TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
曲パロ集!

曲パロ集!

「曲パロ集!」のメインビジュアル

1

スパークル

♥

35

2022年10月26日

シェアするシェアする
報告する

龍(りゅう)

付き合ってください!

氷花(ひょうか)

龍ならいいよ

煌めいて消えてったひとひらの恋の結末は

彼目線

落っこちてくような心地がしたのは

医者

氷花さんなんですけど…

医者

がんが見つかりました。

医者

見つかるのが遅く、ステージ4まで行っています

龍(りゅう)

!?………

医者

生きていてもあと数年でしょう。

氷花(ひょうか)

そうですか……

龍(りゅう)

!?

氷花(ひょうか)

!?

目があった

氷花(ひょうか)

ニコ(*^^*)

彼女はわかっていたような顔をする

目と目が合った時でした

ほんの一瞬のこと

数ヶ月後…

きっと困らせちゃうでしょ

氷花(ひょうか)

(がんの進みが速いってお医者さんに…)

全部伝えてしまえば

氷花(ひょうか)

っッッッ……

崩れていくものばかりが頭をめぐるめぐる

君を愛おしく思うのは私じゃないかもと

どこかでずっと感じてるのに…

のぼせた頬を夜風に任せて冷やして

彼氏目線

煌めいて消えてった

龍(りゅう)

逝かないで!俺を置いて逝かないでっッ!

ひとひらの恋の結末は

痛いほど始めから決まっていたんだ

それでも君の横顔愛おしくなって

龍(りゅう)

っッッッ………

浮かんだ二文字が駆けめぐる声に出来ず

両側目線

君が好き

それだけが

嘘のない私(僕)の気持ちで

痛くても

分かっていも

変わりはしないんだ

氷花(ひょうか)

(^^)今までありがとう龍

龍(りゅう)

……嫌だよ。

龍(りゅう)

一緒にこれからも暮らすって決めたのにッ!

氷花(ひょうか)

龍の夢を叶えてあげられなくてごめんね

苦しさも愛しさも全部君から貰えて良かった

忘れないよ日々を恋をした意味を

落っこちていくような心地がしたのは

何年か前

氷花(ひょうか)

はぁ楽しかったー!

龍(りゅう)

それなら良かった(^^)

氷花(ひょうか)

いっしょにきてくれてありがとう!

目と目が合ったが時でした

龍(りゅう)

!?

氷花(ひょうか)

!?

氷花(ひょうか)

ニコ(^^)

ほんの一瞬のこと

俺は医師に氷花のことを聞いた

そしたら氷花の使っていたベットの横のテーブルの中に

氷花が書いたであろう紙が一枚入っていた

龍へ 私を好きになってくれてありがとう 私も龍のことが大好きです 龍と一緒の日々はとても楽しかったです がんになった今は一緒にいる時間が減って しまったけれど私は退院出来ると信じています 私にたくさんの幸せをありがとう

最後に今までありがとう 大好きだよ。

という紙が出てきた

始めの思い出話の横に数字が書いてある

下にも書いてあったのでこれは多分書いた日付だと思う

上には今日の半年前くらいに書かれていて

少し震えているようなか細い字だった

下の「最後に〜」のところは付け足したような

決心がついたような強い字だった

俺はそれを見て一人でひたすら泣いていた

叶わなかったプロポーズ

俺は悔やみと悲しみが一気に込み上げてきた

氷花が亡くなったのは彼女の誕生日の7日前だった

彼女の誕生日に渡そうと思っていた婚約指輪

その婚約指輪を俺は彼女の仏壇にそっと置いた。

loading

この作品はいかがでしたか?

35

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚