられなかった
黄
もぶこ
とても落ち込んでいる
なぜか申し訳ない気持ちでいっぱいだ
こうして僕の高校1年生は終わってしまうのか
もぶこちゃんが階段をあがっているのが見えた
赤
もぶこ
俺は耐えられなくなった
もう無理だ
これ以上進んだらダメな気がする
そう思い急いで引き返す俺
なんだかとっても情けない
赤
おれはあれ以来一切彼のことを考えていない
愛してくれる人がいないんだったら
本格的に性別かえよっかな
それは
赤という名前の人は学校を転校する
代わりに俺は"男"として転入する
こうすればいい
なぜ最初からこうしなかったか
それは彼と恋が
したかったから
でももう関わらないからいいよね
俺はそうする。
決めた
1週間後
俺はその作戦を実施した
せんせい
せんせい
せんせい
せんせい
黄くんは1人で泣いていた
俺のため…?
そんなの関係ない
これで
終わりなんだから
黄
黄
そういって俺にキーホルダーを渡した
"赤"と書いてあった
赤
俺まで泣いてしまった
これを大切にしようと心に誓った
今日はようやく転校してきた
やっと男の子として生活できる
俺は今ワクワクでいっぱい
黄くんとは…仲良くなれるかな
せんせい
せんせい
水犬(赤)
水犬(赤)
水犬(赤)
せんせい
黄くんと席は近くないみたい
俺はたくさん友達ができた
友
水犬(赤)
友
水犬(赤)
友
友
水犬(赤)
水犬(赤)
友
このままでもいい気はする
赤が転校してから1週間
水犬という子が転校してきた
男の子
初対面だけど
なぜか僕は馴染みがあり
見ていたら落ち着く感じがした
黄
水犬(赤)
黄
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
黄
赤
俺は黄くんと仲良くなれた
彼から話しかけてくれたのだ
大好きだけど
そんなことは言えない
そう思って
もらったキーホルダーを握る
これが黄くんだったらな
バカらしい考えだ
転校してきて2ヶ月
ここで事件は起きた
ぶ子
ぶ子
突然、関わったこともない彼女に
告白されたのだ
水犬(赤)
水犬(赤)
その瞬間俺は突き飛ばされた
ぶ子
さっきまでとは全然違う顔
ぶ子
なぜか煽られているみたいだ
水犬(赤)
状況が掴めない
ぶ子
ぶ子
俺は顔を殴られた
その瞬間全てを理解した
告白は嘘だった
彼女は俺の事が嫌い
そして
俺は今度から
いじめられる
ぶ子
水犬(赤)
また性別の話だ
男だったら楽って訳じゃない
そんなの分かってる
これ以上性別に振り回されたくない
ぶ子
ぶ子
水犬(赤)
水犬(赤)
ぶ子
ぶ子
俺は生まれた時から
はずれだった
すべてにおいて
はずれ
こんな毎日
終わらせてしまいたい
僕は廊下で彼をみた
水犬(赤)
なにかを大切に握っている
水犬(赤)
そして涙を1滴流した
黄
水犬(赤)
慌てて隠した
黄
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
水犬(赤)
黄
水犬(赤)
彼はスタスタ歩き始めた
僕はその瞬間びっくりした
水犬くんが
赤ちゃんにあげたキーホルダーを持っていた
黄
黄
そしてなぜか 急に涙が止まらない
僕はわかった
涙が出るのも
水犬くんが落ち着くのも
でも
それを考えるだけで涙が止まらない
放課後話してみよう
そう思う
いじめを受けて1ヶ月
もう辛い
タヒにたい
生きていたって無駄なんだ
そんなことしか考えられない
そう思い
キーホルダーを握る
水犬(赤)
涙が零れた
今までにないくらいに
清々しく涙を流したきがする
黄
彼に話しかけられた
心配してくれたんだ
水犬(赤)
水犬(赤)
話が終わったらすぐにその場を去った
今日で終わりにしたかったから
全て
終わりにする
でもそんなのできるわけないけど
今回は本気だった
ここで俺の人生はぐちゃぐちゃになった
だから
最後もここにする
俺はキーホルダーを握る
これとだったら
どこまでもいける
そう信じて
フェンスに手を引っ掛けた
そのとき
ギュッ!
過去にないくらい
強く抱かれた
それでも嫌ではなくて
むしろ
うれしかった
黄
彼だから。
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
彼はもう一度強く抱く
水犬(赤)
黄
水犬(赤)
黄
水犬(赤)
黄
赤ちゃん
水犬(赤)
突然流れてくる涙
黄
黄
水犬(赤)
水犬(赤)
やはり彼にはお見通しだった
黄
黄
水犬(赤)
黄
黄
水犬(赤)
今度は俺から抱きついた
耐えられなくなった
黄
黄
黄
黄
黄
水犬(赤)
告白
今だったら受け入れられる気がする
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
黄
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
黄
この時俺は
彼の優しさに心を包まれた
水犬(赤)
水犬(赤)
黄
黄
水犬(赤)
もう生きられないと思っていた俺を
助けてくれた
考えを変えてくれた
愛してくれた
そんな黄くんが大好き
赤
黄
赤
赤
黄
黄
黄
俺を救ったこの言葉
いつまでも大事にするよ!
やっぱり
俺の愛方は世界一!!
𝑒𝑛𝑑
コメント
4件
やばいぃーーー!尊い! 愛方とか最高!!!!主さんの頭AIってくらい天才過ぎる!
感動しました。(இдஇ; )