テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
15,923
84
262
コメント
3件
おお、これは…! 国擬人化ものってやつか!? 「ちびっこ」の日帝が、孤児みたいな状況から必死に這い上がって、ついに清に立ち向かうまでの流れ、めちゃくちゃ熱かったわ🔥 弱さを認めた上で「舐められたままは嫌だ」って決意するのが、もう少年漫画の主人公みたいでグッと来た。 アメリカの「死ぬなよ」とか「思ってたより骨がある」とか、遠くから見守る存在として絶妙に決めてて、そこも含めて世界観に引き込まれた。 次、どうなるんだろう…マジで続きが気になる!
桜華
桜華
桜華
桜華
桜華
長く国を支え、守ってくれた
「江戸」が亡くなった
日帝
残されたのは、 まだ国の広さも
ルールもよく分からない
小さな引きこもりの子ども
ーー日帝
周りを見渡せば、 怪物のような大国ばかり
外交の席に座らされても
難しい言葉や冷たい視線に圧倒され
震えることしかできなかった
日帝
周囲の国がひそひそと笑い、
心が傷ついていく日帝
アメリカ
日帝
しかし ただ一国、アメリカだけは違った
独立当時の、 必死で孤独だった
そんな自分と重ねているのだろうか
アメリカは遠くから、心配そうに
だけど温かい目で日帝を見つめ、
心のなかでつぶやいた
アメリカ
日帝
アメリカ
その視線に気づいているのか いないのか
日帝は必死だった
日帝
生き残るため、舐められないために
毎日ボロボロになりながらも勉強し
新しいことを知っていく
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
その成長スピードは、 周囲の大国が目を見張るほど
凄まじいものだった
少し時が経ち
日帝はついに、自分の意志で
最初の一歩を 踏み出すことを決意する
日帝
それは、大人の世界へ初めての反抗
――日清戦争の幕開けだった
周囲の大国たちがせせら笑う中
日帝は静かに、 けれど硬い決意を胸に
前を見据えていた
対するは、アジアの巨大な主である
「中国(清)」
日帝
中国
生き残るために必死で学び、 蓄えた力を生かし
「戦う」
その戦いぶりは、荒削りながらも
凄まじい執念に満ちていた
中国
日帝
大怪我を負い、 泥まみれになりながらも
決して視線を逸らさずに 立ち向かっていく姿は
もはや 「頼りない子ども」
のものではなくなっていた
それの様子を遠くから眺めていた アメリカは
ハラハラしながらも、 どこか誇らしげにフッと笑う
アメリカ
アメリカ
アメリカ
かつて自分が 強大な国に立ち向かった時のように
必死で己の未来を掴もうとする 日帝の姿に
アメリカは確かなエールを送っていた
そしてーー激闘の末
日帝
日帝は奇跡的な勝利を収めた
息を切らし、傷だらけの体で 立ち尽くす日帝
彼はまっすぐに、
ずっと自分を暖かい目で 見守ってくれていた
アメリカの方を振り返った
日帝
日帝
心の中から出たその言葉。
少し胸を張りながら
少年のような純粋な期待を込めて
すると
アメリカ
口の動きから、そう
言っているように見えた
心の底から言葉にできない 何かが湧き上がった
しかし、その瞬間
日帝が手にした勝利の大きさと
その成長の速さに
周囲の国達の空気がピリリと変わる
アメリカの瞳にも
純粋な「応援」とは違う
なにか小さな、 冷たい「警戒」の光が
ほんの一瞬だけ、混ざり始めていた
それに日帝が気づくより速く、
大国たちの「理不尽」が
最初の手のひら返しとなって、 彼に襲いかかろうとしていた――
桜華
桜華
桜華