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天翔凛雫

(杙凪は寝たかな)

私は昔から、いや、不老不死になった時から寝ることが出来ない

寝なくても生きていけるからだなのだ

でも、杙凪には黙っている

杙凪に言ったら必ず一緒に起きてくれるだろう

でも、杙凪の身体は睡眠を必要としている

なら私なんかに構わず寝た方がいいのだ

天翔凛雫

(…でも、杙凪がいなかったら、昔のことを思い出す)

天翔凛雫

(…いい思い出なのか、悪い思い出なのか、分からない記憶が)

天翔凛雫

お母様?

凛雫。天翔家に恥のないようにね

天翔凛雫

…はい。お母様

天翔凛雫

(私は知っている。今から行くのは縁談なんかでは無い。)

_____

天翔凛雫

(…?お父様、国の方々と何を話して…)

娘を、人体実験の為に捧げろと…

天翔凛雫

国の方

はい。国王様直々の命令でございます

………

父は愛国主義者だった

今までも、国に尽くし、その成果が認められこの地位に着いていた

そして、国の方々が言うには私の髪と体は人体実験にはピッタリらしい

天翔凛雫

(お父様…)

父とは昔から接点がなかった。

母とも余り話す機会はなく、食事も皆別々だった

それのせいか、私は幸せというものを知らなかった

天翔凛雫

(…平等で愛される子を、演じたつもりだったんだけどな)

幸せを知らない私は感情が表に出にくかった。

だからいつも父と母が利用できるような子を演じたつもりだった

……分かり、ました

娘を売りましょう。

天翔凛雫

思った通りの答えだった

父にとっては、接点のない私より至高の存在である王の方が大切なのだ

国の方

ありがとうございます。王もきっと喜ばれることでしょう

はい…

天翔凛雫

(…やはりお父様は私を売るのですね)

国の方

もう少しで着きますよ

天翔凛雫

…分かりました

馬車が走る音。それしか聞こえなかった

絶望、恨み、そんな感情もなかったのだ

天翔凛雫

(…私は、そんな人間だったのですね)

王都に入って早々折に入れられた

門番の人は私が何も言わないのを見て驚いていたけれど、

私は何も思わなかった

天翔凛雫

(………)

それから1時間後。

兵士が来て、私は人体実験の被検体になった

何をされたかなんて覚えていない

ただ、終わったあとの

周りの歓喜の声と、1人の女の子は忘れなかった

天翔凛雫

……………

眠りから覚めると先程までいなかった少女がいた

天翔凛雫

(…まだねてる)

この後、少女が起きるまでずっと見ていた

1度見回りに来た兵士が驚き、報告されたが、特に騒ぎは起きなかった

そして、兵士たちが言うには、私達は不老不死の人体実験をされたらしい

そして無事成功。

そして、次は私に脳の移植実験をするらしい

不老不死に成功したのだから、脳に挑戦するのは普通の事だ

ただ、この少女が脳の移植実験をしなくて良かった、と思った

天翔凛雫

(…私、変になったのかな)

それから数時間後

天宮 杙凪

ん、、

天翔凛雫

…起きましたか?

天宮 杙凪

っ!

天宮 杙凪

あ、えっと、誰ですか

天翔凛雫

実験、

天宮 杙凪

っ!

天翔凛雫

一緒に受けて一緒に成功したでしょう

天宮 杙凪

…成功したんですね

少し悔しそうな目で彼女は話した

天翔凛雫

貴方はだれ?なんでここに?

天宮 杙凪

私は、天宮杙凪です

天宮 杙凪

国のやつにさらわれてここにいます

天翔凛雫

……ふぅん

天宮 杙凪

先日私と一緒にいた友人が巻き込まれました

天宮 杙凪

そして……

彼女…杙凪の話によると

杙凪は国の奴らから友人とともにさらわれ、先日、友人が目の前で人体実験を受け、亡くなったという

天宮 杙凪

なので、私も、彼女と一緒の所へいけると思ったのに!

天宮 杙凪

よりによって不老不死……!

天翔凛雫

………

天宮 杙凪

…?どうしたんですか

天翔凛雫

いや、感情豊かな子だなって、

天宮 杙凪

…そうですか?

天翔凛雫

うん

天宮 杙凪

貴方、えっと

天翔凛雫

天翔凛雫

天宮 杙凪

えっーと、じゃあ

天翔凛雫

凛雫で大丈夫。杙凪

天宮 杙凪

…わかった、凛雫

それからは色々と話した。

杙凪の話を聞くのは楽しかった。

昔の童話なんかも教えてくれたりした、私は、杙凪からの友情に少し戸惑いながらも、杙凪が好きになって言った

だから尚更、

天翔凛雫

(明日自分じゃなくなるかもしれない)

なんて、言えなかったのだ

そもそも、成功するかも分からない

それに脳を移植することは自分が自分出なくなる可能性がある

自分が消えるかもしれないのだ

天翔凛雫

(言えないな…こんなこと)

翌日

噂どうり人体実験がはじまった

去り際にみた杙凪は泣いていた

天翔凛雫

ごめん

その一言だけ言った

杙凪は兵士に止められていた、

初めて思えた

私は最後に杙凪に出会えて幸せだった

だけど、もう終わるのだ

そして実験後。

またもや大成功

自分のままで天才の脳を移植出来たのだ

多少の無機質さと痛みが感じにくくなったが

特に他に変わりはなかった

だが、確実に自分の何かが変わった気がした

天翔凛雫

ただいま

天宮 杙凪

…!!

杙凪は喜んでくれた

よかった、と言ってくれた

そして同時に

天宮 杙凪

逃げよう

天宮 杙凪

そして、逃げて逃げて逃げた後に、この国を怖そう?一緒に

天翔凛雫

……うん

この国なんてどうでもよかった

でも、杙凪が言うなら

私は杙凪の事を助けるために生きよう

天翔凛雫

(初めての自分の親友を守るために)

天翔凛雫

ん、

思い出してたらこんな時間か

天宮 杙凪

あ、凛雫はいつも早起きだね

天翔凛雫

うん

天翔凛雫

早く起きた方が、行動しやすい

天宮 杙凪

そうだね

天宮 杙凪

アスカルにももうすぐ着きそうね

天翔凛雫

…うん

天翔凛雫

じゃあ、行こう

天宮 杙凪

ええ

天翔凛雫

…アスカルには、

天宮 杙凪

え?

天翔凛雫

…アスカルには美味しいお菓子がいっぱいあるといいね

天宮 杙凪

…!

天宮 杙凪

ふふっ、

天宮 杙凪

ええ、そうね!

天翔凛雫

うん

ここまで見て下さり本当にありがとうございます!

この作品はご存知星桜ちゃんとの合作でございます!

めっちゃいい子、しかもめっちゃストーリー面白いのよ!

え?もちろんフォローしてるよね? してなかったら是非フォローを!

次の話は星桜ちゃんの方で上がるよ!

じゃねばい!

貴方と私が死ねるまで〈合作〉

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コメント

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2人ともかわゆす(¨)♥ 3話書き上げ頑張ります💪🏻

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