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女性A
商店街のおじさん
ゆき
商店街のおじさん
女性A
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
ゆき
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
ゆき
女性A
商店街のおじさん
女性A
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
女性A
ゆき
商店街のおじさん
女性A
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
ゆき
女性A
商店街のおじさん
ゆき
商店街のおじさん
商店街のおじさん
女性A
女性A
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
商店街のおじさん
ゆき
女性A
ゆき
ゆき
商店街のおじさん
女性A
ゆき
ゆき
女性A「さっきそこの交差点で黒猫が引かれてたって…」
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
ゆき
はるか
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
ゆき
── あれから3日 家に猫は帰ってこないし 家の近くを探しても猫の姿は見当たらない
ゆき
ゆき
にゃーん
ゆき
にゃーん
ゆき
ゆき
にゃーお
ゆき
──私は、 自分の飼い猫にとてもよく似ている その黒猫の後を追いかけた
ゆき
にゃーん
ゆき
── やっと追いついたと思ったのに、 黒猫は荒れた空き地の奥へと進んでいった。
ゆき
ゆき
ゆき
── 錆びたトタンの屋根と、隙間だらけの木の板でできた古い物置 一箇所だけ大きな隙間があって、黒猫はほこから物置の中に入っていってしまった
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
にゃーん
── 思っていたより広い物置の中は、木板の隙間から僅かに街灯の明かりがさしこむ程度でとても暗い
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
にゃーん
── 猫の鳴き声のする方向へ 手探りで進んでいく
ゆき
ゆき
── 私の目の前にあったのは 大きな作業台と、変わり果てた愛猫の姿ただった 黒猫の首元には先日、自分の飼い猫につけた新品の青色の首輪。首輪のネームタグにはしっかりと自分の飼い猫の名前が書かれていた
ゆき
ゆき
ゆき
── ようやく私は物置の中に漂う異臭の正体に気付く 作業台は血塗れで、暗がりの物置の中には他にも複数の猫の死骸があった…
ゆき
ゆき
── 恐らく誰かに…… 早くこの物置から出ようと、入ってきた扉の方へと引き返した
???
ゆき
???
ゆき
──私は、慌てて大きな木箱の陰に身を潜めた
ゆき
ゆき
にゃーん
ゆき
???
???
ゆき
???
???
???
ゆき
ゆき
──私は必死に辺りを見回して出口を探す 入ってきた扉の方向には犯人がいて そこからは出られそうにない
???
ゆき
ゆき
── にゃーん
ゆき
── 猫の鳴き声の方へ視線をやると 物置に入る前に見た木の板に空いた大きな隙間があった
???
ゆき
ゆき
──先程聞こえた猫の鳴き声に、犯人は気付いていない様子だ。もう一度、物置の壁の穴を確認する。物置の外で見たときには、猫が一匹通れる程度の大きさに見えたはずが、よくみると私でも充分に通れそうな大きさだ……
???
???
ゆき
???
ゆき
にゃーん
ゆき
商店街のおじさん
──離れた方向から聞こえる猫の鳴き声に犯人が歩いていく その一瞬の隙きを狙って、私は壁に空いた大きな穴から急いで外に出た
ゆき
──振り返らず、必死に走る
ゆき
──しばらく走って、 私は家のすぐそばについたことに気づいて 足を止めて、一度大きく深呼吸をした
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
──心臓がまだバクバクしている あの物置で見た光景と、一瞬みた犯人の特徴を私は息を整えながら復唱していく
ゆき
ゆき
ゆき
──私は家まで歩いた。 無事に玄関についた頃には、呼吸はだいぶ落ち着いていた。でも、飼い猫の残酷な姿を思い出して、その日の夜はそのまま自分の部屋に入るなり眠ってしまった……。
はるか
ゆき
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
──私は…、 昨日の物置小屋での出来事を できる限り詳細にはるかちゃんへ話した
はるか
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07:00
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
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はるか
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ゆき
はるか
ゆき
はるか
ゆき
はるか
ゆき
はるか
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
──それまで猫につけてた赤色のリボンは、ネームタグがついていないタイプの首輪だった
はるか
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
はるか
ゆき
ゆき
お母さん
ゆき
ゆき
お母さん
ゆき
ゆき
お母さん
お母さん
お母さん
ゆき
お母さん
ゆき
お母さん
お母さん
ゆき
お母さん
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
お母さん
ゆき
お母さん
お母さん
── ピンポーン
ゆき
お母さん
お母さん
ゆき
お母さん
お母さん
ゆき
ゆき
???
???
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
ゆき
── 今、玄関のドア越しでにこにこと話しているはるかちゃんのお兄さんの声は、あの小屋で聞いた男の声と同じ……
はるかの兄
はるかの兄
ゆき
ゆき
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
──あの小屋にいたときと同じで全身に冷や汗をかく。手足の先が恐怖で冷たくなっていく。覗き穴から見える男の顔はにこにこと、ただどこか歪んだ表情をしている
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
ゆき
ゆき
──玄関のドアに鍵がかかってることを確認して、母親と警察に通報しようとリビングに戻ろうとする
にゃーん
はるかの兄
ゆき
──猫の声と、ドアの向こうで驚く声が聞こえて、玄関の覗き穴から外の様子を再度伺う
ゆき
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
ゆき
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
── みるみるうちに、引っかき傷が増えていく。最初はとても痛がっていたらはるかちゃんのお兄さんは、そのうち痛いと言いながらもらかな小さく肩を揺らしながら笑い始めた
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
はるかの兄
ゆき
お母さん
ゆき
お母さん
ゆき
お母さん
お母さん
お母さん
ゆき
──しばらくして、 私の家の前に1台パトカーが到着して はるかちゃんのお兄さんは…連れてかれていた 猫の引っかき傷だらけだったはずのお兄さんは、傷は消えていて たくさんいた猫の姿もなかった でもお兄さんは目の前に猫が居るかのように、警察の人とパトカーに乗るまでの間、ずっと仕切りにシッ、シッシッと猫を追い払うような仕草をしていた
はるか
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
ゆき
はるか
はるか
はるか
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
はるか
はるか
はるか
はるか
はるか
はるか
ゆき
ゆき
ゆき
──不思議な光景 でもたしかに目の前ではるかちゃんのお兄ちゃんは引っかき傷だらけになって痛がって、笑っていた 沢山の猫が威嚇しているような鳴き声も聞こえた 後で聞いたけどお母さんには聞こえてなかった ギリギリの精神状態で私がみた幻覚だったのかもしれないし、お化けの存在も信じてないけど その時の様子を私は説明した
はるか
はるか
ゆき
はるか
はるか
ゆき
ゆき
はるか
ゆき
ゆき
END