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尊すぎて死ぬ
やべー…読み切りだけど…シリーズものにしてほしいって思った。
誰もが幸せになるオークションパロ
塩分
塩分
塩分
塩分
塩分
塩分
注意 iris/BL/nmmn/ /青桃/ 通報× アンチ× 似ている作品があっても パクリではありません 地雷・純粋な方は Uターン ご本人様とは関係ありません
塩分
塩分
目が覚めた
最悪の目覚めだ。
もうどのくらいこの空間に居るのだろう
灯りといえばランタンのような物あるだけで、いつも薄暗い。
部屋には窓が無く、今が朝なのか、昼なのか、夜なのかは分からない
そう思い、ベットから身体を起こすと
ジャラッ…
首輪に繋がれた鎖がジャラジャラと音を立てた
バンッ
乱暴にドアが開けられた
執事
首輪に繋がれた鎖が引っ張られるがままに、執事に付いて行く
行き先はいつもの場所だ。
ガチャッ
ここはとても広く豪華な家具が並んでいる部屋だ。
部屋の中央にソファーがあり、その横に木の椅子が置かれている。
執事
主人
主人
執事
部屋に入ると、ご主人様と呼ばれている男性の横にある椅子に座らされる
そして、ここから勝手に立ち上がることを許されない。
何か言葉を発することさえも。
勝手に立ち上がったりしたら、容赦なく首の鎖を締め付けられる
主人
主人
執事
執事
言葉を発する事なく、こくりと頷いた。
ガチャッ
執事
着せられたのは、スカートがフリフリなメイドのような服。
主人
主人
主人
主人
主人
そう言いご主人様は笑った。
でもそれは、どこか冷たさを感じる笑顔だった
ご主人様の好きな服に着せ替えられて、
言葉を発さず、一日中椅子に座る
ドール そう、俺はご主人様の人形として買われたのだった。
ずっと、このままなのかな…
数日後、
執事から他に綺麗な奴を見つけたから、お前はオークションに出す
と、告げられた。
会場
そうして、今に至る。
会場は人で溢れかえっていて、騒がしい
主催者
主催者
オークション主催者が、少し悲しそうな顔をして話しかけてきた
主催者
主催者
主催者
主催者から謝られ、少し驚いた
そう、オークションに掛けられるのは初めてじゃない
何回も売られて、買われてを繰り返している。
主催者
いよいよオークションが始まった
会場には、買い手であろう人達がズラリと並んでいる。
主催者
主催者
主催者
主催者
どんどん金額が上がっていき、
自分の価値も上がっていく。
会場をぼーっ、見渡していると
沢山の買い手の中に、1人若い男性が居るのが目に留まった。
その若い男性を見ていると、
男性は口を開いた
主催者
その一言で会場全体が静まり返った
買い手達が目を丸くしている
2000万なんて、普通の人が出せる額じゃない。
主催者
主催者
主催者
主催者
主催者
俺の買い手が決まった。
執事に連れられて男性の元へ行き、
引き渡された。
オークションが終わり、男性に手を引かれながら会場を後にした。
ガチャッ
新しいご主人様の家に到着した
通された部屋はとても広く開放的で、大きな窓の外には綺麗に手入れされた庭が広がっている
ご主人様は、部屋の中央にあるソファーに腰かけると、俺に話しかけてきた。
突然の質問に動揺してしまった
何て答えてよいのか分からない
そもそも、言葉を発してよいのかどうかも分からなかった。
ご主人様はとても優しい声でそう言った。
自分の名前を言葉にしたのは、いつぶりだろうか。
ご主人様は微笑みながら言った
ご主人様は最初怪訝な顔をしていたが、
じきにまた優しい顔になりこう言った。
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
ふと、ご主人様の向かいにもソファーがあることに気づいた。
俺はおそるおそる、そのソファーに向かって足を一歩踏み出した。
首の鎖は………
締め付けられなかった。
ソファーのところまで何歩か歩き、怖々と腰をおろす
少しずつ、少しずつソファーに自分の体重を預けていく
ご主人様はぎこちない動きの俺を優しい顔で見つめている。
ふと、ご主人様がソファーから立ち上がり近づいて来た
俺の前に立ち、おもむろにこちらの顔に手を伸ばす。
とっさに身構えて目をつぶる
ガチャリ…
ガシャンッ
目を開けると、微笑んでいるご主人様の顔が見えた
床には、首輪と鎖が落ちている
これで今日から自由やで
塩分
塩分
塩分
塩分
塩分