太宰 治
…人を救う側になれ、
太宰 治
か…
君の言葉は何時も綺麗だった。
私は其れが心地よかった。
思えば
織田作は何時も 受け売りなんてしなかった。
ただ純粋に
自分だけの言葉を紡いでいた。
太宰 治
まるで歌を聞いていたみたいだったなぁ〜…
私がその言葉を紡いでも
きっと偽物なのだろう。
織田作だから
感情があって
色があって
そして
愛情があった。
太宰 治
ねぇ…
太宰 治
織田作
太宰 治
どうして君は
私の目に見えていないんだい?
太宰 治
…そこに
太宰 治
居てほしかったなあ…
太宰 治
…っ
太宰 治
泣く、なんて
太宰 治
らしくない、ねぇ…
どうして
太宰 治
どうしてだい?
またLupinに行けば君に会えるかい?
また同じように待っていれば…
太宰 治
君だけが居ないから
太宰 治
安吾も私も寂しいのだよ…
また深く眠る。
君を見ないことを願って。
太宰 治
おやすみ
織田 作之助
…
太宰 治
!
"またか"
どうして君は遠くへ行ってしまうんだ。
どうして私達を置いて。
どうして。
太宰 治
…っ!
太宰 治
織田作!!
掴みかけた背中はあの日のように
遠ざかっていく。
織田 作之助
………
私の声に応えることも
振り返ることさえしないことも
太宰 治
…
矢張り君のようになど
太宰 治
なれない






