俺は人外に愛されます！？

夜空を見るのが好きだった

キラキラと輝いていて

嫌なことを忘れさせてくれる

俺は幼い頃から狐だったから

人間に軽蔑されてた

ただ俺にビビってるのか

手を出すことはなくて陰口ばかりだった

そんな時 、1度だけあなたを見かけた

初めて見たあなたは気が強くて

俺とは相性最悪と思っていた

あの出来事が起きるまでは

あの日は星が見えなかったから

薄暗い道を歩いてたら

ﾊﾞｺｯ !!

後ろから、鈍器のようなもので殴られた

俺の悪口を言ってたヤツ

そいつは薬をやっていたらしく

薬で暴走し俺を殴ったらしい

腕が大きく振り上がったとき

反射的に目を瞑った

けど、いつまで経っても衝撃は来ず

恐る恐る目を開けると目の前の男は倒れてて

すぐ近くには

貴方がいた

関わりはなかった

一方的にあっちが庇ってくれただけで

俺からは何もしなかったから

あなたは少し顔を俯けて

優しく、笑った

一瞬何を言われてるのか分からなかった

だって俺は化け物で人間じゃないから

触れようとした手を振り払って

俺は睨みつけて彼に怒鳴った

俺の母は

幼い頃に人間に売り払われた

父親はそのまま殺された

母は九尾で父は人間

俺はその間で産まれた特別な化け狐

貴方は少し驚いた顔をして

俺の手を握った

俺の手を強く握ったまま彼は

涙を流して微笑んだ

その微笑みは今まで見てきた夜空よりも

綺麗で儚くて…キラキラしてた

その日から俺の世界は

貴方中心で回ったんだ

最近没ばっかですみません💦 もっともっと上手くなりたい …！