夜。就寝時間になっても、体質上中々眠ることができない。少し夜風に当たろうと、奥の廊下の窓にこっそり移動した。
◯◯
ここは男子部屋に近いから少し緊張する、。
◯◯
♪
◯◯
黄昏ていたら、最終就寝時刻の音楽が流れた。 先生に見つかったらやばいな…。 でももう少しここにいたい…。
ガチャッ
◯◯
景瑚
◯◯
真後ろの部屋のドアから、Tシャツ姿の景瑚が出てきた。
景瑚
話を聞くと、景瑚も眠れなくてこっそり起きてきたらしい。仲間がいてちょっと嬉しい。笑
◯◯
景瑚
景瑚
◯◯
(階段を上る足音)
◯◯
景瑚
◯◯
そう言って、景瑚は自分の部屋に私を入れた。目の前には他の男子も普通に寝ていて、声が出そうになる。
◯◯
景瑚
スタ…スタ… ピタッ
◯◯
景瑚
◯◯
腕を掴まれたかと思うと、一瞬で毛布が体を覆った。
◯◯
景瑚
◯◯
横を見ると、とんでもなく至近距離に景瑚の顔があった。 状況を理解する暇もなく、先生がドアを開けようとする。
景瑚
ぎゅっ
◯◯
ドアが開いたと同時に、覆い被さるように抱きしめられた。 景瑚の大きい体に、すっぽりと収まる。
◯◯
無意識に高鳴る鼓動。 背中にぴったりとくっついた景瑚の胸からも少し、とくとくと振動が伝わる。
景瑚
先生)…気のせいか。 スタスタ…
◯◯
景瑚
先生は絶対もういないのに、さっきより強く、ぎゅっと抱きしめられる。
◯◯
景瑚
◯◯
景瑚
(って言いいながらも、耳真っ赤な景瑚)
◯◯
◯◯
景瑚
◯◯
照れ隠しをして、急いで部屋に戻る。
◯◯
さっきのことは夢だと思いたい。 でも、まだ体に、確かにあの温もりが残ってる。
早く忘れたくて、無理矢理布団の中で目を瞑った。
コメント
2件
ほんと最高です‼️👍