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ヤヨイ

ソレデハ

ヤヨイ

裁判開始!

ホールが静まり返る

その沈黙を破ったのは

柴谷海斗(しばたにかいと)

このままじゃ進展しないから

柴谷海斗(しばたにかいと)

俺から見つけた証拠で推理していくよ

海斗が話し始める

柴谷海斗(しばたにかいと)

まず、俺は七原さんはナイフで刺されて死んだと思う。

柴谷海斗(しばたにかいと)

現場にこのナイフが落ちていた

ナイフをみんなに見せる

剛田雅史(ごうだまさし)

倉庫にあったナイフが1本無くなっていたからそれだろう

利府宏樹(りふひろき)

でも、七原さんが倉庫に取りに行ってたのを剛田は見たんだろ?

利府宏樹(りふひろき)

自殺なんじゃないか?

柴谷海斗(しばたにかいと)

いや、自殺ならわざわざ外に出た意味がわからないんだ。

斎田瞬(さいだしゅん)

(何かおかしい…)

斎田瞬(さいだしゅん)

(七原はナイフで刺されたわけじゃなかったはずだ)

斎田瞬(さいだしゅん)

おい、異議ありだ

柴谷海斗(しばたにかいと)

斎田くん、何だい?

斎田瞬(さいだしゅん)

七原はナイフで刺されて殺されたわけじゃない

斎田瞬(さいだしゅん)

七原の顔と後頭部が濡れていたんだ。それと変わった臭いもした

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

俺も見たよー

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

刺傷はどこにもなかったよ。たぶん薬品ぶっかけられて死んでるね

柴谷海斗(しばたにかいと)

そ、そうなのか

柴谷海斗(しばたにかいと)

なら、俺の把握不足だ

皇恋詠(すめらぎこよみ)

では、次は私が

皇恋詠(すめらぎこよみ)

私は利府さんではないかと疑っております

利府宏樹(りふひろき)

ほう、それはどうしてだ?

皇恋詠(すめらぎこよみ)

私が七原さんと出かけてる10分間上の階に行く時間は十分にあったはずですわ

利府宏樹(りふひろき)

では、反論だ

利府宏樹(りふひろき)

俺は倉庫に薬品があると聞いただけで場所もわからない

利府宏樹(りふひろき)

10分で探して戻ってくるのは不可能に近い

幸村真矢(ゆきむらまや)

たしかにそうね

剛田雅史(ごうだまさし)

ていうか、幸村と西明寺は誰ともペア組んでなかっただろ

剛田雅史(ごうだまさし)

夜中に行動してもバレないし怪しすぎるだろう

斎田瞬(さいだしゅん)

いや、その2人は上の階に捜索時間まで行ってなかったんだ

斎田瞬(さいだしゅん)

行ってたとしても薬品を簡単に見つけられる所にはなかった

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

そーゆーことだ、ゴリラー

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ゴリラが殺す可能性の方が高いに決まってんだろ〜

剛田雅史(ごうだまさし)

うるせぇ!!!

柴谷海斗(しばたにかいと)

なら、斎田くん

柴谷海斗(しばたにかいと)

君が七原さんを部屋の外に呼び出して殺したんじゃないのか?

柴谷海斗(しばたにかいと)

君の部屋の前で亡くなってたのは死体は重く、そう簡単に運べないからだ

柴谷海斗(しばたにかいと)

柴谷海斗(しばたにかいと)

疑いたくないが、そうとしか考えられない…

柴谷海斗(しばたにかいと)

犯人は早く名乗り出てくれ!

斎田瞬(さいだしゅん)

だから俺は違う!

皇恋詠(すめらぎこよみ)

斎田さんを私も疑いました。

皇恋詠(すめらぎこよみ)

七原さんも外に出るのは疑問に思うでしょうし、抵抗すると思います。 しかし、彼の部屋は全く荒れていなかったんです

皇恋詠(すめらぎこよみ)

血の一滴も落ちてないのは少々不自然ではないですか?

利府宏樹(りふひろき)

なら、廊下で殺されたと考えるのが妥当だな

幸村真矢(ゆきむらまや)

皇さん、あなた七原さんと2人になった時があったらしいわね

皇恋詠(すめらぎこよみ)

ええ、ありましたわ

幸村真矢(ゆきむらまや)

その時本当に上の階に行ってないの?

皇恋詠(すめらぎこよみ)

行ってないかと聞かれましても、私もずっと彼女を見ていたわけではないですし

皇恋詠(すめらぎこよみ)

これに至っては証明のしようがありませんわ

利府宏樹(りふひろき)

2時までは皇が部屋にいたのを俺も確認している

利府宏樹(りふひろき)

あと、俺からの証拠だ

そう言って写真を見せる

利府宏樹(りふひろき)

風呂場に血のついた布切れが排水溝に詰まっていた

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

わー!すっごい証拠じゃーん

利府宏樹(りふひろき)

おそらく犯人と揉めあった時に破れたんだろう

利府宏樹(りふひろき)

血については、これは返り血だな

剛田雅史(ごうだまさし)

ということは、犯人の…

斎田瞬(さいだしゅん)

そうか、

斎田瞬(さいだしゅん)

わかったぞ…

斎田瞬(さいだしゅん)

犯人が

皇恋詠(すめらぎこよみ)

!!

剛田雅史(ごうだまさし)

ほ、ほんとかよ!?!

柴谷海斗(しばたにかいと)

…!

斎田瞬(さいだしゅん)

まず、上の階へ行っていない西明寺と幸村は薬品のありかもわからないから犯人の候補から外れる

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

やったー外れた〜

斎田瞬(さいだしゅん)

そして、七原が自ら外に出た理由だ

斎田瞬(さいだしゅん)

それは、自分が人を殺そうとしていることをある人に知られたからだ

柴谷海斗(しばたにかいと)

え!?どういうことだ!?

幸村真矢(ゆきむらまや)

なるほど…やっぱりね

斎田瞬(さいだしゅん)

薬品の場所を完全に把握していたのは俺、皇、剛田。

斎田瞬(さいだしゅん)

仮に俺が七原を殺したとしても、ズレが生じる

斎田瞬(さいだしゅん)

七原が見張っている間、俺は上の階へ凶器を取りに行けるわけがないんだ

斎田瞬(さいだしゅん)

でも、七原はできた。

斎田瞬(さいだしゅん)

それは皇とトイレに行った時だ。

斎田瞬(さいだしゅん)

皇が入っている間、上の階へナイフを取りに行った。

斎田瞬(さいだしゅん)

薬品は棚に戻されていたから七原は薬品を持ち出していない。

斎田瞬(さいだしゅん)

その瞬間を見ていたのは、剛田だ。

斎田瞬(さいだしゅん)

剛田

斎田瞬(さいだしゅん)

お前、本当は倉庫に行ったんじゃないのか?

剛田雅史(ごうだまさし)

は、は!?

剛田雅史(ごうだまさし)

なんでだよ!

斎田瞬(さいだしゅん)

怪しい動きを見つけたら連絡するってルールだったはずだ。

斎田瞬(さいだしゅん)

正義感の強そうなお前が凶器の沢山ある倉庫へ入っていくのを見過ごすわけがない

剛田雅史(ごうだまさし)

別に、見に行っただけだと思ったから…誰にも言わなかったんだ

斎田瞬(さいだしゅん)

倉庫で脅されたんじゃないのか?

剛田雅史(ごうだまさし)

…!

斎田瞬(さいだしゅん)

倉庫でナイフを取っているところを見つかった七原は自分が人を殺害しようとしていることを知られる

斎田瞬(さいだしゅん)

事前にバレたら作戦が実行できない

剛田雅史(ごうだまさし)

だからなんだよ。

斎田瞬(さいだしゅん)

犯人はお前だ。剛田

柴谷海斗(しばたにかいと)

え!?

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ひゃー!やっぱゴリラかよ!

皇恋詠(すめらぎこよみ)

剛田さん…

利府宏樹(りふひろき)

ふん…

剛田雅史(ごうだまさし)

ちょっと待てよ!俺が犯人ってどういうことだ!!!?

斎田瞬(さいだしゅん)

薬品の場所を知っているのは俺と皇とお前しかいないってことはわかってる。

斎田瞬(さいだしゅん)

短時間で探し出すなんて無理だ

斎田瞬(さいだしゅん)

それにお前、昨日着てた服着てないだろ。

剛田雅史(ごうだまさし)

…!

斎田瞬(さいだしゅん)

…でも、俺はお前を憎めないんだ…

斎田瞬(さいだしゅん)

だって…七原が殺そうとしていたのは…

幸村真矢(ゆきむらまや)

斎田くんだからね

柴谷海斗(しばたにかいと)

剛田くんが…守ったってことか…?

剛田雅史(ごうだまさし)

ああ、そうだ。

剛田雅史(ごうだまさし)

俺が七原を殺した。

剛田雅史(ごうだまさし)

俺はあの時…

回想

剛田雅史(ごうだまさし)

柴谷!先上がって待ってんぞー!

柴谷海斗(しばたにかいと)

もうすぐ洗い終わるから!

柴谷と剛田は銭湯に入っていた

剛田雅史(ごうだまさし)

ふー、いい湯だったぜ

剛田雅史(ごうだまさし)

ん?…あれは

倉庫へ走っていく七原の姿が見えた

剛田雅史(ごうだまさし)

あいつ…変なこと考えてんじゃねぇだろうな…!

剛田も後を追って倉庫へ向かう

剛田雅史(ごうだまさし)

おい!お前何してんだ!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

ち、近づくな!

ゆのんはナイフを構えていた

剛田雅史(ごうだまさし)

落ち着け!何しようとしてんだ!早く仕舞え!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

うるさい!…殺すわよ

剛田雅史(ごうだまさし)

待て…やめろ!

剛田雅史(ごうだまさし)

誰にも言わないから!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

七原ゆのん(ななはらゆのん)

言ったら、あんたに乱暴されたって皆に言うから

そう言うと七原は颯爽と出て行った

剛田雅史(ごうだまさし)

くそっ…俺が止めないと…

剛田雅史(ごうだまさし)

…薬品くらいじゃ死なないよな…?

探索の時に見つけた薬品を手に取る

剛田雅史(ごうだまさし)

でも、本当に危なくなった時だけだ。これを使うのは。

そうして浴場に戻った。

柴谷海斗(しばたにかいと)

んじゃ、おやすみな〜

剛田雅史(ごうだまさし)

おう…

そして海斗が寝静まるのを確認する

剛田雅史(ごうだまさし)

(今だ。七原が殺すと考えられるのは…)

剛田雅史(ごうだまさし)

(斎田か…)

そう思うと、七原に部屋から出るように連絡する

ガチャッ

七原ゆのん(ななはらゆのん)

こんな時間に何?

七原ゆのん(ななはらゆのん)

邪魔したら言うわよ

剛田雅史(ごうだまさし)

もう、こんなことやめろ

剛田雅史(ごうだまさし)

ナイフを渡せ

七原ゆのん(ななはらゆのん)

嫌よ、私は…弁護士にならなきゃいけないの。

七原ゆのん(ななはらゆのん)

たとえ、人を殺すことになっても

七原ゆのん(ななはらゆのん)

今はそれが許されてるじゃない?

剛田雅史(ごうだまさし)

いい加減にしろ!

剛田雅史(ごうだまさし)

力づくでも奪ってやる!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

やめろ!!

そうするとゆのんはナイフを突きつける

七原ゆのん(ななはらゆのん)

七原ゆのん(ななはらゆのん)

もういい、お前を殺してやる!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

うあああああ!!

剛田雅史(ごうだまさし)

やめろ!

バシャッ!!!

手に持っていた薬品をゆのんの顔にかけた

七原ゆのん(ななはらゆのん)

痛い…痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

ああああああああああ!!!

七原ゆのん(ななはらゆのん)

血が…血血血血血血血血ィイィイイイ!!!

そして剛田に飛びつく

七原ゆのん(ななはらゆのん)

お前…!!!!死ね!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!

剛田雅史(ごうだまさし)

やめろ!離せ!!!

その時、ゆのんの血が付き服が裂ける

ビリビリィッ

剛田雅史(ごうだまさし)

やめろ!

七原を突き飛ばす

七原ゆのん(ななはらゆのん)

っ…!

そのままフラフラと後ずさり、床に倒れ、動かなくなった

剛田雅史(ごうだまさし)

あ…な、七原…

剛田雅史(ごうだまさし)

七原…?

剛田雅史(ごうだまさし)

嘘だろ…薬品なんかで死ぬわけ…

気づいたら俺は浴場に向かっていた

血を洗い、服を脱いで部屋に置いていたパーカーをそのまま着た

瓶を倉庫に戻し、部屋にそっと戻った

剛田雅史(ごうだまさし)

そんな…俺が…

一晩ずっと震えていた

眠れなかった。

そして翌日起きて柴谷と外に出ると俺の殺した七原の死体は

俺を睨んでいるようだった

斎田瞬(さいだしゅん)

剛田雅史(ごうだまさし)

これが俺の話だ。

剛田雅史(ごうだまさし)

信じるかはお前達しだいだが…

柴谷海斗(しばたにかいと)

剛田くん…

皇恋詠(すめらぎこよみ)

これは、正当防衛なのでは…?

斎田瞬(さいだしゅん)

そうだ、俺を守ってくれた…

斎田瞬(さいだしゅん)

剛田を処刑する必要はない!

柴谷海斗(しばたにかいと)

そうだよ!正当防衛だ。

柴谷海斗(しばたにかいと)

今回はもう終わろう…

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

いやいやいや

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

待てよお前ら

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ここの試験のルール、忘れたわけじゃないよね?

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

「正しい犯人を当てれば、犯人だけ処刑される。間違えれば犯人以外が処刑される。」

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ここで決めなきゃ、俺ら死ぬよ?

利府宏樹(りふひろき)

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

なんか、いい感じになってるけどさー

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

さっきまで人になすりつけようとしてたくせに都合いいよなぁ〜

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

お前は!七原を殺した、人殺しなんだよ!

剛田雅史(ごうだまさし)

ぐっ…

柴谷海斗(しばたにかいと)

そこまで言うことないじゃないか!

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

殺人を止めようとしたって言ってたけど、

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ここのゲームは生き残った物が勝利。殺しが許されてる

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

それとも?剛田を救って俺らみんなで死ぬのか?

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

俺は絶対にごめんだね

ヤヨイ

サァ、ソロソロ犯人ハ定マッテキマシタカ?

幸村真矢(ゆきむらまや)

…投票しましょう

斎田瞬(さいだしゅん)

え?

幸村真矢(ゆきむらまや)

このままじゃ、私たちが死ぬ

柴谷海斗(しばたにかいと)

嘘だろ…?

幸村真矢(ゆきむらまや)

剛田くん…ごめんなさい

剛田雅史(ごうだまさし)

…し、死にたくない…

柴谷海斗(しばたにかいと)

あれは、正当防衛じゃ…!

ヤヨイ

ココデハ法律デ裁クコトガデキマセン。ノデ、正当防衛デモ殺人ト変ワリナイデス

柴谷海斗(しばたにかいと)

そんな…

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

ははっ、さぁみんなどうする?

西明寺叶夢(さいみょうじかなと)

不敵な笑みを浮かべる西明寺にゾッとした

ヤヨイ

デハ、投票ヲ開始シマス

ヤヨイ

紙ニ書イテコノ箱ヘ

全員が箱に入れる

ヤヨイ

剛田雅史 7票

ヤヨイ

1票白紙

ヤヨイ

ヨッテ、剛田サンが選バレマシタ

ヤヨイ

答エハ…

ヤヨイ

剛田雅史サンガ犯人デーーーーース!!!

ヤヨイ

オメデトウゴザイマス!!!

斎田瞬(さいだしゅん)

利府宏樹(りふひろき)

皇恋詠(すめらぎこよみ)

誰も喜ぼうとしない

剛田雅史(ごうだまさし)

い、嫌だ…嫌だ…死にたくない…

ヤヨイ

ソレデハ、剛田雅史サン

剛田雅史(ごうだまさし)

いやだやだやだやだやだやだ!!!

ヤヨイ

処刑ノオ時間デス!!!

剛田雅史(ごうだまさし)

待って…お願いします…お願いしま

ヤヨイ

ソレデハレッツゴー!!!

剛田雅史(ごうだまさし)

う、うああああああ!!!!

柴谷海斗(しばたにかいと)

剛田くん!!!!

利府宏樹(りふひろき)

こっちに逃げるんだ!!

剛田雅史(ごうだまさし)

ダメだ…足が動かな…

その時上からカプセルのようなものが落ちてくる

ヤヨイ

今回ノ処刑方法ハ〜…

ヤヨイ

メルトダウンゲーム!

ヤヨイ

液体ガ満タンニナルマデニ問題ヲ全部コタエラレタラクリアダヨ!

ヤヨイ

ソレデハスタート!

上から液体が注がれる

剛田雅史(ごうだまさし)

な、なんだこれ…

剛田雅史(ごうだまさし)

痛っ…痛い痛い痛い!!!

剛田雅史(ごうだまさし)

足が溶ける…!!!

ヤヨイ

第1問 アポロガハジメテ宇宙ニイッタトキ、地球ヲ見テ彼ハナント言ッタデショウ?

この間にも液体は注がれ続ける

剛田雅史(ごうだまさし)

ええっと!ええっと…!!

剛田雅史(ごうだまさし)

「地球は青かった」!!!

ヤヨイ

セイカーイ!

ヤヨイ

第2問 「金糸雀」コノ漢字ヲナント読厶?

剛田雅史(ごうだまさし)

え?…えっと、、いだだあああだああ痛い…!!!

ヤヨイ

ブブー

ヤヨイ

セイカイハ「カナリア」ダヨ!

剛田雅史(ごうだまさし)

知らな…

ヤヨイ

バツトシテ流ス量ヲ増ヤシマース

剛田雅史(ごうだまさし)

うああああああ!!!!

ジャボジャボと液が注ぎ込まれていく

剛田雅史(ごうだまさし)

ウガッ…いだだあああだだだだううっぐがぁああ!!!!!!

剛田雅史(ごうだまさし)

柴谷海斗(しばたにかいと)

くっ…そっ!!!

皇恋詠(すめらぎこよみ)

うっ…

斎田瞬(さいだしゅん)

っ…!

悲惨な光景から俺たちはただ、目をそらすことしかできなかった

どれくらい経っただろうか

声が聞こなくなったと思い、顔を上げると

そこに剛田の姿はなく、溶けきった彼は赤い液体となってカプセルを満たしていた

斎田瞬(さいだしゅん)

あ、あ、、

柴谷海斗(しばたにかいと)

うっ…あああ

ヤヨイ

弁護士ヲ目指ス人ハ正義感ノ強イ人ガ多イ

ヤヨイ

アダトナッテシマイマシタネ

ヤヨイ

ゲームオーバーデス

俺たちは立ち尽くしたまま、一回目の裁判に幕を下ろした

続く

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