性#なんか#えてしまえ

屋上に着くと授業中なのか人が誰もいなくて静かだった

なんて考えながらフェンスによじ登る

産まれたくなかった

苦しい辛い

でも誰も助けてくれない

俺は何のために産まれて来たんだろう

ｶﾞﾁｬ

急に扉が開きびっくりした俺は

フェンスから落ちた

このまま落ちれば

俺は"死"ねる

あーやっとこの地獄から解放される

・・・

いつまで経っても痛みが来ないから目を開けると…そこには…

見知らぬ男が俺の腕を掴んでいた

どうしたらいいか分からず

困っていた時

急に馬鹿と言われイラついたけど 何故か少し嬉しかった

そのままその人に引き上げられ とりあえず屋上の椅子に座った

何だよずっとガン見してきやがって

そう言うとその人は話し始めた

やっぱりそれ聞かれるよな

気まずい

これ俺も言わないと話進まないな

ﾊｧとため息を吐きながら 　　　　　　名前を伝えた

こいつ馴れ馴れしいな

こいつ高2なんだ…

先輩かと思った

ｶﾞﾁｬ

そう考えていると扉が開いた

シロがやって来た

何故か怒ってるけど気にしないでおこう

いや友達になった覚えないけど

まぁいっか

今のうちに逃げよう

そう考えて扉を開けた瞬間

ｶﾞｼ

誰かに服を掴まれた

"怖い"

そう思ったけど口に出すのはやめた

やっと長い説教が終わった

そう思いながら椅子に腰を下ろした瞬間

ハルが口を開いた

まずいシロに聞かれてしまった

そう焦るハルを横目に

シロが近づいてくる

ｶﾞｼ

腕を掴まれた

また怒られるのかな

そう思いながらシロを見る

でも予想とは違った答えが出た

言葉がでない

俺は何がしたいんだろう

そう思いながらシロを見ると

シロの瞳は冷たかった

無言が続く

2人とも気まずいのか

話そうともしない

この空間が好きなはずなのに

どこか居心地が悪くて

逃げるように去った

ｶﾞﾁｬ

ｶﾞﾁｬ

ｶﾞﾁｬ