阿部ちゃんには翔太と話をしろと言われたけど
正直、話せる気がしない。
ゆい
ドサッ
ゆい
ゆい
それは翔太と小さい頃に一緒行った海の写真だった。
ゆい
ゆい
今、この思い出の場所に行ったら翔太を忘れられるだろうか。
気づいたら私は足を運んでいた。
もえかとの買い物を終えて 急に通知が来たからびっくりした。
翔太
何やってんだよ。あいつ
もえか
もえか
頭の整理が追いつかない俺は
もえかに背中を押されただひたすらに走った。
翔太
翔太
阿部ちゃん
不在着信
蓮
不在着信
こーじ
不在着信
ゆい
翔太
不在着信
翔太
不在着信
翔太
不在着信
ゆい
ゆい
翔太
もう悲しませなくないのに。
伝えなきゃ伝わらないのに。
その途端
翔太
俺の大好きな人がそこにいた。
翔太
ゆい
ゆい
ゆい
翔太
翔太
ゆい
翔太
翔太
ゆい
ゆい
ゆい
翔太
ゆい
翔太
翔太
翔太
ズキン、
翔太、ほかに好きな人いるんだ。 聞きたくないよ。
ゆい
翔太
ドサッ ギュ。
ゆい
翔太
翔太
翔太
………………………好き?
私を………?
翔太
翔太
泣かせないでよ。
ゆい
ゆい
ずっとずっと言いたかったこの気持ち。
ゆい
翔太
翔太
こっちのセリフだよ笑
ゆい
ずっとハグしたままってちょっと恥ずかしいんだけど笑
翔太
ゆい
その時
私の唇に彼の唇が触れた。
……
翔太
翔太
顔が真っ赤で翔太の顔が見れない
思ったら翔太も真っ赤だった。
そして翔太は
翔太
こんな幸せでいいのだろうか
ゆい
暗く、でもどこか儚い海の音とても長くて。
まるでそれは私たちがすれ違っていて14年間に思えた。
そして私たちはこれからもすれ違う事があるのだろう。
でもその時はまた海に来ようね。
翔太とならいつでも来たい思ったよ。
コメント
6件
最後の素晴らしこ
天才