いじめ

私は家を出た。

この家にいたくない。

なんで。

でも、

学校でも……

そう言われた直後

私に何か飛んできた

手の甲からは血が出ていた。

紗綾は私の双子の妹で

私より可愛くて

なんでも出来る

いわゆるスーパーガール。

ﾄﾞﾝｯ

紗綾は私を嫌っている。

常日頃から

紗綾からの暴力に耐えている。

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

ｼﾞｬｰ

やっとの思いで

トイレから出た私は

すぐ家に向かった。

泣きながら部屋に入った。

そこには

お母さんがいた。

そう言って私を叩いてきた。

痛い……

痛いなぁ……

でも、もう慣れたなぁ……

私は屋上に行った。

そして飛び降りた。

ﾄﾞﾝｯ

泣きながら

意識を失った……

･･･

目覚めたのは病院のベッド

ｷﾞｭｩ

手元にあったカッターで

手首を切った

意識が朦朧とする中

いじめをしている人へ

いじめられている人の気持ちは

すごく辛いんです。

相手が死んでしまってからでは

遅いんです。

だから、

いじめを早く減らさないといけないんです

自殺者は年々増えています

これ以上いじめが原因の自殺が

増えないように

いじめないで欲しいんです。

私が言っても

何も変わらないと思いますが

いじめないでください。

END