主
さつき(ママ☆)
主
主
さつき(ママ☆)
主
主
主
ある日、お茶目でよく病院を抜け出していたこさめさんに連れられて、貴方は勝手に外に行ってしまいました。
雨乃こさめ
桜我らん
雨乃こさめ
桜我らん
そう言えば、夢でもそんな事があった気がする。
水遊びでもしていたのでしょう。 海岸は、こさめさんの秘密基地みたいなものでしたし。 容易に想像できます。
病院の人
こんな事はよくあったので、 私も笑いながら、貴方達を探してました。
懐かしいとでも言うように、 院長さんは優しくて微笑んだ。
雨乃こさめ
桜我らん
……あれ?夢だと、確かこの後はー.
逃げていった貴方達は………、 貴方が今回■■にあった、あの場所で。
……やめて。やめて。お願い。
聞きたくない。
嫌だ。おれの、せいで
……こさめさんが、■■に遭いました。
…桜我さん、桜我さんっ!?
嫌だ。やめて、いかないで。
……おとうさん。
…こさ■…ーかな…で
桜ーーん!桜我ーん!!
……らんくん!!
嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ
お母さんを連れて行かないで
お父さん
貴方は全部俺から奪っていくの?
お母さんを置いていなくなって
お母さんもいなくなって
俺は、不幸をもたらす子になって
捨てられて。
なのに、まだ奪っていくの?
せっかく出来た、お友達さえ連れて行くの?
ー■■■■■ー
きこえない。きこえないよ。
聞きたくない。
もう失いたくない。
―だから、もう作らない。
……く!
ら……く!!
大丈…だか…!こさ……生き……よ!
なにかきこえる
ら…く!落ち着……!!
もう、呼ばないで
ら…くん!
もう嫌だから。
らんくん!!
……なんで、やめてくれないんだよ。
……なんで、
…大丈夫だから、絶対大丈夫だから。
こさめはここに居るよ。
桜我らん
桜我らん
桜我らん
桜我らん
桜我らん
桜我らん
桜我らん
なんで?
もう嫌なんでしょ?
桜我らん
俺のせいで○ぬ所だった奴に会いたいと?
お前が止められなかったから
桜我らん
忘れてるんだよ。お前と同じ様に。
思い出したら、また不幸を呼ぶってー
桜我らん
…断言できない癖に。
桜我らん
…ほんとにいいの
また、どうせ置いてかれるのに。
桜我らん
……じゃあ行けば。
どうせ戻ってくるんだから
桜我らん
桜我らん
らん。
大きくなったね。
こんな父親でごめんね。 ありがとう。許してくれて。
きっとお前はもう大丈夫だ。
本当に。
ーありがとうー
桜我らん
雨乃こさめ
こさめが今にも泣きそうな顔で 安心した顔を見せる。
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
病院の人
院長さんも心配そうに俺を見つめる。
桜我らん
桜我らん
病院の人
雨乃こさめ
病院の人
病院の人
病院の人
なるほど、つまり俺のコミュ障ぼっちはこのせいだと。 …当てつけな気もするけど、ね。
雨乃こさめ
病院の人
病院の人
なるほど。
……あれ?でも。
『「記憶」も死んだり生きたりするんだけど、僕は死にかけな記憶ってだけで、一応まだ覚えてるみたい。』
だとしたら…
雨乃こさめ
桜我らん
雨乃こさめ
桜我らん
次は、俺が助ける番。
主
さつき(ママ☆)
主
主
さつき(ママ☆)
主
主
コメント
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深い…!凄ぉ…尊敬でしかないよちゃばちゃん!