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4月10日、晴れ

春、暖かい日の中

見慣れない道を歩いて、初めて見る人に囲まれて

今日、高校生となった

だけど

rch

やっばい

隣、前の人が友達と笑っている中、俺は1人だった

中高一貫でもないため見知った顔もないし、今からどこかの和に入るのは気まずい 完全にタイミングを見失ってしまった

でもそんな中、君が声をかけてくれた

kym

大丈夫ですか?

rch

あ...はい

話してみると面白くて、すぐ友達になった

この時、なんとなくこの人は俺の1番大切な人になるだろうなと

根拠もなくそう思った

5月12日、晴れ

rch

ふぁ、あ〜

rch

ねむ

入学してから1ヶ月経った頃には、高校生活にも慣れてきていつもの日常が作られていった

俺はやりたくもない保健委員となり、 暇な日はだいたい保健室の柔らかい椅子に座って机に伏して寝ている

いや寝たふり、か

kym

りぃちょくーん?

キャメさんは部活が終わったら俺を迎えに来てくれる。何となく寝たふりをしたら面白そうでいつも寝たふりをしてしまう

今日は何て言うのか、 起こすのか、それとも横に来るのか 少しわくわくしながらキャメさんが動くのを待つ これも何気ない日常と化している

kym

今日も寝てる笑

そう言うと俺の横に座った 今日はすぐ起こさない日らしい なんて思っていると、頭に違和感を覚えた

rch

(ん?)

キャメさんが頭を撫でてきた 別に嫌ではないけど、同い年なのにガキ扱いされてるみたいで内心ムッとする

kym

んふ、かわいー

kym

ねえさ、りぃちょくん

kym

起きてるでしょ?

rch

kym

ほらやっぱり

rch

キャメさんすごっ、なんで分かったの?

kym

んー?それはね

kym

俺がりぃちょくんの事好きだから、かな

rch

ん?

kym

りぃちょさん

rch

えっ!?さん付け!?

rch

なんで?

kym

あぁごめんね、特に深い意味はないから大丈夫

rch

あ、そう?良かったー、嫌われたかと思って焦った

kym

嫌いになんてならないよ笑むしろその逆

rch

ん?

kym

りぃちょくん恋人欲しいって言ってたよね

rch

あー、うん。せっかくの高校生活だし

rch

彼女いたら楽しそう

kym

あのさ、

kym

俺が彼氏じゃ駄目ですか?

rch

へ?

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