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小林 竜太
小林 竜太
第1話 【秘密が始まる10分前】
事の発端は夏休みの10日前
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
前田 昇太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
佐竹 蝶華
佐竹 蝶華
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
今日は授業の終わりに、全校集会があった
夏休みの注意事項や表彰等、まぁ良くある集会だ
全校生徒が集まる体育館は暑いし俺は集会が嫌いだけど、唯一うちの校長は話が短くて好感度が高い
俺はダルい集会を、後ろに居た昇太と話しながら何とか過ごした
そして俺たちは再び教室へ戻ってくる
部活には入っていないし、後は帰りの会やって帰るだけ!
と、思っていたのに...
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
中原 舞
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
前田 昇太
伊与田 千香子
前田 昇太
前田 昇太
小林 竜太
小林 竜太
前田 昇太
三好 貴文
小林 竜太
前田 昇太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
前田 昇太
前田 昇太
三好 貴文
前田 昇太
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
帰りの会が終わり、言われた通りにみよっちゃんの元へ向かう
何をさせられるのか分かんなかったし、とりあえず荷物とかは全部置いたままにした
前田 昇太
小林 竜太
小林 竜太
前田 昇太
中原 舞
伊与田 千香子
小林 竜太
田所 姫乃
小林 竜太
遠野 晴矢
遠野 晴矢
田所 姫乃
田所 姫乃
小林 竜太
小林 竜太
遠野 晴矢
田所 姫乃
小林 竜太
小林 竜太
うちのクラスは切り替えが早いなとつくづく思う
さよーなら!って言ってからものの5分くらいで教室には俺とみよっちゃんだけになった
田所さんと晴矢の姿を見送り、みよっちゃんの方に向き直る
小林 竜太
そこで俺は思わず口を閉じた
何故って、振り返ったらみよっちゃんと距離が近くて普通にビックリしたから
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
みよっちゃんはファイルやら書類やらを束ねて、スタスタと教室から出て行く
小林 竜太
俺も慌てて後を追いかけた
三好 貴文
小林 竜太
みよっちゃんに連れてこられたのは"資料室"と札の掛かっている部屋だった
プリント地獄の部屋って何だろう?と思って中へ入ると、目の前に広がる光景で全てを察した
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
長机にズラーッと並べられたプリントの山積み
正確な数は分からないけど、300枚?の山が1、2、3、4......20はあった
想像の遥か上を行く無理難題に、俺は驚くしかなかった
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
どうやらこの大量のプリントをホチキスで留めて、皆の敵を作るらしい
皆の敵は俺の敵でもある
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
ーガラガララッガタンッー
小林 竜太
小林 竜太
みよっちゃんが部屋から出るのを確認し、気合を入れて作業に取り掛かる
プリントにはページ数と①〜⑳の番号が書いてあったので、順番は分かりやすかった
端から1枚ずつ取っていき、20枚取ったら角を合わせてホチキスで留める
この単純作業が中々にダルい
小林 竜太
小林 竜太
開始10分で既に心折れそうになっていた
みよっちゃんが部屋を出てから5分くらい経つと、プリント地獄の部屋が涼しくなった
冷房はまとめて職員室で管理してるって聞いていたから、みよっちゃんが付けてくれたんだなと少し感動した
だがその感動も5分で過ぎ去り、シーンと静かな空間に居心地の悪さを感じて独り言を呟く
小林 竜太
小林 竜太
当然、呟いたって反応なんか何も返っては来なかった
手の動きは止めなかったけれど、そんなに作業が進む訳でもない
開始から30分経った頃には独り言も無くなり、愚痴の代わりにある考え事をしていた
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
黙々と作業をしながら、悩み事なんか無い俺は担任のプライベートを想像するとゆう事態に陥っていた
小林 竜太
小林 竜太
自分でそんな事思ってる俺も中々にヤバいって事に、この時は気付きませんでした
小林 竜太
小林 竜太
頭の中で"チュー"とゆう単語を出して、俺の手が止まる
何となく、自分の唇を指でなぞった
小林 竜太
小林 竜太
少しボーッとし、ハッと我に返る
小林 竜太
止めていた作業を再開した
顔が熱いのが自分でも分かる
思春期とはいえ、男の担任のキスなんか想像する奴があるか
俺はブンブンと頭を振ってリセットさせた
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
ホッチキスを机にガンッ!と置き、近くの椅子に座った俺は両手で顔をぶにぃっと挟んだ
ーガララッー
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
まだ1時間も経ってないのに、みよっちゃんが帰ってきた
しかもさっきの叫びを聞かれていた様で、みよっちゃんはニヤニヤしながらプリント地獄の部屋に入ってくる
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
みよっちゃんは部屋の扉を閉め、ネクタイを緩めると俺の隣の椅子にドカッと豪快に座った
俺に向けるその顔が、俺には悪魔が微笑んでる様に見えた
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
もう俺は動揺しまくって、咄嗟に口から嘘が出てしまった
三好 貴文
小林 竜太
そして呆気なくバレた
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
俺はビシバシとみよっちゃんの肩を叩く
みよっちゃんはめちゃくちゃ面白がって、ニヤニヤ顔を中々辞めない
ケラケラと笑うみよっちゃんに、肩を叩く手をパッと掴まれそこから動かせなくなってしまう
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
全然みよっちゃんの手を振り解けなくて、俺は必死すぎて油断してたんだ
だから、呼ばれて顔を上げた時
目に映ったみよっちゃんがいつもと違って
大人の男に見えたんだ
三好 貴文
小林 竜太
三好 貴文
小林 竜太
小林 竜太
俺の口から今日一デカい声が出たのは言うまでもない
【ムードメーカーだって恋をするっ!】 第1話 〜fin〜
コメント
35件
>杏璃 だー!! イケないこだァ!!