Kamome
じっとりと、嫌な汗をかく。
擦り傷に汗が伝い、滲みて痛い。喉の奥がぐっっと痛くなる。
家の外から聞こえてくる蝉の叫び声が煩わしい。
Syo
彼の蒼色の瞳は涙が零れそうなほど潤っていた。
Kamome
Syo
何かを言いかけたその口を、彼は咎める様にそっと閉じた。
Kamome
Syo
テーブルに角に腰があたり、痛い。
Kamome
Syo
本当に心配していそうな彼の顔を見て、何故か今回は腹立たしく思った。
だから、強く、睨見つけてやった。これくらいでバチは当たらないだろう。
暫くの沈黙の末、重々しく彼が火蓋を切る。
Syo
Syo
段々と、彼の声は抑揚が減って、聞き取りやすい声になった。
Kamome
Syo
ぐっ、っと衝動を押し殺した声で彼は叫んだ。
蝉よりも五月蝿い、彼の声。
Kamome
Syo
質問に質問で返すなよ。
Kamome
Syo
Kamome
Syo
喚いていた。
彼は、ただひたすらに喚いていた。
五月蝿かった。だから、腹が立った。
Kamome
Kamome
低い声が出た。
彼は息を飲んだ。
Kamome
ほっそい自分の腕が、彼の胸ぐらを掴んでいた。
長袖のシャツから、痣が覗く。
Syo
もう、何も言えなくなってる。 いや?違うかな。 殴るのを我慢してるだけか。
Kamome
Kamome
Syo
Syo
Kamome
息を吸うように言葉が出る。
Kamome
Syo
Kamome
Kamome
Syo
知っている。
Kamome
Syo
Kamome
Syo
Kamome
Syo
Kamome
Kamome
Syo
Syo
Syo
Kamome
Syo
Kamome
Kamome
ぼろ、ぼろ、と涙が溢れて、机にシミを作った。 もう、自分が分からない。
Syo
Kamome
俺は、何かを言いかけて、咎める様に口を閉じた。
Syo
Kamome
Kamome&Syo
Kamome&Syo
コメント
1件
あの...本当に書き方がとても好みです😭😭🐥さんと🈂️さんのセリフが途中で逆転してる...?となってから本当にいい意味で鳥肌がすごいです😵💫💞 フォロバ失礼します!!🙏🏻´-