ばじ
あ?何言ってんだよ千冬。
明日になったらすっかり忘れて食いたくなるに決まってんだろ。
( 机に突っ伏す彼を見ては己との熱量の差に「 ペヤング愛が足りねー 」なんて付け足して鼻で小さく笑い。
彼と食べる飯は何故だが一人で食べる飯よりも旨く感じ満腹で苦しいことさえも楽しく思えてしまう程で我ながら随分と彼を気に入っていて、本人には決して言わないが出来れば常に傍に置きたいとも心中密かに思っている。
今日だってそうだ。お袋が友人と夜呑みに出掛けると聞かされた途端、浮かび上がったのは隣にいる彼だったのだから。)
少し休憩したら風呂入れよ?
( 未だ机に突っ伏す彼の頭をくしゃくしゃと撫でながらテレビで放映されている映画に視線を向け )
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