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男装女子はグールの手綱係

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男装女子はグールの手綱係

26 - 第26話 たぁいへんだぁ!可愛くなっちまったァ!!(?)

♥

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2025年04月03日

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ホタルビ

ポツッ…ポツッ…

玲華(れいか)

へぇ〜…ここって雨が降ってるんですね

草薙先輩に肩を抱かれながら草薙先輩の傘に濡れないように入る

昴流(すばる)

うん、ずーっと雨で少し嫌になっちゃうけどね笑

玲華(れいか)

あんなリングがある場所よりはマシですよ

伯玖(はく)

…あんなとこ居て、お前さん平気か?

伯玖(はく)

その…襲われたりとか…そういう目で見られたりとか…

玲華(れいか)

あぁ、あそこにいる人達は私に勝てるとは到底思っていませんよ

玲華(れいか)

それに…毎夜毎夜玲音君とか翔平君が添い寝して行くんで…

玲華(れいか)

ちょっと前まで1人でも寝てたのに…

玲華(れいか)

言い訳が「いつ襲われるか分からないから保険」って

昴流(すばる)

あ、あの子たちも心配なんだよ、そう言ってあげないで…?

玲華(れいか)

…まぁ、それもそうですね笑

なんて会話をしつつ…おふたりに連れられながら歩いているとホタルビの玄関に着き…私達は中に入った

スタ…スタ…

玲華(れいか)

ホタルビに始めて入りましたけど…内外問わず綺麗ですね……

伯玖(はく)

いやぁ、ただ古いだけだと思うぞ?

玲華(れいか)

勿体ないですよ?まぁ…自分がいる場所がどれほど他人から輝いて見える場所か…分からない人は多いと思いますけどね笑

昴流(すばる)

輝いて見える…か

昴流(すばる)

僕はヴァガストロムの雰囲気って言うのかな…も、いいと思うよ?

玲華(れいか)

あそこはただの筋肉ダルマと脳筋の集団ですよ

昴流(すばる)

そ、それを言っちゃえばここだって、静かな人しか集まらない場所だよ?

玲華(れいか)

そこは品があるといいましょうよ笑

伯玖(はく)

ま、互いにいい所があるって事だ

玲華(れいか)

まぁ、そうかもしれませんね…笑

暫く話しながら歩いていると…加賀美先輩の部屋に着き中に入れて貰った

玲華(れいか)

し、失礼します…(こんな品の無い女がこんな所に入っていいのかしら…)

「敷居がものすごく高い……」なんて思いながら畳に足を踏み入れる

昴流(すばる)

あ、す、好きな場所に座ってていいからね

昴流(すばる)

僕はちょっとお茶とお菓子を持ってくるから

玲華(れいか)

あ、っと…ども……

伯玖(はく)

相変わらず綺麗だねぇ

昴流(すばる)

物が少ないだけだよ笑

加賀美先輩はそう言い残して少し部屋から離れ…私と草薙先輩の 2人っきりになった

玲華(れいか)

…スンスン…

伯玖(はく)

どうした?

玲華(れいか)

あ、いや…畳の匂いですかね…いい匂いがして少し…笑

玲華(れいか)

落ち着く…って言ったらいいんですかね笑

伯玖(はく)

そうか?

玲華(れいか)

癒される…と、言うよりも少し気を許してしまうというか…粗相をしてしまいそうで笑

伯玖(はく)

確かに…今日はやけに大人しいな

玲華(れいか)

今日はいつもより情緒が落ち着いているだけです…あの二人がいっつも落ち着きませんから

伯玖(はく)

あぁ、後輩2人組か?笑

玲華(れいか)

それもありますけど…何故か星喰先輩と冠氷先輩も…良く巻き込まれるんです

伯玖(はく)

あぁ、あの人達は水と油だもんな笑

玲華(れいか)

そしてそこに私という火をかければ余計にバチバチと…

伯玖(はく)

容易に想像ができるな笑

玲華(れいか)

たまにここに来ようかな…笑

伯玖(はく)

いつでも歓迎するぜ?

玲華(れいか)

ダメに決まってるじゃないですか、特待生さんの面倒、見なきゃ行けないんですよね?

伯玖(はく)

そ、そういえば…

玲華(れいか)

特待生さんとは上手くやってますか?

伯玖(はく)

まぁ、ぼちぼちって感じだな

伯玖(はく)

どうも…なんというか…抱え込むというか…巻き込まれ体質というか…

玲華(れいか)

言い方はあれですけど…可哀想な人と…

伯玖(はく)

まぁ、そうだな…笑

玲華(れいか)

確かに…運が悪いですね笑

玲華(れいか)

早く解ける方法が分かればいいですけど…

伯玖(はく)

そうだな、この業界に居ていい人じゃないからな

玲華(れいか)

キッチンカーに来てくれるから色々話しますけど…本当にいい子ですよね

玲華(れいか)

不運に苛まれて…代わってあげられたらいいのに……

伯玖(はく)

それはダメだぜ?

伯玖(はく)

お前さんが1年後死ぬ、なんておれらからすりゃ地獄そのものだ

伯玖(はく)

血眼になって探すぜ?

玲華(れいか)

…絵面が怖いから辞めよう…笑

伯玖(はく)

だろ?

伯玖(はく)

進んでるといいんだがなぁ…

玲華(れいか)

この前…こっちの任務に同行してもらった時は…泣きそうな顔してましたよ…「玲音君が〜」って

伯玖(はく)

虐められたって泣いてたか笑

玲華(れいか)

えぇ、まだ真柊の時に…

少し話し込んでいると加賀美先輩がお茶とお菓子を持って部屋に戻って来た

昴流(すばる)

た、ただいま戻りました…笑

玲華(れいか)

あ、これは態々…ありがとうございます

昴流(すばる)

伯玖さんも、どうぞ

伯玖(はく)

おぉ、ありがとさん

加賀美先輩は私と草薙先輩の前にお茶とお菓子を置いて綺麗に正座…私も正座しているが…お粗末に見えて仕方ない…まぁ、由緒正しい家とかじゃなかったからね…笑

昴流(すばる)

それにしても…よく許してくれたね?

玲華(れいか)

え?あぁ、うちの寮ですか?

玲華(れいか)

特定のふたりを除いて全員許してくれましたよ、一応連絡入れなきゃ怒られちゃうんで…笑

伯玖(はく)

完全にお姫様扱いだな笑

玲華(れいか)

お姫様と言うよりかは過保護ですかね

玲華(れいか)

まぁ、基本的にあの二人が勝手に騒いでそれを強要させてるだけなので…笑

正座からお姉さん座りに体勢を変える

昴流(すばる)

わっ…玲華さんって本当に体が柔らかいんだね…

玲華(れいか)

え?あぁ…別に大したことありませんよ

玲華(れいか)

多分女性全員出来るんじゃないんですかね…ほら、男性って筋肉が付きやすいし

昴流(すばる)

あ、確かに…

伯玖(はく)

昴流さんもやろうと思えばできるんじゃないの?

昴流(すばる)

僕はもう体が固くて…笑

玲華(れいか)

あら、ちょっと意外です…

少し雑談して…

玲華(れいか)

っと…ここに来た目的忘れちゃってるじゃないですか

伯玖(はく)

おぉ…来てくれたのが嬉しくて話し込んでたわ…笑

昴流(すばる)

や、やっぱりダメだね…笑嬉しくって夢中になってたや…笑

やっと本来の目的を思い出した…と、言うよりも…可愛すぎて暫くお二人の好きなようにしていた(雑談三昧)

玲華(れいか)

さてさて?甘える……とはいえ何をしろと…

玲華(れいか)

撫でて…ぎゅーして…取り敢えず良くあるイチャイチャをしろということですかね

1人で暫く考え込んでいると…突然、畳に上に押し倒され思考が追いつく間もなく唇に柔らかいものが当たり…目の前には綺麗な翡翠色の髪と琥珀色の瞳……

玲華(れいか)

んぇ……

伯玖(はく)

すまんっ…

「フーッ…フーッ…」と荒い呼吸が聞こえ…先程見て居た顔が何故か真っ赤っかで微かに草薙先輩と加賀美先輩から 甘い匂いがする

玲華(れいか)

なに…この匂い……

昴流(すばる)

はぁッ…はぁッ…///

玲華(れいか)

な、なにか怪しいものとか…飲んじゃいけないものとか…

伯玖(はく)

わ、わからんっ…でもッ……お前さんが欲しくてたまらんっ…

玲華(れいか)

ちょッ…///

草薙先輩と加賀美先輩からは止まる気配がなく私の服を抵抗する 暇もなく脱がされ…ただ行為をするのではなく…お二人の呪いを解くために撫でたり、ぎゅーしたり… 私が基準となって動いた

R欲しいよ〜って人いたら♥5500

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