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由芽
よーたー！
陽太
はぁ…またか。(小声)
陽太
なんだよ。由芽
由芽
もう！なんだよはないでしょ！
陽太
へーへーすいませんでした。
で？どうしたんだよ
で？どうしたんだよ
由芽
ね！これ食べてみて！
陽太
なにこれ？
由芽
手作りのカップケーキ！
先輩にあげようと思って！
余ったから陽太にあげる！
先輩にあげようと思って！
余ったから陽太にあげる！
陽太
そう、じゃ貰っとくわ
由芽
感想よろしくぅ！
先輩
ゆーめ！
由芽
あ！先輩！おはようございます！
先輩
おはよ！今日も放課後教室で待ってて。
由芽
はーい！
由芽はあの先輩と付き合ってる。 分かってても俺は由芽の事が好き。
陽太
じゃあな由芽
由芽
あ、うん！
後でカップケーキの感想教えてよね！
後でカップケーキの感想教えてよね！
陽太
へーへ。
大和
おっす！陽太！
陽太
おー大和。
大和
由芽ちゃんまだ先輩と付き合ってるん？
陽太
ああ。
大和
陽太。お前それでいいの？
陽太
は？！なんで？
大和
陽太。好きなんだろ？由芽ちゃんの事
陽太
…。
俺と由芽は幼なじみでさ。
俺と由芽は幼なじみでさ。
陽太
小さい頃からずっと一緒でさ
泣き虫でいつもおっちょこちょいで
泣き虫でいつもおっちょこちょいで
陽太
でもああ見えて心がしっかりしてる
陽太
俺は小さい頃からあいつが好きだった
陽太
でもこの幼なじみの関係が崩れるのが嫌で好きなんて伝えられなかったんだよ。
大和
陽太…
陽太
ま、あいつが笑ってればそれでいいけどな！
陽太
大和！お昼奢れよ！
大和
は？！なんでだよ！！
放課後
陽太
あ、やべ
大和
なんだよ
陽太
教室に忘れもんしたわ笑
大和
は〜？笑
先に帰ってるぞ！
先に帰ってるぞ！
陽太
ああ、また明日な〜
陽太
(大事なもん忘れてたわ)
ガラガラ
陽太
？
由芽
…グス
陽太
由芽？
由芽
陽太…
陽太
どうした？！
陽太
なんかされたのか？！
由芽
ちょっ…！
痛いよ、陽太…！
痛いよ、陽太…！
陽太
あ、悪ぃ。
陽太
なんかあったのか？
由芽
んーん、なんでもないよ
陽太
じゃあなんで泣いてんだよ
由芽
…
陽太
由芽！
由芽
…いが…
陽太
え？
由芽
先輩が部活のマネージャーと歩いてるの見ちゃってさ…
由芽
私の前とは違う感じに見えちゃって…
由芽
私の前ではあんな風に笑わないのに
なんでだろって思ったら泣けてきちゃった。へへ…
なんでだろって思ったら泣けてきちゃった。へへ…
陽太
なあ
由芽
？
陽太
お前それでいいの？
陽太
そんな毎回泣いて
陽太
俺だったらお前の事絶対に泣かせない
由芽
陽太…？
陽太
昔からずっとずっと由芽の事が好き
由芽
…？！
陽太
ずっと伝えられなかった。
この関係が崩れるのが怖くて…
この関係が崩れるのが怖くて…
由芽
陽太…。でも私…
陽太
分かってる。先輩が好きなんだろ？
由芽
ごめん…
陽太
謝んなよ。
陽太
先輩の彼女なら彼女らしく堂々としてろ
陽太
そしたら何も怖くねーだろ？
由芽
陽太…！
陽太
行けよ、先輩の所に
由芽
…うん！
由芽
陽太、ありがとう！
陽太
ああ
陽太
由芽！！
由芽
なに？！
陽太
幸せになれよ
由芽
…っ。ありがとう！
由芽
また明日ね！
陽太
ああ。
ガタン
陽太
は、情けねー
陽太
涙止まんねっつーの
陽太
こんなに好きなのに
陽太
なんで早く伝えられなかったんだよ
陽太
馬鹿だな〜俺は…
陽太
俺の大恋愛終わりか…。はは。
早く君に想いを伝えてたら きっと今頃は隣でずっと笑って いられたのかな。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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