TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

皆は吃音症って知ってますか?

私は生まれつき吃音症を持っています。
世間で言う、『どもり 』です。
私が今まで苦労した経験を話したいと思います。

私は幼稚園まで自分がどもっていることなんて知りませんでした。
だって、幼稚園生は毎日毎日を充実させることに
精一杯で自分のことなんて気にしてないから。

そして時は過ぎ小学校に入学しました。
1年生になって私のクラスには
名前も顔を知らないただのクラスメイトばっかでした。

普通の小学1年生として過ごしていた日々が
ある日、変わってしまいました。

「なんでちゃんと話せないの?」

「愛ちゃん、おかしいよ」

「その話し方、面白いね」

と同級生から馬鹿にされることが増えてきました。

私は元々フレンドリーな性格なので
誰とでも仲良くなれましたが
仲良くなったからこそ
前から私に対して気にしていた事を
さらっと言えるようになったんでしょう。

でも私はその一言でこれまでに無いくらい傷つきました。

普通の小学生って思っていた私は

この発言によって

私は普通じゃないんだ。

おかしい人なんだ。

周りよりも劣ってるんだ

って思うようになりました。

そんな事がありましたが、
不登校にはならずに高学年へと進級しました。

私が小学6年生の頃
また嫌なことがありました。

私は『 はい』が言いにくいです。
吃音症の特徴で○行が言えないように
特定の言葉が言いにくい事があるんです。

小学生の頃、今もですが
健康観察・出席確認で
返事をしますよね。

私は小学6年生の頃が1番、「はい」が
言えない時期だったので
担任に相談しました。

私は吃音症だと言うことを
表に出したくない、
知られたくない考えだったので
昼休みを利用して担任を呼び出しました。

昼休みにて

先生、少し時間いいですか?

古賀先生

いいよ、どうしたの?

私、察しられてるかもしれないんですけど
「はい」が言えないんです

だから
朝の健康観察の時
何らかの方法で「はい」っていう
時間を無くすか
私だけが言わないっていうことは出来ませんか?

古賀先生

なるほどね
自分の弱い所を先生に教えてくれてありがとう

古賀先生

そーね、一緒にいい方法を考えましょう。

はい、お願いします。

何分後………

その方法いいですね!

古賀先生

だよね?
じゃあこの方法で来週からしましょう。

ありがとうございます。

先生の大事な昼休みを取ってしまってごめんなさい。

古賀先生

大丈夫だよ、
逆に愛ちゃんの相談を聞けて良かった。

…………………………………………………………………………………………

本当に言わなくて済むことになって嬉しい限りで

やっぱり先生のことを信用にして相談するのも
いい方法なんだなって思いました。

私の事を理解してくれる数少ない人達に先生も含まれるんだって

周りに自ら話すのもいいんだって

この時まではそう思ってました。

この作品はいかがでしたか?

34

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚