家庭科部部長と私

どこからか聞こえる小鳥の声

眩しい朝日

爽やかな朝、隣に彼は居なくて

布団を触っても、冷たいだけ

朝ぐらいなら起こしてもいいのに

でも、それがまた彼の優しさだと分かる

私が遅いのかとリビングへ

そんなふうに見えてるの……かな

なんだろ……嫌……じゃない

顔に熱が集まる

見られたくないから下を向くと

テーブルに素早く座り、スクランブルエッグを頬張る

……やっぱり、いつも三ツ谷の方が上手だ

せっかく隠してたのに、

料理も上手くて、裁縫も得意で

喧嘩も強くて……でも優しい

君の悪いところは……何処にあるの？

私には欠点しかないのに

君は完璧……だね

……おや？

主婦の恐ろしさはここだね

いや、私らなんでこんなに優雅な朝を？？

8時40分

三ツ谷の学校は8時30分から授業

遊具の撤回工事の為休み……らしい

私が何故こんなにも悠長に過ごしているかと言うと

私も休みだからだ

何でも、学年で7人食中毒を起こし休みになった

私は免疫があるから大丈夫なのだが

インフルの子と同じスプーンでパフェを食べても

北海道の冬を半袖半ズボンで過ごしても

年下に馬鹿と言われる日が来るとは

この時、ルナちゃん達は知らない

私の数学の小テストが

０点だったことを……

ついに三ツ谷君と双葉ちゃんの仲が発展か……！？ コメント、フォロー、いいねお願いします！！ コメントは1文1文大切に読ませてもらっています NEXT→♡50　👁5～