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暖かい…… 痛みもなく苦しみもない… ……あぁ 死んだんだな 誰もいない見つけて貰えないような路地裏で
雛月 レイ
ようやく…死ねたんだ
もう罵声を浴びせる人も、痛いことをする人も、恥ずかしいことをされるのも
全部全部……終わりなんだ…
雛月 レイ
???
???
???
???
???
???
???
???
???
???
???
???
…なんか…話し声が聞こえる……
雛月 レイ
重いまぶたを上げる そこには20代前後の男性がいた ……あれ?
雛月 レイ
ずさーーっ
???
???
???
雛月 レイ
あ……やばい… 目の前が歪んでふらつく
???
寸でのところで受け止められる 体に…力が入らない……
雛月 レイ
私は冷たく突き放すように言葉を発する やめて……私に優しくしないで……
私に触れちゃダメ……!
???
???
???
縛っ……?!
なんて横暴な…… でも、力が入らずに座ることもままならないならそれがいい
されるがままに寝かされる
雛月 レイ
???
鬼龍院 伊澄
來一 鋼
雛月 レイ
反復すると、鋼さんが「せや!」と声を上げた
來一 鋼
來一 鋼
ガチャッ
???
來一 鋼
凛道 千種
雛月 レイ
千種さんが持ってきてくれた水を飲む ひとまず落ち着いた… 傷口もしっかり手当されている
鬼龍院 伊澄
鬼龍院 伊澄
雛月 レイ
ぞろぞろと出ていく皆を見届ける ……ここはどこなんだろう
悪い人じゃ……ないのかな…… いや、油断しない もしかしたら明日には追い出されるかも知れない 心を開くのは自殺行為と考えよう
そのまま私は眠りについた