龍(りゅう)
氷花(ひょうか)
煌めいて消えてったひとひらの恋の結末は
彼目線
落っこちてくような心地がしたのは
医者
医者
医者
龍(りゅう)
医者
氷花(ひょうか)
龍(りゅう)
氷花(ひょうか)
目があった
氷花(ひょうか)
彼女はわかっていたような顔をする
目と目が合った時でした
ほんの一瞬のこと
数ヶ月後…
きっと困らせちゃうでしょ
氷花(ひょうか)
全部伝えてしまえば
氷花(ひょうか)
崩れていくものばかりが頭をめぐるめぐる
君を愛おしく思うのは私じゃないかもと
どこかでずっと感じてるのに…
のぼせた頬を夜風に任せて冷やして
彼氏目線
煌めいて消えてった
龍(りゅう)
ひとひらの恋の結末は
痛いほど始めから決まっていたんだ
それでも君の横顔愛おしくなって
龍(りゅう)
浮かんだ二文字が駆けめぐる声に出来ず
両側目線
君が好き
それだけが
嘘のない私(僕)の気持ちで
痛くても
分かっていも
変わりはしないんだ
氷花(ひょうか)
龍(りゅう)
龍(りゅう)
氷花(ひょうか)
苦しさも愛しさも全部君から貰えて良かった
忘れないよ日々を恋をした意味を
落っこちていくような心地がしたのは
何年か前
氷花(ひょうか)
龍(りゅう)
氷花(ひょうか)
目と目が合ったが時でした
龍(りゅう)
氷花(ひょうか)
氷花(ひょうか)
ほんの一瞬のこと
俺は医師に氷花のことを聞いた
そしたら氷花の使っていたベットの横のテーブルの中に
氷花が書いたであろう紙が一枚入っていた
龍へ 私を好きになってくれてありがとう 私も龍のことが大好きです 龍と一緒の日々はとても楽しかったです がんになった今は一緒にいる時間が減って しまったけれど私は退院出来ると信じています 私にたくさんの幸せをありがとう
最後に今までありがとう 大好きだよ。
という紙が出てきた
始めの思い出話の横に数字が書いてある
下にも書いてあったのでこれは多分書いた日付だと思う
上には今日の半年前くらいに書かれていて
少し震えているようなか細い字だった
下の「最後に〜」のところは付け足したような
決心がついたような強い字だった
俺はそれを見て一人でひたすら泣いていた
叶わなかったプロポーズ
俺は悔やみと悲しみが一気に込み上げてきた
氷花が亡くなったのは彼女の誕生日の7日前だった
彼女の誕生日に渡そうと思っていた婚約指輪
その婚約指輪を俺は彼女の仏壇にそっと置いた。
コメント
1件
おー👏すごい👍👍 というか、入り口が2個あるんだけどどっち?