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私には、産みの母親がいない。
しかし育ててくれた母はいる
もちろん、今の母は大好きだし、実の父親も好きだ
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今の母は父の再婚相手で、『いぶ』という名の息子がいた
歳は私よりも低かったため、年齢的に「義弟」として一緒に育ってきた
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しかし最近、いぶの様子が変だ
私と目が合うとすぐに逸らしたり、昔みたいに懐いてこないし…
…まぁ、懐いてこないことに関しては小さかった頃とは違うし、
成長も身に染みることなしれない…。
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母もおらず父親も仕事で忙しい中、
いぶの存在しかなかった私は、とても寂しく感じていたのだ
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わたしは、義弟の苦しい思いも知らずに、
「寂しい」という薄っぺらい感情で終わらせようとしていた______
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学校終わり、
私といぶは2歳しか離れていないため、
現在、高校三年生の私と高校一年生のいぶは同時に登下校をしていた
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普通ならば思春期…
姉の存在が鬱陶しくなる頃だろう…。
しかし、いぶは全くそんな素振りは見せず、
毎日笑顔で小走りに駆け寄ってきてくれる
その笑顔に癒され、今日もまた学校へ、家へ向かう…。
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いぶ
いぶ
貴方
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いぶは私のことを『姉さん』と呼ぶ
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いぶに呼ばれ、振り向くと
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いぶ
いぶ
いぶ
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いつもより真剣な目で、
しかし私を見据えているような、且つ、なにかに怯えていて、苦しそうな…
だけど精一杯のつよがりとして口角はぎこちなく上げられていて、、
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いつもと様子の違ういぶに、
私が混乱すればどうにもならないと判断し、聞くことにした
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貴方
貴方
貴方
いぶ
いぶ
いぶ
いぶ
コメント
4件
好き。めっちゃ好き😍😘😁❤️💕
「私といぶは2歳しか都市が離れていないため、」←歳が都市になってますよ!
続きが楽しみすぎて飛びました←?