主人公side
なかむさん…私の新しいお兄さんが部屋から出ていくのを見て、少し安堵する。
少し、ぎこちなかっただろうか。
これからは、今までとは違って、同じ家の中に男の人がいるんだ。 そう考えると、少し…怖い。
しかも、なかむさん以外にもまだ5人いるらしいし
〇〇
〇〇
〇〇
前の家とは違って、部屋はとても綺麗だ。 家具も新品だし、何よりすごく広い。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
でも気まずくなったら嫌だしな…
〇〇
〇〇
〇〇)トットットッ
下に降りると、リビングの扉の向こうから、父と母の楽しそうな声が聞こえてきた。
ラブラブそうで何よりだ。
どうやらなかむさんもいるようで、時折彼のはっきりとした声が聞こえてくる。
〇〇
そう思って部屋に戻ろうとした時、玄関の扉が開いた。
?)ガチャ
?
?
〇〇
shk
〇〇
〇〇
shk)ダッッッ
〇〇
〇〇
話しかけようとすると、凄い勢いで二階へ逃げられてしまった。
私、なんか変だったかな…
?
?
?
kr
kr
〇〇
kr
きりやん、と名乗った私の新しいお兄さんが首をかしげると、綺麗な金髪がさらりと揺れた。
〇〇
〇〇
kr
kr
kr
kr
kr
〇〇
kr
〇〇
kr
kr
〇〇
kr
〇〇
kr
〇〇
きりやんさんが持ってきてくれたお菓子は、どれも美味しそうだ。
ちょうど近くにあったホイップクッキーを取ろうとしていると、リビングのドアが開いて、なかむさんが顔を覗かせた。
nkm
nkm
〇〇
〇〇
nkm
nkm
nkm
nkm
kr)ビクッッ
nkm
なかむさんを見ると、表情は笑っているが、目は笑っていなかった。
kr
〇〇
nkm
nkm
nkm
そう言ってなかむさんは私の隣の席についた。
〇〇)ビクッ
nkm
kr
〇〇
今までなんともなかったから、大丈夫だと思っていたのに
すぐそばに男の人がいる… それだけで少し恐ろしく感じてしまう。
kr
nkm
nkm
〇〇
kr
kr
kr
〇〇
nkm
nkm side
nkm
リビングから出ていく彼女の背中を視線で追いながら、きりやんにはどうお仕置きしようかと考えていた。
nkm
それにしても、〇〇はどうしたんだろうか。
俺がくる前はきりやんと普通に喋っていた。
nkm
nkm
だとしたら、彼女は俺が嫌いなんだろうか。
唐突に、嫌われる事への恐怖が俺を襲った。
nkm
nkm
nkm
nkm
kr side
〇〇ちゃんが部屋を出てすぐ、なかむが“また”何かを考え始めた。
お菓子を時々つまみながら、どこか一点を見つめて深く考え込んでいる。
kr
kr
なかむはもしかすると、彼女のことで悩んでいるのかもしれない。
俺も、義妹だからと言う言い訳をしているが、絶対に好きにならないかと言われると、難しい。
すでに、俺の中には家族へ向けるものではない感情も芽生えている。
これじゃあ、他の奴らが〇〇ちゃんを好きになるのも時間の問題か。
まあ“計画”は順調に進んでいる。
◼︎◼︎◼︎◼︎の言う通り、彼女は俺たちの“運命の相手”なのかもしれない。
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