ん……
寒い…
もう夕方…?
あ…だいぶ寝ちゃってたんだ、私…
昨日、確か中国さんに寝かしつけてもらって、そのまま眠ったんだっけ…?
…てことは、私、半日以上も寝てたのか……
…!
会社…!!
…あ、でも中国さん、会社潰したって言ってたな
じゃあ仕事はないのか……
うぅ…半日も寝たはずなのに、まだ眠い……
そんなに私、疲れてたのかな……
気のせいか、今、私浮いてるみたい……
少し揺れてるような……
でも安定はしているような……
ん…?
浮いてる…?
どうして…?
だって私今、拘束されてるから動けないはずだし…
日本
日本
日本
ゆっくりと目を開けた先には、一面白い雪景色
風が私のからだに当たり、寒さを倍増させる
???
日本
真上から聞き覚えのある声がしたので、咄嗟に見上げると、そこには──
ロシア
日本
え…?
どうして、ロシアさんが…?
私、中国さんに閉じ込められてたはずなのに……
しかも私今…
ロシアさんに、お姫様だっこされてる…?
日本
ロシア
あ、そうだった
今は私、喋れないんだ…
ロシア
ロシア
ロシアさんは少し呆れているような、けれど笑って返事をしてくれた
ロシア
日本
私は行く宛も分からないまま、白い世界へと運ばれていった
キィィ……
ロシアさんの家に着いたのであろう、扉を開けるような音がしてから、あの白かった景色から突然黒い景色へと変わった
ロシア
ギシ… ギシ…
ロシアさんの床を踏む音が響いて聞こえるくらい、ここの廊下は静かで、とっても暗い
この廊下はどこまで続いているのか、どこに部屋があるかなどは到底分からなかったくらいに
日本
玄関の小さくなっていく光を見ながら、私は暗闇へと招待された
ポフッ…
寝室のようなところに運ばれ、ロシアさんにゆっくりとベッドにおろされた
パン…
日本
ロシアさんが私の正面に座り、左手で私の右頬に優しくふれた
ロシア
ロシア
そう言って、ガムテープの端を持ち、ゆっくりと右へスライドさせる
ビリビリビリ…
日本
ロシアさんにわざわざ外してもらっているので、心配をかけるわけにはいかないのに…
それでも身体は正直で、痛みに対し目をつぶり、肩を強ばらせてしまった
ロシア
ビリッ
日本
痛みがとれた瞬間、口元の解放感に浸された
日本
日本
日本
久しぶりに口を動かせた私は、嬉しさでつい本音が出てしまった
ロシア
ロシアさんが、気の抜けた私を見ながらガムテープを握りつぶしている
日本
日本
ロシア
ロシア
日本
ロシア
そう言って、ロシアさんはすぐ近くにあるゴミ箱にあのクチャクチャになったものを捨てに行った
ロシア
日本
ロシア
ロシアさんが私の隣に座り、私を真剣な顔で見てくる
ロシア
コメント
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ロシア…まとも?いやそんなわけねぇか~☆
初コメ失礼します!今日始めて見たんですけど好きすぎて全話見てしまいました、もぅ最高すぎて途中で鼻血が出てしまいました続き楽しみにしています!頑張ってください!
🇨🇳さん🇷🇺に粛清されちゃったのか…バチ当たったんでしょうね…🫣🫣 圧倒的🇷🇺の彼氏&優男感…!大切な子には優しく接するタイプなのか?!好き❤❤これだから🇷🇺は大好きなんですよぉぉ