男性恐怖症

お泊まり....！？

半端ないな行動力

決まり...ってこと！？

今日はちょっと気まずい帰り道

君がそんなことを呟く

こっちも男性恐怖症の人なら何故か大丈夫だ

自分でも分からない

だけど

何故か即答している自分がいた

いふくん家行くの昨日振りじゃん、（ 笑

いふくんには申し訳ないが

少し此処で待ってもらおう

突き当たり...だからここ？

ｺﾝｺﾝｯ

＜...だ...ｯれ、？

凄く弱々しい声だった

まるで何かに怯えているような

＜....

＜入る、？入っていい...ｯです、よ...、

ｶﾞﾁｬ

ほんとに声通り

弱々しい体つきだった

＜あぅ、え...ぇと、

乾さんと同じ呼ばれ方しちゃった...（ 笑

結構話しちゃったな~...

とりあえず今分かったことは

りうちゃんは中3で僕の2個下

男性恐怖症になった原因は学校で僕と同じような事をされた

実は少しお兄ちゃんも怖くて、連絡アプリでコミュニケーションを取っている

ていうか普通に友だちのように話すようになったし

これで男の子と繋ぐのは3人目

りうちゃんとはもっと話せたらいいな♪

少し寂しそうな目をするりうちゃんを後ろに扉を開けた

リビングに戻ると

明らかにそわそわしてたんだろうな、ていう様子で居た

相当心配してたんだろうな

どのぐらい2人は会ってないのだろう

扉を開ける前に気付いた

今日...いふくんの顔見てないや

...あれ、昨日も一昨日もか、（ 笑

ｶﾞﾁｬ

だけど僕は振り向きもせず玄関に向かった

暗くなった帰り道

僕はスマホを開いて

"りうら"と書かれたトーク画面を開いた

既読

既読

既読

既読はついたが返信が来なかった

僕は通知音が鳴らないかな、と考えながら帰った

家に帰って暫くして、眠りにつこうとしている時だった

ピコンッ、と通知音が鳴った

慌てて確認したら

その一言だけが書かれていた

でも返信してくれたことが嬉しくて

考えといてくれることが嬉しくて

僕は安心して眠りについた

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