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#まじっく快斗 # 名探偵コナン
まっぴ
134
坂田銀にゃん
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2件

コメント失礼します(* .ˬ.)" とても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています
うわあ、深緒がついに指輪を外した…!「前に進めない理由を研二のせいにはしたくない」って言葉が胸に刺さりました。それでも首にチェーンでかけ続けるところに、大切な思い出を抱えたまま少しずつ前に進もうとする強さを感じます。笑顔が増えた深緒の変化が職場にも伝染してて、最後の合コンの話題で高橋が悲鳴あげるシーンは思わず笑いました。このエピソード、彼女の一歩を静かに祝福したくなる話でした。
夜。
ソファへ腰掛けたまま、深緒は何度目か分からないくらい手紙を読み返していた。
読むたびに思う。
研二は本当にずるい。
7年前に書いたくせに。 まるで今の深緒を見て書いたみたいだった。
松田深緒
小さく呟く。
手紙に書いてあった言葉を思い出す。
『俺のことは、いつかちゃんと手放してください』
『誰かを好きになって』
『ちゃんと幸せになって』
松田深緒
深緒は指輪を天井にかざした。
失いたくなかった、忘れたくなかった、研二との時間がそこにある気がしていた。
外したら、それが終わってしまう。 忘れてしまう。
研二との時間が、本当に過去になってしまう。
そんな気がした。
だから外さなかった。
『俺のことは、いつかちゃんと手放してください』
松田深緒
松田深緒
深緒はしばらく指輪を見つめ、指をかけた。
が。
松田深緒
その手が止まる。
松田深緒
松田深緒
深緒は苦笑した。
“手放す”
簡単そうに言ってくれたものだ。
まるで荷物でも置いていくみたいに。
そんな簡単な話じゃない。
高校一年生。 付き合い始めたのはその頃だった。
出会ったのはもっと前。 小学生の頃。
気付けば当たり前のように隣にいた。
家族みたいで。友達みたいで。
それでいて。 誰よりも特別だった人。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
深緒は静かに目を閉じた。
何度も何度も。思考する。
研二の言葉を、自分の中に落とし込む。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
忘れることなんてない。 研二との時間は消えない。
指輪を外したくらいで消えるほど軽いものじゃない。
深緒はふっと笑った。 再び指輪に触れる。
そして、そっと指輪を外した。
松田深緒
松田深緒
それだけは嫌だった。
研二は最初から、前へ行けと言っていたのだから。
止めていたのは。 自分だけ。
松田深緒
薬指が軽い。 少しだけ落ち着かない。
深緒は引き出しを開け、ケースからチェーンとリングホルダーを取り出した。
指輪をチェーンに通し、首にかける。
松田深緒
全部を急に手放すなんてできない。 それでも
松田深緒
鏡に映る自分を見る。
松田深緒
松田深緒
深緒は笑った。
研二が、1番好きだと言ってくれた笑顔で。
――それから数週間。
あの日、リビングに置かれていた 『ポアロに行ってきます』 のメモを最後に、降谷と一度も顔を合わせていない。
また仕事が忙しいようだ。
松田深緒
リビングの時計を見上げて、深緒はパタパタと出かける準備を始める。
松田深緒
玄関の鏡の前でネックレスを通す。
最初は落ち着かなかった薬指の軽さにも、いつの間にか慣れてしまっていた。
松田深緒
『俺が好きになった深緒ちゃんは、笑顔がとってもかわいい女の子なんだから』
その言葉を、お守りのように胸の中で繰り返す。
ーーーーー
科捜研
松田深緒
高橋
松田深緒
高橋
高橋は相変わらず慌ただしい。 先輩は相変わらず雑だ。
深緒も相変わらず仕事をしている。
ただ少しだけ。 変わったことがあった。
深緒の表情が柔らかくなったこと。
笑う回数が増えたこと。
何より。 以前ほど無理をしなくなったこと。
周囲の人たちも、それに気づいていた。
ーーーーー
昼休み
高橋
先輩
高橋
高橋
先輩
高橋は弁当を掲げた。
高橋
先輩
高橋
同僚も覗き込む。
同僚3
高橋
盛り上がる男達。
その横で、深緒は黙々とサンドイッチを食べていた。
高橋
突然振られる。 深緒は弁当を見た。
数秒。
松田深緒
高橋
先輩が吹き出した。
同僚も笑う。
高橋
松田深緒
深緒は小さく笑った。
先輩がその顔を見る。
先輩
松田深緒
先輩
松田深緒
先輩
先輩
松田深緒
同僚1
高橋
なぜか高橋がキレる。
先輩
先輩
同僚2
松田深緒
深緒が口を大きく開けて笑う。
同僚4
同僚4
同僚4
松田深緒
深緒は少し考えて口を開いた。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
先輩
松田深緒
そう言って、また笑う。
高橋
高橋
勢いよく高橋が言った。
松田深緒
高橋
同僚も頷く。
高橋
松田深緒
高橋
高橋
松田深緒
高橋
バァン!!
高木刑事
高橋
高木刑事
先輩
ーーーーー
そんなこんなで日々が過ぎていったある日。
深緒が廊下を歩いていた時のこと。
男性職員
松田深緒
男性職員
松田深緒
男性職員
松田深緒
思い出した。 少し前に対応した案件だった。
松田深緒
そう言って笑う。
男は少しだけ固まった。
男性職員
松田深緒
男性職員
松田深緒
男性職員
松田深緒
男性職員
耳が少し赤い。 深緒は気付かない。
そのまま会釈して通り過ぎた。
男はしばらくその背中を見送る。
その様子を。少し離れた場所から高橋が見ていた。
高橋
隣の同僚が苦笑する。
同僚1
同僚2
同僚3
同僚4
高橋
同僚2
高橋
同僚2
高橋
高橋
高橋は今にも泣きそうな顔をした。
同僚は指を折り始める。
同僚1
同僚1
同僚1
同僚4
高橋
同僚1
高橋
同僚2
高橋
同僚3
同僚3
同僚4
同僚1
同僚2
同僚1
同僚3
同僚4
同僚2
高橋
同僚2
高橋
高橋
高橋は深緒を見る。
向こうでまた別の職員に話しかけられている。
高橋
高橋
ーーーーー
その日の昼休み。
高橋は弁当を片手に休憩室へ向かっていた。
少し開いた扉の向こうから聞き慣れた声が聞こえる。
宮本由美
由美だった。
宮本由美
高橋
思わず足が止まる。
中では由美と深緒が昼食を食べていた。
松田深緒
宮本由美
由美は即答した。
宮本由美
松田深緒
宮本由美
高橋
高橋の動きが止まる。
今。何て?
宮本由美
松田深緒
深緒は自然に笑う。
宮本由美
宮本由美
松田深緒
宮本由美
深緒は少しだけ考えた。
それから苦笑する。
松田深緒
宮本由美
松田深緒
由美は目を丸くした。
宮本由美
松田深緒
少しだけ視線を落とす。 首元でチェーンが小さく揺れた。
松田深緒
宮本由美
由美はニヤニヤし始める。
宮本由美
松田深緒
宮本由美
松田深緒
深緒は笑った。
松田深緒
宮本由美
松田深緒
宮本由美
話はそこで終わった。 2人は席を立つ。
高橋は慌てて物陰へ隠れた。
2人の姿が見えなくなっても、高橋は固まったままだった。
高橋
合コン。
松田さんが。
合コン。
高橋
数秒遅れて理解が追いつく。
そして。
高橋
休憩室に悲鳴が響いた。