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<北海道視点>

奴が引き金を引く直前、僕は静かに目を閉じる。

北海道

(ここまで、か...)

死を悟ったその時だった。

??

警察だ!

??

その銃を下ろせ!

北海道

広島

チッ

広島

邪魔が入ったか...

奴はそう言うと、足早にこの場を去る。

??

あ、待て...!

警察を名乗る男は、走って奴を追う。

北海道

(助かった、のか...?)

思わぬ出来事に、僕は一瞬思考が止まる。

しかし、すぐに我に返る。

北海道

(いや、本当にあの男が警察なら僕も捕まる可能性がある)

北海道

(早くこの場から離れないと...)

そう思い、僕は重い身体をなんとか持ち上げる。

北海道

ッ...

北海道

(体中が痛い...)

北海道

(一発、蹴りを食らっただけでこの怪我とは...)

北海道

情けねぇな...

小さく呟きながら、身体を引きずるようにゆっくりと歩み出す。

北海道

ハァハァ...

北海道

(まずい、意識が...)

そう思いながらも、僕は意識を手放してしまった。

「__か___さ_」

「__かい__さん」

「北海道さん...!」

その声に、僕はハッと目を覚ます。

宮城

北海道さん!

宮城

良かった...

宮城

本当に良かった...

そう言うと、宮城くんは僕の手をぎゅっと握る。

北海道

ここ、は...

宮城

僕の部屋ですよ

北海道

も、しかして...

北海道

宮城くんがここまで運んでくれたの...?

宮城

...うん

宮城

ごめんなさい

宮城

約束、守らなくて...

そう言いながら、宮城くんは僕の手に涙を零す。

宮城くんと初めて会ったあの日、僕たちはある約束をしていた。

それは...

『1人で家の外に出ないこと』

マフィアは、いつ、どこで命を狙われているか分からない。

だからこそ、宮城くんが1人で出歩いたら危ないと思っての約束だった。

宮城

ほんとはいけないって分かってたの...

宮城

でもね、僕、心配だったんだ

宮城

北海道さんが朝になっても帰ってこないから...

宮城

ごめんなさい...

宮城くんは、目に涙を浮かべながら僕の手を強く握る。

北海道

そっか...

北海道

ねぇ、宮城くん...

宮城

ビクッ

北海道

僕を助けてくれてありがとう

北海道

それと...

北海道

“偉かったね”

宮城

え...?

僕の言葉に、宮城くんは涙を浮かべながら見つめてくる。

北海道

確かに、宮城くんは僕との約束を守れなかった

北海道

勿論、約束を守ることは大切なことだよ?

北海道

だけどね、それよりも大切なことがあるんだ

北海道

...なにか分かる?

宮城

...わかんない

北海道

それはね...

北海道

自分の気持ちに素直になることだよ

宮城

自分の気持ちに素直になる...?

北海道

そう

北海道

宮城くんは、約束を破ってまで僕を探しに行ったことを後悔してる?

そう言うと、宮城くんは小さく首を振る。

北海道

そっか

北海道

なら、それは“正解”なんだよ

宮城

せい、かい...

宮城

僕、正しかったの...?

北海道

うん

その瞬間、宮城くんは僕を抱きしめて堪えていた涙を零す。

宮城

うわぁぁぁん!

宮城

僕...僕ね...

宮城

ずっと怖かったんだ...

宮城

北海道さんがいつか僕の目の前から姿を消しちゃいそうで...

北海道

...!

宮城

でも、北海道さんはお仕事頑張ってるし我慢しなきゃって...

宮城

だけどね、僕は...

宮城

“もっと北海道さんといたいんだ...”

その言葉に、僕は思わず目を見開く。

??

“お主ともっとおりたかったのぉ”

そして、脳内では“あの方”の声が響く。

北海道

...

宮城

北海道さん...?

北海道

...ごめんね、宮城くん

北海道

僕、君のこと考えられてなかったよ

北海道

教えてくれてありがとう

宮城

...!

そう言い、僕はふわりとした笑顔を見せた。

<広島視点>

またじゃ...

儂はまた、チャンスを逃してしもうた...

アイツを...

儂の大切な人を“奪った”アイツを...

広島

また殺せんかった...

いつになったら、この“復讐”に幕を閉じることが出来るのじゃろうか。

いつになったら、この気持ちが報われるのだろうか。

広島

(あと何日後?)

広島

(それとも何年後?)

広島

(もう分からん...)

この呪縛から解かれる日は来るのだろうか。

マフィアになって数ヶ月、良いことなんて何一つなかった。

月日が流れるうちに、次第に慣れてくる死体や血のにおい。

段々と人を殺める事への罪悪感が薄れていき、元の感覚が狂う。

鏡を見るたびに、自分が闇に飲まれていくのを感じ取る。

そんな自分に心底嫌気がさす。

でも、今更引き返すことなんて出来ない。

せめて、アイツを殺すまでは儂は死ねない。

広島

(儂の選択は間違っておらん、よな...?)

広島

(そうじゃよな...)

『 兄さん... 』

《設定》

広島

『 儂から大切な人を奪ったこと、絶対に後悔させてやる...!』

名前:広島 性別:男 身長:182.1㎝ 性格:??

 東京の命を狙うマフィア。そこそこの実力の持ち主。  左目に眼帯をつけており、その眼帯にはなにか書かれている。北海道によると、広島はどこか懐かしさを感じるらしい。  なぜ東京の命を狙うのか、その理由は不明だが、北海道曰く、東京に対して相当な殺気を感じたことから「怨恨」の可能性が高いと予想している。  首にロケットペンダントのようなモノが付けている。

Q.東京のことをどう思っていますか?

広島

アイツのことか?

広島

憎い

広島

それに尽きるな

広島

未だに尻尾すら掴め取らんが...

広島

いつか絶対、儂がこの手で殺すんじゃ

広島

...儂は“アイツら”みたいな無能とは違うんじゃ

狂ったこの世界で__

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