ワース・マドル
魔法数学の参考書ってここら辺だよな。
アート・ベリー
はい。たしか、そうですね
アート・ベリー
あ、あれじゃないですか?
ワース・マドル
随分たけぇとこにあるな。
アート・ベリー
ゼログラビティ
本が浮く
アート・ベリー
これですね。
ワース・マドル
そっか、お前の固有魔法ゼログラビティ(無重力)か。
アート・ベリー
はい。まぁ、自分の体重より重いものは浮かせれないですけどね。
ワース・マドル
そうなのかぁ、
アート・ベリー
ワース先輩。ここは
ワース・マドル
あー、ここはなぁ
オーター・マドル
ワース
ワース・マドル
ビクッ
アート・ベリー
?砂の神杖…?
オーター・マドル
こんなところでなにやっているんですか?
ワース・マドル
勉強をしていました、
オーター・マドル
横の貴方は、
アート・ベリー
アート・ベリーです…
オーター・マドル
ベリー…ベリー家の人間ですか。
オーター・マドル
アート…56代目当主。
オーター・マドル
ワース。
ワース・マドル
はい
オーター・マドル
価値のある人になりたいなら、価値のある人とつるまないといけませんよ。
ワース・マドル
ッ!!!
オーター・マドル
ベリー家なんかとつるんでいたら貴方の価値もマドル家の価値もなくなってしまいますよ。
ワース・マドル
…はい。申し訳ございません
オーター・マドル
では
アート・ベリー
ワース…先輩?
ワース・マドル
わりぃ俺用事できたわ
アート・ベリー
へ…?まっ
ワース・マドル
じゃあな。
アート・ベリー
あ…
それからワース先輩は私を避けるようになった。
アート・ベリー
ワース先…
ワース・マドル
…
アート・ベリー
先輩
ワース・マドル
……
アート・ベリー
なんで…