???
…さて、話は終わったみたいですね。

みんな
!?

クラブ
皆様ようこそお越しくださいました。わたくしの名はクラブといいます。

黄色のパーカーを着た少年が、ステッキをくるくると回しながら5人の前に現れる。
レイ
貴方は…?

クラブ
わたくしは、このゲームの案内人です。

稲荷
ゲーム…?

クラブ
ええ。今回選ばれた皆様には、"デスゲーム"に参加していただきます。

少年が小さく微笑んだ。瞳には、黄色いクラブのマークが刻まれている。
ハル
えっ…!?

細田 結
デスゲーム…って、何言ってんだよ、お前…!

クラブ
まぁまぁ、落ち着いて下さい。もちろん見返りが無いとは言いませんよ。

クラブ
生存者には、何でも一つ、願いを叶えて差し上げましょう。

レイ
…でも、どうして私達なの?私達は、ただ…普通に過ごしていただけなのに。

クラブ
…この世界は少し変わっていましてね…。

クラブ
このゲームでは、いろいろな世界から、毎回ランダムに5人が選ばれるんです。

目良
じゃあ、私達もたまたま選ばれただけってこと…?

ハル
そんなの理不尽じゃない!どうやったら帰れるの!?

クラブ
ゲームで生き残れば、帰れますよ。

稲荷
…では、やるしか道は無いということか。

クラブ
そういうことになりますね。では、始めましょうか

クラブがステッキで地面を叩く。すると黄色い光の筋が、クラブを中心に円を描いた
レイ
わ…!?何これ…!

クラブ
…それでは、死と隣り合わせの世界にご招待致しましょう。

地面がガコン、と音を立てて地下へと動いて行く。最後に立っているのは、一体誰になるのだろうか…