私は再び料理の続きを始めようと手を動かした。すると、また広間に近づいてくる声に耳を澄ました。
鳴狐
愛染国俊
乱藤四郎
五虎退
可愛いエンジェルの声が。もしかして私を励ましに?
平野藤四郎
すごい大人数で来たショタ+鳴狐。匂いに釣られてきたのかな?可愛い奴らめ!
柘榴
秋田藤四郎
前田藤四郎
包丁藤四郎
今にもよだれが垂れそうな包丁。今すぐつまみ食いしちゃいそうな勢いだ。
柘榴
包丁藤四郎
私の言葉に包丁は嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて喜べば、料理を一つ摘まんで口に運んだ。
柘榴
包丁藤四郎
よほど美味しかったのか、目を輝かせている包丁。それが羨ましいのか他のみんなも食べたそうにしていた。
愛染国俊
乱藤四郎
蛍丸
柘榴
みんなが食べたいといってきたので私はつい良いよといってしまった。まあ、大体五十人分ぐらいの量を作っているから大丈夫だろう。確か政府の人が40人ぐらいって言ってたし大丈夫なはず。
薬研藤四郎
厚藤四郎
鯰尾藤四郎
骨喰藤四郎
うん?ちょっと待て!さっきまで居なかったよね!?どっから湧いてきた!?
柘榴
薬研藤四郎
涼しい顔しやがって、、、って、まあいいか。可愛いし
小夜左文字
今剣
なんだろうか……料理に群がるこの子達。育ち盛りなのかな。で、今台所にいるのは…鳴狐、薬研、乱、平野、前田、小夜、今剣、蛍丸、愛染、秋田、五虎退、鯰尾、骨喰、厚、包丁…居すぎだな、ほんとに!うーん、そろそろ止めにしないと宴までに料理が無くなっちゃう。
柘榴
私は宴の料理にラップをかかけた。これ以上食べられちゃったら大変だしね。
包丁藤四郎
柘榴
乱藤四郎
薬研藤四郎
鯰尾藤四郎
蛍丸
本当にみんな嵐みたい。光忠もいつもこんな感じなのかな?いつも大変なんだなぁ。そんなことを脳内で考えながらデザートを作っていた。
柘榴
冷蔵庫から生クリームを出してボウルに入れ、混ぜていればいきなり後ろからふんわりと抱き着かれた。
大和守安定
柘榴
大和守安定
後ろから抱きついたまま、生クリームを見て問いかけてきた安定。それに私は生クリームを混ぜながら答えた。
柘榴
大和守安定
柘榴
大和守安定
柘榴
安定の悲しそうな声色に私は手を止めて後ろを振り返った。安定はうつむいているため顔はよく見えないけど。
大和守安定
柘榴
大和守安定
声だけで寂しさが伝わってきた。私、知らない間に安定を不安にさせちゃってたんだな。これじゃ、主失格かも。私は安定を見つめていった。
柘榴
私の言葉にハッとしたような表情を浮かべる安定。
大和守安定
柘榴
私は安定の頭を撫でる。安定は私により強く抱き着いてきてくれた。
大和守安定
柘榴