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妖怪の世界に来ちゃいました！？

第34話 - ０話

2,235

2023年10月08日

#ぴくとはうす

#らっだぁ運営

#日常組

#我々だ

ルル

これは奏が妖界に来る 3ヶ月前の話…

直人

『おい、高橋。その本は
そっちじゃなくて
キッチン側の方だ』

高橋

『はー？んなの
見てねーっつーの』

直人

『見ろ！』

直人

ﾏｯﾀｸ…

俺の名前は田中直人

年齢は、今年で …一応69歳になる

あ、おっさんとか思ったな？残念。俺は死んだ年齢は 17だから一応高校生だ！

…死んだ俺がなんで生きてるかって疑問に思うかもしれんが

直人

(本当…人の頃より
大変だなこの
『白いヤツ』の体は)

中身は人間。身体は人形それが俺ら『白いヤツ』

高橋

『おい、直人ー
お前この前俺のプリン
食ったろ』

直人

『はー？知らねーし』

高橋

『嘘つけ！ちゃんと
名前書いたんだぞ！』

高橋

『別に白いヤツは
腹減らねぇし、
食わなくてもいーだろ！』

直人

『うっせ！味覚はあるん
だから食いてぇんだよ
甘いのも好きだし！』

高橋

『…お前食ったんかい！』

直人

『…あ』

直人

『………にっげろー』

高橋

『ふっざけんな！
ぶっ飛ばす！！』

こいつは高橋羅鬼。最初会った時は読みに戸惑ったが、らき…と読むらしい。読みづらすぎだろ

あと、こいつはヤンキーだ気性荒いしうるせぇし全部拳で解決してこようとする

あとこいつは非童貞だ。殺そう

高橋

『だー！直人てめぇ
これで3回目だろ！
まじふっざけんな！』

直人

『お前もこの前俺の
チーズケーキ食ったろ！』

高橋

『うっせ！チーズケーキ
なんてレアなんだから
食うしかねぇだろ！』

直人

『食うな！』

ぴくと

おいお前らー。喧嘩すんな

ぴくと

…まったく。

高橋

『あ、おいぴくと！
掴むな！』

直人

『いいぞぴくと！そのまま
俺だけ離せ！』

ぴくと

いやどっちも離さないから

ぴくと

…桜に頼んでおしおき
してもらおうか？

直人

『すいませんでした』

高橋

『申し訳ありませんでした』

ぴくと

よし。んじゃ喧嘩すんなよ

直人

『へーい…』

高橋

『はいよー…』

これが俺たちの日常である

直人

(ちょっと外出たが…
やっぱ自然はいいな)

直人

(あと！！白いヤツの
身体だから花粉にも
強い！毎年春に
苦しめられてたが…)

直人

(やはり白いヤツが
最高なのでは…？)

直人

『…ん？』

麗音

『…あ、直人さん
どうも。』

直人

『よう。麗音か
何してたんだ？』

麗音

『いや特に』

直人

『そ、そうか』

麗音

……………………

直人

……………………

こいつの名前は鈴木麗音 1番新人、確か2年前ぐらいに来たやつ

あと、くっそ生意気

最近の若者は結構生意気なやつが多いのは分かってたが無自覚で煽ってくる。ただ良い奴ではある

直人

『な、なぁ』

麗音

『…なんです？』

直人

『…お前は』

直人

『童貞は…
卒業しているのか？』

麗音

『…？え？』

麗音

『いや別に…』

直人

『よっっっっっっっし！！』

麗音

『…え？なんです？』

直人

『裏切り者じゃないかの
調査だ。気にするな』

麗音

『うらぎ…え怖
てかもしかして直人さん
って童て…』

直人

『言うな。やめろ』

麗音

『あ、はぁ。』

麗音

『…童貞なんすね』

直人

『悪いかこのやろー！』

麗音

『彼女いたことは？』

直人

『ねぇよ。』

麗音

『告られたことは？』

直人

『…ねぇよ！告ったことは
あるけどよ…』

麗音

『何回？』

直人

…………

直人

『…7回』

麗音

『つーことは、7回
振られたんすね』

直人

『やめろ！！！麗音も
どーせモテな…』

直人

(…そういやこいつ
人間時代は顔はめっちゃ
イケメンだったな…)

直人

………………ｸｿ

麗音

『あれ、なんか
知らぬ間に勝った？』

直人

『お前嫌いだわ…』

麗音

『…別になんでも
いいです』

麗音

『まぁ、俺は
直人さんの事
好きですけど』

直人

『えっ』

麗音

『じゃ、俺は行くんで』

直人

………………

直人

(くっそ…！ツンデレかよ！
俺の後輩可愛いなクソ！
嫌えねぇよクソが！)

水野

『ん？あれー』

水野

『なおっちじゃーん！
どしたのここに居るの
珍しくなーい？』

直人

『うおっ、』

直人

『…千尋か』

水野

『やほやほ〜☆』

こいつは水野千尋

…先に言っとくが、こいつは男だ。人間時代の時とかはめっちゃ可愛かったけど。惚れかけたけど男だ。

ちなみに俺の1番最初に出来た後輩結構性格はいいのでお気に入りではある

水野

『なおっち何してたーん？』

直人

『いや普通に、外出たく
なったから』

水野

『ふ〜ん？』

水野

『じゃー僕お隣
失礼しておけー？』

直人

『いいけど…つまんねぇぞ？』

水野

『あはは〜w僕達
何年一緒だと思ってんの？』

水野

『別につまんなくないよ
僕はなおっちの隣に
居るの好きよ？』

直人

『………ほんとお前
可愛いなクソ…』

水野

『知ってる〜w』

直人

『…ったく！』

直人

『あ、そういやお前
昨日疲れてたけど
大丈夫だったのか？』

水野

『ん？あー』

水野

『ちょっぴり能力
使いすぎちったw』

水野

『さすがに1日の
回数制限超えると
やっばいねー！』

直人

『そうか…』

直人

『お前の能力は確か…
創成だっけ？』

水野

『うん！…まぁー
回数制限と大きさの
制限はあるけど…』

水野

『凄いでしょ〜！』

直人

『ま、唯一無二の
能力だしな。』

水野

『ふふん♪これだけは
ドヤれるからね！』

水野

『あっ。あと
顔の良さかな☆』

直人

『まぁ顔は良いもんな』

水野

『でしょっ！顔なら
タレントとかとも
並べれるんだから』

直人

『お、俺だって…顔
悪くは無い……し？』

水野

『チー牛の上位互換
みたいな顔よね』

直人

『やめろ思いっ切り
貶すんじゃねぇ』

水野

『あはは〜wま、
酷くは無いと思うよ？』

水野

『良くもないけど』

直人

『お前結構俺
ディスるよな〜？？？』

水野

『てへっ☆』

直人

『…ったく、』

ぴくと

ぐわぁ〜…！！！！

ぴくと

ちょ、痛い痛い

ぴくと

うわぁ〜…！！
ぎゃー！！！！

水野

『うわ、びっくりしたー
何してんの？』

ぴくと

あ、千尋…直人

秋乃

『あ、おはよう
ございまーす！』

桜

『すみません。ぴくとが
筋肉痛になっていて…』

直人

『え？筋肉痛です？』

秋乃

『そうなんですよ〜…』

この子は前田秋乃麗音の次に若いやつで生徒会とか学級委員みたいな性格してるやつ多分白いヤツの中では普通の方かもしれん

そして！！もう1人のお方は花咲桜さん。俺が尊敬しているお方で、白いヤツの中で1番の年上でリーダー的な存在多分1番みんなから尊敬されてる

ぴくと

うへぇ…湿布俺
嫌なんだけど…

高橋

『でもそうしねぇと
いてぇんだろ？』

ぴくと

……そうだけども！

桜

『はい、2枚目
貼りますからねー』

ぴくと

うっ……ぐわぁぁぁ！

直人

『うるせーぞー』

ぴくと

こっちは湿布に
慣れてないの！！

ぴくと

あ痛い痛い痛い！
秋乃！高橋！
痛くすんな〜！！！

秋乃

『え、あ…んー
加減が難しい…』

高橋

『おいぴくと秋乃ちゃんを
困らせんな。お前が
筋肉痛になったのが
悪いんだからなクソ』

ぴくと

酷くない？！秋乃と
俺への態度全然違うし

ぴくと

つーか！筋肉痛に
なったのはお前らの
せいだからな〜！

直人

『ぴくと。黙れ』

ぴくと

…直人も辛辣…うちの子は
辛辣な子しかいないの…？

水野

『おー！今日は
めっちゃ空きれーじゃん！』

桜

『…あまり嬉しい
ものではありませんがね』

直人

『…まぁ、この空に
なる度…人が
死んできますからね』

水野

『…でも、この空
何回か見たことあるけど
白いヤツの数よりは
多いよねー？』

直人

『…そりゃあまぁ』

直人

『俺らの知らない所で
死んでんだよ。…どーせ
妖怪に食われてさ』

高橋

『…はぁ、嫌な話だな』

麗音

『…まぁ、俺らは
妖怪のせいで死んでたりも
してますしね』

直人

『お前何死だっけ？』

麗音

『転落死』

直人

『全然妖怪関係ねぇのかよ…』

麗音

『直人さんは？』

直人

『あの西のやぶ医者だよ！
くっそ本当あいつ…
血全部吸って骨も
1部取られたしよぉ…』

麗音

『っふ、どんまいです』

直人

『おーおー煽ってんな？』

水野

『…あれ？ねーなおっち〜
レインちゃんと蒼さん
見てないけどどこ行ったの？』

直人

『ん？あぁ…今日は
ぴくとと妖怪狩りだってよ』

高橋

『うわ、ほんとー
能力が戦闘系の
やつは辛いなー』

直人

『それなー』

ぴくと

……ッふう

ぴくと

これで全部か？

蒼

『あぁ、…この周辺には
人間は居なさそうだな』

レイン

『ソ、ソウ…デスネ！』

レイン

『…oh?』

レイン

『You look
gloomy, but are
you okay?』

ぴくと

『……えっと』

ぴくと

『な、なんて言った？』

レイン

『ア、エトー』

レイン

『クライ…カオ、
ダィ…ジョブ？』

ぴくと

…あぁ、ごめんね

ぴくと

大丈夫。

ぴくと

(みんなには…まだ
言えないよな。)

ぴくと

(いつ言えばいいかな…)

この世界に来るのは絶望を経験した者だけって

ぴくと