日本
日本(異)
信じられなかった。
いや、信じたくなかった。
今の状況を、信じたくなかった。
でも、目の前にいるのは間違いなく…
日本(異)
私だ…
日本
ダメだ。言葉が出ない。
恐怖で足がすくんでしまう。
どうしよう。どうすればいいの?
日本(異)
日本(異)
日本(異)
目の前にいる自分の姿をした殺人犯は、 表情を変えず淡々と喋り続ける。
日本(異)
日本(異)
日本
日本
勇気をだして声を出す。
かすれた声だったが、ちゃんと届いていたようだ。
日本(異)
日本(異)
日本(異)
日本
そう言うと殺人鬼はさらっと引き抜いていた ナイフを私の喉元に突き立てる。
日本(異)
日本(異)
殺人鬼は興奮気味に話す。
日本
トンっ
日本(異)
日本
ダッ!
私はその殺人鬼を押し倒し、急いで逃げた。
日本(異)
日本(異)
日本
逃げなきゃ。もっと、もっと遠くに。
さもなくば、間違いなく殺される…
でも…
日本
周りには、無数の死体。
私はそれをできる限り見ないように、前を向いて走る。
死体なんて見続けていたら、おかしくなってしまう。
でも何故だろう、いくら走っても、全く距離が取れないような気がする。
日本
振り返っても、何もいないのに。
まるで、そんなことしても意味が無いと体が訴えているような。
でも、走るしかない。
息が苦しくなっても、足が痛くなっても。
"アイツ"から離れるために、走らなければならない。
日本
日本
日本
日本
疲れがどっと体に押し寄せてくる
無理もない。ただでさえ運動があまりできないのに、走りまくったから。
そうして私は、壁にもたれかかる。
日本
日本
これからどうしよう。
スマホはないし、頼れる人もここにいない。
かと言って戻るのもダメだろう
日本
日本
日本
そう思い、私は目を閉じる。
ざっざっ…
ざっざっ…
ざっざっ…
ざっざっ…
日本
近づいてくる足音。
なんだろう、と思い、目を開ける
日本
日本(異)
そこに居たのは…私だった
日本
日本
どうやら私は、私を甘く見ていた様だ。
逃げなきゃ。でも、さっき散々走ったせいで、 全くと言っていいほど足が動かない。
日本
日本(異)
そうして私は口角を上げると同時に 右手を上げる。
日本
もう、声も出ない。
あぁ、私はここで死んでしまうんだ。
住民たちが危ない目にあってるのに。
もしかしたら他の国もこんな事になっているかもなのに。
結局、私は何も出来ずに死んでしまう…
日本
私…
何がしたかったんだろう…
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