____ダメだっ!!
____ッどうして!? 私は叔父さんの言う通りに…っ!
_____お前は“勝つため”だけに能力を使っている
____“勝つため”だけじゃ、能力は制御できない
_____そこから離れんと、【死】を招くぞ…、榛華…
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嘉月 榛華
嘉月 榛華
“勝つため”だけに、私は戦わない…
二度とあんな“悲劇”起こさせない……。
□■□■□■□■□
始まった…。
ついに【下剋上】が__
大きな会場…、スタジアムみたいな場所で下剋上は行われる
もちろん、周りには大勢の生徒や観客
これは私が皆に魅せるチャンス
そう思い、私と千鶴ちゃんは会場の場に立ち入る
立ち入ると、生徒と観客のたくさんのブーイングが鳴った
そのブーイングに千鶴ちゃんは怯える
私はそんな千鶴ちゃんの手を引き堂々と会場の真ん中に向かう
嘉月 榛華
嘉月 榛華
クラスは【実力】だけで分けてはいけないってことを…
それを千鶴ちゃんが…、
実現してくれるから
嘉月 榛華
嘉月 榛華
佐山 千鶴
佐山 千鶴
千鶴ちゃんが返事をした数秒後、
ステージに姿を現したAクラスの男子生徒
…こいつが千鶴ちゃんをDクラスに_
顔も少し整っているようなので、
私たちとは違って歓声が湧き上がった
そして、両者とも顔を見合わせて会釈をしたあと、
身構えた。
「はじめっ!!」
審判の声と共に千鶴ちゃんは水の能力で剣を作り始める
まぁ…、私は軽く下準備かなー
え、何するって?
ふっふっふ…、それは秘密です♡←
そんなことを考えていると、
私の前から炎が飛び出してきた
嘉月 榛華
Aクラスの男子
Aクラスの男子
お、舌打ちしやがったぞアイツ←
あっぶないなぁー、いきなり攻撃してくるとは…
相手の属性は、炎か…
属性によって弱点は違う
千鶴ちゃんの属性は炎に強いけど、私は炎に弱い。
それを狙っての攻撃か…?
でも、何となく…彼の炎は…
【見た目だけ】強そうでしたねぇ…。
□■□■□■□■□
ーShima sideー
スタジアムの真ん中に立つ2人の少女…
月崎 志麻
月崎 志麻
折原 千良
折原 千良
月崎 志麻
月崎 志麻
月崎 志麻
浦田 渉
浦田 渉
真顔で謎の威圧をかけるうらたん
俺はそんなうらたんに目を逸らしながら、
月崎 志麻
月崎 志麻
月崎 志麻
俺らは榛華らの【下剋上】観戦中
な~んか面白い試合をするというセンラ情報
センラはいつもニコニコしてるから本当に面白いとおもっているのかはわからんが…
だって現に榛華たちは防御ばっか
なーんの進展もない。
俺は後頭部に手を回し、椅子の背もたれに背を預けながら下剋上を眺める
折原 千良
折原 千良
折原 千良
折原 千良
折原 千良
センラは少し笑みを浮かばせてそう言った
…どういう意味だ?
横目でセンラを見ながらそう思ったあと、
再度、視線を榛華たちの方に向けた
月崎 志麻
月崎 志麻
佐山?だっけ…?
そいつが倒れた
どうやら相手の攻撃をモロに喰らったみたいだ
そして榛華はすぐに佐山の元へ駆け寄ってくる
嘉月 榛華
だが、相手がすぐに攻撃を開始するから榛華も再び避け始める。
だけど、榛華は佐山の方を一瞬見て何かを小声で伝えていた
その瞬間、
スタジアムの雰囲気は一変した
佐山 千鶴
佐山 千鶴
佐山 千鶴
……To be continued
♡400いったらつづきだします。