皆は吃音症って知ってますか?
愛
私は生まれつき吃音症を持っています。
世間で言う、『どもり 』です。
私が今まで苦労した経験を話したいと思います。
世間で言う、『どもり 』です。
私が今まで苦労した経験を話したいと思います。
愛
私は幼稚園まで自分がどもっていることなんて知りませんでした。
だって、幼稚園生は毎日毎日を充実させることに
精一杯で自分のことなんて気にしてないから。
だって、幼稚園生は毎日毎日を充実させることに
精一杯で自分のことなんて気にしてないから。
愛
そして時は過ぎ小学校に入学しました。
1年生になって私のクラスには
名前も顔を知らないただのクラスメイトばっかでした。
1年生になって私のクラスには
名前も顔を知らないただのクラスメイトばっかでした。
愛
普通の小学1年生として過ごしていた日々が
ある日、変わってしまいました。
ある日、変わってしまいました。
愛
「なんでちゃんと話せないの?」
愛
「愛ちゃん、おかしいよ」
愛
「その話し方、面白いね」
愛
と同級生から馬鹿にされることが増えてきました。
愛
私は元々フレンドリーな性格なので
誰とでも仲良くなれましたが
仲良くなったからこそ
前から私に対して気にしていた事を
さらっと言えるようになったんでしょう。
誰とでも仲良くなれましたが
仲良くなったからこそ
前から私に対して気にしていた事を
さらっと言えるようになったんでしょう。
愛
でも私はその一言でこれまでに無いくらい傷つきました。
愛
普通の小学生って思っていた私は
愛
この発言によって
愛
私は普通じゃないんだ。
愛
おかしい人なんだ。
愛
周りよりも劣ってるんだ
愛
って思うようになりました。
愛
そんな事がありましたが、
不登校にはならずに高学年へと進級しました。
不登校にはならずに高学年へと進級しました。
愛
私が小学6年生の頃
また嫌なことがありました。
また嫌なことがありました。
愛
私は『 はい』が言いにくいです。
吃音症の特徴で○行が言えないように
特定の言葉が言いにくい事があるんです。
吃音症の特徴で○行が言えないように
特定の言葉が言いにくい事があるんです。
愛
小学生の頃、今もですが
健康観察・出席確認で
返事をしますよね。
健康観察・出席確認で
返事をしますよね。
愛
私は小学6年生の頃が1番、「はい」が
言えない時期だったので
担任に相談しました。
言えない時期だったので
担任に相談しました。
愛
私は吃音症だと言うことを
表に出したくない、
知られたくない考えだったので
昼休みを利用して担任を呼び出しました。
表に出したくない、
知られたくない考えだったので
昼休みを利用して担任を呼び出しました。
昼休みにて
愛
先生、少し時間いいですか?
古賀先生
いいよ、どうしたの?
愛
私、察しられてるかもしれないんですけど
「はい」が言えないんです
「はい」が言えないんです
愛
だから
朝の健康観察の時
何らかの方法で「はい」っていう
時間を無くすか
私だけが言わないっていうことは出来ませんか?
朝の健康観察の時
何らかの方法で「はい」っていう
時間を無くすか
私だけが言わないっていうことは出来ませんか?
古賀先生
なるほどね
自分の弱い所を先生に教えてくれてありがとう
自分の弱い所を先生に教えてくれてありがとう
古賀先生
そーね、一緒にいい方法を考えましょう。
愛
はい、お願いします。
何分後………
愛
その方法いいですね!
古賀先生
だよね?
じゃあこの方法で来週からしましょう。
じゃあこの方法で来週からしましょう。
愛
ありがとうございます。
愛
先生の大事な昼休みを取ってしまってごめんなさい。
古賀先生
大丈夫だよ、
逆に愛ちゃんの相談を聞けて良かった。
逆に愛ちゃんの相談を聞けて良かった。
…………………………………………………………………………………………
愛
本当に言わなくて済むことになって嬉しい限りで
愛
やっぱり先生のことを信用にして相談するのも
いい方法なんだなって思いました。
いい方法なんだなって思いました。
愛
私の事を理解してくれる数少ない人達に先生も含まれるんだって
愛
周りに自ら話すのもいいんだって
愛
この時まではそう思ってました。