昨日のことを思い出す。
よくわからない紙を渡され よくわからないうちに 手を引かれ あんなところに 連れて行かれたこと。
伏見ガク
???
伏見ガク
ここはどうやら 使われていない旧校舎の 空き教室、 といったところか。
人気はない、静まり返った 不気味なところに 連れてこられたのである。
不安じゃないわけでは ないのだ。
伏見ガク
???
伏見ガク
???
……もでる。
頭が処理落ちしそうになる。
女装コンテスト
モデル
とくれば、 答えはもう出ている ようなものだが
認めたくない。
眉間を強く押さえ、 声を絞り出す。
伏見ガク
???
ざーっつらーいと!と 指を差してくる。
伏見ガク
???
伏見ガク
???
伏見ガク
何を言ってるんだ、 この子は。
伏見ガク
???
伏見ガク
???
いや、本当に 何を言っているんだ。 こんな体型、 いくらでも居るだろうに。
伏見ガク
???
俺の足にしがみつく少年。
あまりにも必死だったので 折れてしまった。
伏見ガク
まさか 紙袋に詰めて渡してくるなんて 誰が思っただろう。
???
グイグイと押し付けられ いつの間にか紙袋を持って 俺は正門に立っていた。
狐につままれたようだった。
まぁ、
本物はこんなもんじゃないが。
メタいことを考えながら 紙袋の中を覗く。
ひらひらのレースと ハリのある黒いサテン生地。
手作りとは思えない出来の
メイド服が入っていた。
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
コメント
18件
伏見好きだから助かる…気が早いけど次作長編も楽しみだなあ🥹
いやぁほんと、好きです…😇(語彙力が…) 長編書けるの憧れます、! 続き楽しみです! いつでも!!待ってるんで!!!
咎人色がなくても咎人は咎人ですから!なくても私は読み続けます!