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21 - Their workplace

♥

510

2021年06月11日

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燕 真琴

外でお茶会と聞いてはいたっすが、まさかの野点!

水無月 迅

こう言うのも涼しげでいいかと思ってな。

瑠衣代 ルン

風流でいいのサ。

綿葉 雲愛

私野点って初めてです〜。

燕 真琴

んじゃ、みんな来る前に用意するっすよ〜。

水無月 迅

そういえばさっき配達してくれた今日の茶菓子まだ実物を見ていないんだが。

燕 真琴

ふっふっふ、驚きの代物っすよ。

瑠衣代 ルン

あの店のと考えると嫌な予感しかしないのサ…。

綿葉 雲愛

え〜、いいお店じゃないですか〜。

水無月 迅

まぁとりあえず、用意を始めよう。

準備のため先に到着していた 4人は数台のテーブルを出し その上に注文しておいた飲み物や食料を 並べていく。

そして一つのテーブルの中心に 縦横45cm高さ30cmほどの箱が置かれる。

水無月 迅

でかいな…。

燕 真琴

ぶっちゃけ中身は私も見ないっすけど確か「鬼盛りホットケーキ、ホワイトソースマシマシのイチゴマシ、チョコクリーム別盛り、蜂蜜5本付き」らしいっすね。

水無月 迅

何だか不安になるな…。

燕 真琴

まぁ味は保証されてるっすよ。

水無月 迅

確かにあの店は甘味もコーヒーも美味かったが…、ん?どうした瑠衣代?

瑠衣代 ルン

い、いや、あの時のラーメンが一瞬フラッシュバックしたのサ…。

綿葉 雲愛

あー、あれは美味しかったですね。

燕 真琴

おや?2人もあの店に行ったんすか?

西野 紗彩

皆さん、お疲れ様です。

伏黒 竜久

…遅くなりました。

水無月 迅

やぁ、2人ともよく来てくれた。
今しがた用意が終わったところだ。

西野 紗彩

あ、手伝えなくてすいません。

水無月 迅

いやいや、4人でやったからすぐ終わったから気にしないでくれ。

燕 真琴

やあやあ、お二人さん。
休日は満喫できているっすか?

西野 紗彩

はい、私はソロキャンでのんびりとしていました。

瑠衣代 ルン

いいのネ、ソロキャン!

伏黒 竜久

…私は変なゲームを。

綿葉 雲愛

変なゲーム?

伏黒 竜久

…フルダイブの脱出ゲームってやつ。

綿葉 雲愛

へ〜、面白そうですね〜。

伏黒 竜久

…何というか、マヌケだった。

水無月 迅

何だその感想は…。

蜩 聖葵

お疲れ様です。

瑠衣代 ルン

蜩、お疲れなのネ〜。

蜩 聖葵

お前の顔を見るとあの夢を思い出す…。

瑠衣代 ルン

ん?何のことなのネ?

蜩 聖葵

い、いや、気にしないでくれ…。

燕 真琴

やあ、蜩っち。
休日は満喫してるかね?

蜩 聖葵

はい、何と言うか不思議な体験をしました…。

伏黒 竜久

…それは気になる。

水無月 迅

後は凛咲と部長だけだな。

蜩 聖葵

あれ?さっきまで一緒にきたはずなんですが?

凛咲 殺華

お前が邪魔さえしなければ僕らが説教されることもなかったのに。

マリア

そんなもん知らないわよ。
というか一般人に手を出すと次の「戦争」でペナルティ食うの私らなのよ。

凛咲 殺華

あんなものちょっとした兄妹の喧嘩だ。

水無月 迅

ここまできて何をやっているんだ…。

凛咲 殺華

ふん、このゴリラが色々邪魔をしてきてね。

マリア

あら、私は上司として当然のことをしたまでよ。
ってか、またゴリラって言ったわねアンタ。

燕 真琴

はいはい、喧嘩はそれぐらいにして早く始めるっすよ。

水無月 迅

さて、全員飲み物は行き渡ったか?

燕 真琴

オッケーっす。

水無月 迅

それじゃ、二連戦の打ち上げお茶会を始める前に乾杯の挨拶をゴリア…部長よろしく。

マリア

アンタ、今言うの止めようと急ブレーキ踏んだのに止まり切れてなかったわよ…。

マリア

まぁいいわ。
皆んな二連戦お疲れ様♡

マリア

今回も無事新しい開発地を手に入れることができたわ。
まぁ既に一つは開発の権利売却が決まったんだけどね…
とにかく2戦とも全員これといった負傷なく終われたのは喜ばしいことだと思うわ♡

マリア

ただ、この結果に慢心せずに次も気を引き締めていきましょ♡

瑠衣代 ルン

ちなみに開発の権利はいくらで売れたのネ?

マリア

私は詳しいこと聞いてないから詳細までわからないけど90億ぐらいって話よ。

伏黒 竜久

…かなりの金額。

西野 紗彩

でも、開発がうまくいけばその分もすぐ取り返すでしょうね。

水無月 迅

そんなに高く売れたなら私達にもっと還元してくれればいいものを、上は本当にケチくさいな。

燕 真琴

そうっすね〜。

マリア

はいはい、上への文句はそれぐらいにしてとにかく今日は楽しみましょ♡

マリア

では、かんぱーい♡

『乾杯!』

蜩 聖葵

次の戦場はどこになるんでしょうかね?

凛咲 殺華

さぁな、個人的にはミサイルとか使える広いところでやりたいがな。

綿葉 雲愛

ほらほら、瑠衣代さん。
せっかく取ってあげたんですから食べてくだいよ〜。

瑠衣代 ルン

やめるのネ。
そんなでかいの一枚まるまる皿に乗せただけで取ったとは言わないで欲しいのネ…。

伏黒 竜久

…キャンプ楽しそう。

西野 紗彩

えぇ、静かなところでゆっくり過ごすのはとても気持ちいいですよ。

水無月 迅

西野、私もやってみたかったんだが今度道具とか色々教えてくれないか?

マリア

燕、ちょっとこっちきなさい。

燕 真琴

ん?何すか?

マリア

経理と整備からアンタ宛の文句が大量に届いてるわよ。

燕 真琴

何も聞こえないっす。

その後和気藹々と お茶会という名から程遠いような 打ち上げは夜遅くまで続いた。

彼らは再び戦場という名の職場に戻っていく この倫理観の壊れて世界で 形の変わった「戦争」を続けていく。

これはそんな世界で戦い生きる人達のお話。

…fin

この作品はいかがでしたか?

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コメント

38

ユーザー

面白かったです…( ´ཫ` )(吐血) オマケ楽しみにしときます…←その前にタヒにそうだなこいつ…

ユーザー

今回も面白かったー!! ついに終わっちゃうかぁ……寂しいなぁ……と思っててら最後におまけ編!こっちも楽しみ! あれ……?コメント……あれ?(

ユーザー

ありがとう!(≧∀≦) 結局あの時のメニューを再現して丸々真似は嫌だったらしく蜂蜜を付けるという選択(*´꒳`*)(笑) あれは、どうしようかな特に意味なく売却してしまった…(笑)

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