rd side.
rd
はぁッ、はぁ
足が地面を蹴る音。
乱れている息。
どこだか知らない所も。
ただひたすらに、
走って、走って、走って。
もう、今居るここが何処だか分からない
何かに怯えて。
誰かに追われてる訳でもないのに
ずっと、無我夢中に走る。
どうして、こんな事になったのだろうか
どうして、今俺は辛いのだろうか
どうして、
涙が出ているのだろうか
rd
ッ…グスッ
自分の手で雑に拭って、前を見て、走る
踏み切りだと思ってください
rd
はぁッ、はぁッ、
らっだぁ!
誰かが俺を呼ぶ声が聞こえた
rd
ッ、?!
驚いて咄嗟に後ろを向くが
ここには俺以外居ないようで、
辺りはしん、としていた
そんな中、唯一聞こえる音があった
カンカンカンカン
何の音だろうか、
rd
スッ
俺はその音の正体を知りたくて、前に出る
カンカンカンカン
rd
…
向こう側から早い何かが来ている
カンカンカンカン
ここから逃げなくちゃいけないのは分かってる
rd
…なんでだろう、
でも、逃げた方が苦しくなる気がした
今ここに立っていれば、逃げなければ、
俺は幸せになれる気がした
カンカンカンカン
キーッ
ブレーキを踏んだような大きな音と、
俺をここに立つよう誘導した音との、2つの音だけが
頭に強く響いた
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繰り返すフラーッシュバック君の声二度とは帰らぬ道 永遠にちぎれてくお揃いの関係を
神() rdタヒぬな!!! 踏切の音ってまさか…