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ん...

ピピピ...ピピピ...

アラームうるさい...
って、遅刻する!?

起きてる〜?
朝ごはんできてるわよ〜

今行く〜!

やばいやばい! 急がないと!

おはようお母さん!

おはよう、支度はできた?

うん!行ってきます!

行ってらっしゃい〜

パタン

...今日は、叶かしらね。

〜♪

今日はとても気分がいい! 空は青いけどそこまで暑くないし、 なによりなんか綺麗な音がする!

お、おはよう。今日は元気だな。

うん!おはよう、零!

...叶、なんかいい事あったのか?

ん〜...特に思い当たらないけど...強いて言うなら今日はなんか綺麗な音がする!

綺麗な音?

うん!なんかそんな気がする!

へぇ〜...あ、そういや

モブ1

ねぇ、あの子じゃない?(コソコソ)

モブ2

確かに!でもなんか雰囲気違うよね?(コソコソ)

零、なんかいっ...

なんでもねぇ。こっち行くぞ。

え、ちょ...!

なぁ。

なに?

お前、今日学校行きたいか?

え、そりゃもちろん...

たとえ何を言われても?

うん!

...はぁ。じゃあいい。ほらさっさと行くぞ。

え、あ...うん!

叶が行きたいというのなら止められない。 止めて、また華が出てきたら困る。

なんか変なことしたっけな.....

気にすんな。なんでもない。

昨日、こいつ...ではないけどこいつになってしまう。 でもあんな人格はこいつじゃない。 だってあれは...あれは.....! こいつの、本心なんか、じゃ、ない...

おはよ〜!

モブ3

え...あ、お、おはよう

おはよう...今日は叶だから大丈夫だ。(コソッ)

モブ3

そっか...よかった...

今のやつ以外も叶のことを怯えた目で見ている。まぁ、無理もない。 なぜなら昨日叶は叶であり、叶でなかったからだ。叶は所謂多重人格というやつだ。 その多重人格のやつは酷かった。 口がうまい。その上、人を思いやるということが出来ない。他にもいいやついんのになんであいつだったんだよ...

ぃ、...い、零!

あ、叶...ごめん、なに?

急に黙りこまないでよ〜、しかも難しい顔してさ〜...

ごめんって...

それより、さ...教室、出たい。

あ、うん。わかった。

さすがの叶。耳がいい。 いや、褒めるところじゃないんだろうけどね。教室の隅からは叶に対しての悪口がヒソヒソ聞こえてくる。 こんなんじゃ居心地悪いよな...

叶(?)

それでね〜!

そっか...

叶(?)

ねぇ、ちょっと聞いてる?

聞いてるよ...なぁ、

叶(?)

なぁに〜?

俺のこと、名前で呼んでくれない?

叶(?)

ふふっ、分かってて言うのは性格悪いなぁ...“八式くん”?

...やっぱり。お前、天だろ。

正解!いつから気づいてた?

外に出たときから変だとは思ってた。叶なら学校をサボるなんてありえない。

人は固く考えすぎだよ〜?どうせ死んじゃうんだから楽しまなきゃ!

そう...かもしれない。でも、天使と人じゃ考え方が違うのはわかってるだろ?ここは人が生きる世の中だ。それに合わせてもらわないと困る。

ちぇ...まぁ、叶がどう思うかは本人に聞いてみな?

はいはい...

久々だし、もうちょっとだけ遊んでくれる?

そしたら、叶に戻るか?

もちろん!

...わかったよ。

綺麗だな〜...

そうだな

八式くんはきっと叶が主人格だと思っているだろう。でも、それは違う。 本当は私が主人格なのだ。 元々私は天使であった。 この世界に降り立った時、都合のいい人格として叶を作ったのだ。 そしたら、叶が変なことして勝手に人格増やしたんだがな... 私もそのうちの一つみたいに数えられるのは不本意だな...

八式くん?

なんだ?

叶は...元気か?

やかましいくらいに。

よかった...変だな、自分のことのはずなのに。

たしかにな。...そうだ、華に会えたら言ってほしい事があるんだ。

なんだ?

これ以上、叶に迷惑をかけるな、と。

あやつ、今度は何をしたのだ?

それは...

無理なら言わなくてもいい。華が急に出てきたら困るしな...

そうだ、な。

ワタシはいるヨ?

あぁ。ゔっ...

どうした?

ホントうのことをツたえナヨ!

黙れ...お前は...違う...

あ、天?

ホントうはきらイなんダロ?

そんなことない...

さァ、かワれよ!

うぅ...

...!天!しっかり!

ご、めんな...八式くん...

やつが、来てしまった。頼んだ。

天!

きのウぶり?レイくん?

その姿で俺の事を呼ぶなと昨日言っただろ。

サミしいこトいうなヨ...

それより、早く引っ込め。お前が叶の姿でいるのは許されない。

どうぞクケんお?キミもこちラガワだろ?

お前と違って俺は人なんて殺めていない。

ソレハどうかな?

は?

カナ、さみしイッテいっていたノヲむし、したよな?

それが...?

ソれが、かなをコロシたんだよ?おかゲデわたシガデキた。

だ、だから...なん、だよ...

ホカニもあるぞ?おマエハ...

うるさい!俺は...!

たしかに、キノうはなしタナ。

だから...お前は...早く引っ込め...

おォ、こわいナァ...

は、華...そろそろ変わって...

...。

これ以上...迷惑を、かけちゃ...ダメ...

...天みたいなことを言うな。

急にどうし.....そういうことか。

八式、困ってる...早く、変わって...

チッ...ワタしはかワルキない。

う、うるさい。華...?変わろう、よ?

あァ...!うルさい!ナぁ!

華!

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