主
さつき(ママ☆)
主
主
さつき(ママ☆)
主
主
雨乃こさめ
目を丸くしながらこさめが言う。
流石にいきなり過ぎたかー…と反省。 でも、思い出して欲しい。
なら、できる事をやるまでだ。
桜我らん
桜我らん
雨乃こさめ
雨乃こさめ
ん?らんくん「も」?
数秒の沈黙。
桜我らん
衝撃の事実に困惑する。 何かしらあるとは思ったけど、まさか…ねぇ。
桜我らん
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
次第にこさめの顔色が悪くなっていく。
雨乃こさめ
桜我らん
先程の俺と同じ様な事が起きている() まさにデジャヴ。嘘だろ??
椅子から倒れ落ちそうになるこさめを支える。
桜我らん
雨乃こさめ
病院の人
院長さんも協力してくれて、 こさめをベッドに寝かせる事が出来た。
雨乃こさめ
呼吸が荒い。先程の俺とは少し違う。 突発的な何かでは無いという事だろうか。
雨乃こさめ
雨乃こさめ
薄く目を開き瞳に涙をためている。 大分苦しそうだ。
桜我らん
軽く手を握る。
すると、隣で院長さんが心配そうに口を開いた。
病院の人
病院の人
院長さんの言葉は最後まで続かなかった。
雨乃こさめ
こさめが、そんな事を言ったからだ。
俺には分からない。何も。 こさめが何を抱えているのかも知らない。
けど、俺と同じように。
もう、二度と味わいたくない過去があるのだろう。
病院の人
院長さんも、言葉を失っていた。…と、いうよりかは 悔しい、という顔をしていた。
病院の人
病院の人
雨乃こさめ
何が彼らをあそこまで苦しめるのだろう。
こさめの笑顔の裏には何があるの?
病院の人
病院の人
院長さんがそう言うと、こさめはそれに従うかの様に 静かに寝息を立て始めた。
雨乃こさめ
前も聞いたような気がする。
そして、また俺は
桜我らん
そう言った。
病院の人
桜我らん
病院の人
病院の人
病院の人
それだけ言って、 院長さんは寝室を出て行ってしまった。
桜我らん
手を、握っていてくれ、とは。
混乱しながらも、こさめの手を軽く握る。
雨乃こさめ
また悪夢を見ているのだろうか。 全く、彼はどんな日々を過ごしていたんだか。
どれだけ心に傷を負わされたのか。
桜我らん
桜我らん
桜我らん
桜我らん
寝ている彼に聴こえるはずもないが、 俺の時のように奇跡が起きると良いなと。
そんな事を願いながら。
外では珍しく、天気雨が降っていて。
晴れをも雨は染めていく。
桜から滴る雨は、宝石の様に輝いていた。
主
さつき(ママ☆)
主
主
主
主
さつき(ママ☆)
主
コメント
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ごめんね!!聞きたいことがある!