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番外編 リクエスト
六奏神社の夜は、静かだ。
けれど、その静けさは時に、胸の奥を強く響かせる。
𝒩
本殿の屋根の上。
茶髪が夜風に揺れる。
なつは、そこにいた。
𝒩
その言葉が、何度も、何度も繰り返される。
炎の神は、衝動と生命を司る。
燃える力。
生きようとする力。
前へ進もうとする衝動。
だからこそ――
あの夜。
橋の上で出会った人影に、すぐ気づいた。
柵の向こう側。
夜風に揺れる髪。
虚ろな目。
なつは、一瞬で理解した。
𝒩
炎の神は、命の揺らぎに敏感だ。
強く燃える者。
静かに消えかける者。
あの人は、後者だった。
𝒩
声をかけた。
人の姿で。
神であることは伏せて。
𝒩
ありきたりな言葉だった。
相手は、ゆっくり振り向いた。
𝒩
なつは、できるだけ軽く笑った。
𝒩
𝒩
沈黙。
橋の下の川音が、妙に大きく聞こえる。
その声は、あまりにも静かだった。
なつは、炎を灯した。
ほんの小さな火。
指先に、温もりを。
𝒩
差し出す。
その人は、少しだけ笑った。
けれど。
その目の奥は、まだ暗いままだった。
𝒩
炎を強めればいい?
熱を与えればいい?
生きたい衝動を、無理やり燃やせばいい?
𝒩
なつは、知っている。
炎は、灯すことはできるが、押し付けるものではない。
𝒩
言葉を探す。
𝒩
𝒩
𝒩
反応は、ない。
ただ、風が吹いた。
その人は、ぽつりと呟いた。
なつの胸が、ぎゅっと締まる。
𝒩
それしか言えなかった。
炎の神は、誰よりも命を信じている。
けれど。
信じることと、救えることは、違う。
その人は、ゆっくり柵の内側へ戻った。
小さな声。
なつは、安堵しかけた。
だが。
その目は、まだ、暗かった。
翌朝。
その橋の下に、救急車が止まっていた。
なつは、遠くから見ていた。
近づけなかった。
炎が、震えていた。
𝒩
𝒩
𝒩
足が動かない。
助けられなかった。
救えなかった。
神社へ戻った時。
なつは、誰とも目を合わせなかった。
𝒦
こさめの声。
𝒦
𝒩
短い返事。
でも、体は正直だった。
熱がある。
頭が重い。
胸が、苦しい。
炎の神の力は、心と繋がっている。
揺らげば、火も弱まる。
夜。
布団の中。
なつは、天井を見つめていた。
𝒩
拳を握る。
𝒩
𝒩
𝒩
悔しさ。
無力感。
怒り。
ぐちゃぐちゃに混ざって、胸の中で燻る。
ℒ
障子の向こうから、らんの声。
ℒ
静かに開く。
なつは、顔を逸らした。
𝒩
ℒ
らんは、隣に座る。
ℒ
𝒩
ℒ
運命の神は、気づいていた。
𝒩
なつの声は、かすれていた。
𝒩
沈黙。
𝒩
𝒩
言葉が途切れる。
らんは、何も否定しなかった。
ℒ
らんが、静かに言う。
ℒ
𝒩
ℒ
𝒩
なつは、目を閉じた。
ℒ
らんは続ける。
ℒ
𝒩
ℒ
ℒ
胸が、わずかに震える。
ℒ
ℒ
ℒ
なつは、拳をゆるめた。
数日後。
体調は、まだ万全ではない。
炎も、少し弱い。
でも。
なつは、橋へ行った。
同じ場所。
風が吹く。
誰もいない。
なつは、指先に小さな炎を灯した。
𝒩
𝒩
言葉は、最後まで出なかった。
それでも。
炎は、消えなかった。
番外編 リクエスト
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コメント
3件
バチバチ遅れ再び☆ 誠に有難う御座いますほんとに。 大正解です大あってるですマジで!(?) もうこれで滞ってる自分の作品を書く気力がもつ。 リクエスト答えてくださってありがとうございました!
てーんさぁい!!