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のんびりと過ごす日常

第1話 - epilogue/戻ってきた世界

2022年08月30日

#オバケイドロ

#第2章終了後の物語

#長編物語

*◇+.め〜ぷる.+◆*

Yuka

…ん？

私はゆっくりと体を起こす

そこはいつも寝ている部屋

Yuka

…もしかして

Yuka

戻ってこれたの…？

私は周りを確認する

そこにいたのは____

Yuka

アリサちゃんとルカくんが

気持ちよさそうに眠っている

Yuka

…そっか

Yuka

私達…

無事に元の世界に戻ってこれたんだ

元に戻れてよかった…

と、私は心から思っていた

Yuka

そうだ、下に行かなくちゃ

私はすっと立ち上がり

静かに自分の部屋を出ていった

〜リビング〜

Rui

あっ、Yukaちゃん！

Rui

よかった、やっと起きてきたんだね

扉を開けると

目の前には Ruiくんがいた

Tubasa

…おっ、ちょうど来たな

Tubasa

今から、これからの話をするから

Tubasa

こっちに来てくれないか？

そういわれるがまま私はRuiくんの隣の席に座る

Suzu

さて、早速本題に入るんだけど…

Suzuが仕切る

Suzu

私達は無事に『現実世界』に帰ってきたね

たしかに辺りを見渡しても

見た事のある景色が広がっている

Mai

…そういえばさ

Mai

私が起きた時に

Mai

メルが寝てたんだけど…

Mai

これって、何か関係があるのかな

私と全く同じ状態だ

Rui

…僕もだよ

Rui

起きたら、アレスくんとメイジーちゃんが寝ていたんだ

Tubasa

…俺も一緒だな

Tubasa

起きたら、ハンスとシャルルが寝てたんだ

…ということは、今まで私達が体験してきたのは…全て現実？

頭がこんがらがる

Yuka

…どうやら

Yuka

私達が見ていたのは…

Yuka

半分は『現実世界』で

Yuka

もう半分は『夢の中での世界』っていうこと…？

私がそう言うと

それを紡ぐ様に

Tubasa

…そうだ

Suzu

…それでねっ

Suzu

お姉ちゃんが眠ってる間に

Suzu

Tubasaくんと2人で、この夢のことを調べてたんだ

そういいながら、小さな紙を差し出す

Suzu

…読んでみてくれるかな

私は Suzuに促されるまま

紙を手に取り読むことにした___

Yuka

えっと…

Yuka

無事にこの世界を脱出した

Yuka

勇者達へ…

〜無事にこの世界を脱出した勇者達へ〜君達の実力や脱出力は凄まじかった。仲間を想う気持ちや、仲間が捕まったら助けに行く行動力…そのどれも素晴らしく、私の憧れであった。 ====================================================

君達なら、この未来溢れる少年少女達をきっと、1人前にしてくれるだろう。私は、その時まで楽しみにしている。そしてまた未来で会おう。最後になるが、近いうちに私の館への招待状を出そう。人数に関しては、気にしないでもらおうか。それでは、君達の健やかな成長を願っているよ。〜By 店主より〜

Yuka

私は静かに手紙を閉じる

Yuka

…なるほどね

Yuka

そういうことだったのか

私は少し真実に気が付いた

Tubasa

…これ以外にも

Tubasa

まだ分かることがあったんだ

Tubasaくんが資料を出そうとしたとき…

Mai

クッキー焼けたよ〜！

キッチンから Maiの声が聞こえる

Rui

わ〜っ、楽しみだなぁ！

Maiがひょっこりこっちにやってきた

Mai

みんな〜、飲み物何にする？

Suzu

何があるの〜？

Mai

さっき見たら、『珈琲』と『ミルクティー』と『レモンティー』があるよ〜

Mai

あとはカフェラテとかだったかな？

Yuka

それじゃあ〜…

Yuka

私はミルクティーにしよっかなぁ

Suzu

私もミルクティーにする！

Tubasa

んじゃ、俺珈琲で

Rui

僕はカフェオレお願いしま〜す！

Mai

は〜いっ、淹れてきま〜す！

Suzu

Mai、手伝うよ？

Mai

Suzuちゃんありがと〜！

SuzuとMaiはキッチンに向かっていった

TubasaくんとRuiくんとの3人の空間で

Tubasa

…そういえば、Yukaは疲れ取れたか？

Yuka

…えっ？

Yuka

あっ、うん

Yuka

一応、疲れは取れてるよ

Tubasa

…そうか

Tubasa

それならよかった

Rui

そういえばさ…

Rui

あの夢…どう思う？

Ruiくんが話す

Yuka

…なんだか、不思議な夢だったよね

Rui

…なんか、現実にありそうな…

Rui

そんな感じだったよね

今までの出来事が思い出される

Suzu

持ってきたよ〜

話を切り出そうとした時 Suzuが飲み物を運んできた

結局色々聞きたかったけど、あとでゆっくり話すことにした___

Rui

わぁっ

Rui

このクッキー美味しいね

Ruiくんはクッキーを摘む

Mai

ホントに？

Mai

喜んでくれてよかった〜

Tubasa

…おっ、よく俺の好み知ってたな

Tubasaくんは珈琲を飲みながら言う

Mai

前に、一緒に住んでた時に

Mai

アールグレイを飲んでたのを見ててね

Mai

珈琲は初めて淹れたんだけど、上手くいったみたい

珈琲初めて淹れて上手くいくのは凄いよね…

Suzu

このミルクティー甘いね〜

Mai

…お姉ちゃんどうしたの？

Yuka

…あっ、うんとね…

Yuka

アリサちゃん達の部屋…どうしよっかなって思ってさ

私はずっと悩んでいた

Suzu

空き部屋って、あと何部屋あったっけ？

Rui

僕、数えてくるね〜

Rui

Ruiくんは椅子から立ち上がって

数えに行った____

暫くすると Ruiくんが戻ってきた

Rui

2部屋あったよ〜

Suzu

あれっ、何人だっけ？

Yuka

アリサちゃん、ルカくん、アレスくんと…

Mai

メル･グリくん、シャルルちゃん…

Rui

メイジーちゃんと、ハンスくん、メアリーちゃんかな？

Tubasa

9人なら、3人ずつ入った方が良さそうだな

Yuka

これって、どうやって決めるの？

Mai

私達が決める…？

Suzu

いや、でもそうしたらバランスがなぁ…

Tubasa

…やっぱり、本人達が決めた方がいいんじゃねぇのかなぁ

Rui

たしかに、僕もそう思うよ

Yuka

うむ…それなら、起きるまで待ってみようか…

〜第2章 epilogue END〜

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