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夜。就寝時間になっても、体質上中々眠ることができない。少し夜風に当たろうと、奥の廊下の窓にこっそり移動した。

◯◯

ふぅ…

ここは男子部屋に近いから少し緊張する、。

◯◯

(明日最終日か…、寂しいなぁ)

◯◯

あ…

黄昏ていたら、最終就寝時刻の音楽が流れた。 先生に見つかったらやばいな…。 でももう少しここにいたい…。

ガチャッ

◯◯

!!(振り向く)

景瑚

っ!!
…◯◯?!(小声)

◯◯

け、景瑚っ?!
なんで!(小声)

真後ろの部屋のドアから、Tシャツ姿の景瑚が出てきた。

景瑚

いや、こっちのセリフ!!(小声)

話を聞くと、景瑚も眠れなくてこっそり起きてきたらしい。仲間がいてちょっと嬉しい。笑

◯◯

昔から寝るのに時間かかっちゃうタイプでさぁ…

景瑚

んね。俺もそう笑

景瑚

……ねぇまって。
なんか歩いてる音聞こえない?

◯◯

えっ…

(階段を上る足音)

◯◯

まじじゃん!
先生の見張りじゃない?来ちゃうって!💦(小声)

景瑚

とりあえずここに…!(小声)

◯◯

えっ…⁈

そう言って、景瑚は自分の部屋に私を入れた。目の前には他の男子も普通に寝ていて、声が出そうになる。

◯◯

なんかこっちに向かって歩いてきてない…?気のせいかな…

景瑚

ドア閉めた時にちょっと見えたのかも…

スタ…スタ… ピタッ

◯◯

やっぱそうだよ!早く隠れないと!(小声)

景瑚

ガシッ

◯◯

っわ、!

腕を掴まれたかと思うと、一瞬で毛布が体を覆った。

◯◯

け、けーg

景瑚

シーっ

◯◯

横を見ると、とんでもなく至近距離に景瑚の顔があった。 状況を理解する暇もなく、先生がドアを開けようとする。

景瑚

(やばっ)

ぎゅっ

◯◯

!!

ドアが開いたと同時に、覆い被さるように抱きしめられた。 景瑚の大きい体に、すっぽりと収まる。

◯◯

(景瑚なにしてるのっ…//)

無意識に高鳴る鼓動。 背中にぴったりとくっついた景瑚の胸からも少し、とくとくと振動が伝わる。

景瑚

(俺の心臓一瞬止まれ……恥ずい…)

先生)…気のせいか。 スタスタ…

◯◯

せ、先生行ったよ!(小声)

景瑚

ん……念のためもうちょい、、

先生は絶対もういないのに、さっきより強く、ぎゅっと抱きしめられる。

◯◯

っ景瑚…//

景瑚

…ん
ごめん、そろそろ大丈夫か。(離す)

◯◯

け、けーごっ…
なんでこんなこと…//

景瑚

え?…応急処置だよ。ただの。

(って言いいながらも、耳真っ赤な景瑚)

◯◯

…まぁ、先生にバレなかったし、ありがと、。//

◯◯

じゃあ部屋戻るねっ

景瑚

…おやすみ。もう寝れそ?

◯◯

ね、寝れるっ、//

照れ隠しをして、急いで部屋に戻る。

◯◯

……はぁぁ…

さっきのことは夢だと思いたい。 でも、まだ体に、確かにあの温もりが残ってる。

早く忘れたくて、無理矢理布団の中で目を瞑った。

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